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はじめに |
NTの、知ってるとちょっと便利、友達に自慢できてちょっと嬉しい(?)小技やコマンドラインツールをご紹介しましょう。
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ネットワーク |
まずは、ネットワークがらみのお話から。 NTでは、ディレクトリをアクセス権を指定しつつ公開することが出来ます。 公開したディレクトリ(=シェアと呼ばれる)は、アクセス権に基づき、他のNTや95からアクセスすることが出来ます。 デスクトップにある「ネットワークコンピュータ」アイコンや、NTエクスプローラを使えば、マウスクリックだけで 他マシンのシェアにあるファイルやサブディレクトリをアクセスすることが出来ます。
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UNC |
このように、シェア上に公開されているファイルやディレクトリは、UNCと呼ばれる形式で、コマンドラインから直接アクセスすることが出来ます。UNCは \\マシン名\シェア名\パス\ファイル名 という形式です。例えば、jupiterというマシン名の、cdromというシェアのapp\readme.txtにアクセスするには、次のように指定します。 \\jupiter\cdrom\app\readme.txt
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公開されているシェアを調べる |
公開されているシェアは、net view で調べることができます。 D:\>net view \\jupiter Shared resources at jupiter Share name Type Used as Comment ------------------------------------------------------------------------------- cvsroot Disk cdrom Disk The command completed successfully. net share コマンドを使うと、シェアの作成・削除ができます。 蛇足ですが、作成するときには、セキュリティ設定をお忘れなく…。 なお、シェア名の末尾に "$" を付けると、net view では見られなくなります。 アクセス制限はしないが一般多数に見せたくはないシェアは、一覧から隠すことができます。
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ドライブ名を |
NTには、昔ながらのファイルマネージャも用意されています。コマンドプロンプトや、スタートメニューの ファイル名を指定して実行...でwinfileとたたいてリターンキーを押せば、 あら懐かしや、ファイルマネージャが起動します。
公開されているシェアには、DOS時代からおなじみの、ドライブ名を割り当てることが出来ます。
GUIのツールとしては、winfileがこのために使えます。
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ドライブ名を割り当てる
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(追記) 上記の WinFile は、XP では存在しません。 しかし、Explorer の、"Tools" "Map Network Drive..." からドライブに割り当てられるようになっています。
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NET |
ドライブの接続のために、いちいちWinFileを起動するのは結構面倒です。 というわけで、コマンドラインから使えるツールのお話。 コマンドプロンプトからドライブの接続を行うには、NETコマンドを使います。 まずは、シェアの接続。これが最も簡単な書式です。 net use \\jupiter\cdrom これで、そのシェアに接続することが出来ました。でも、これだけでは何が嬉しいのか良く分かりませんね。 それは、すぐ後で出てくるユーザ名・パスワードの指定が出来る利点があるわけです。 次に、ドライブを割り当ててみます。 net use x: \\jupiter\cdrom これで、\\jupiter\cdromにX:ドライブが割り当てられました。 ドライブを指定せず、適当なドライブをOSに選んでもらって接続することも出来ます。 net use * \\jupiter\cdrom たいていは、あいている中で最も若いドライブ名が選ばれるようです。 さて、場合によっては、他の部署のドメインのシェアなど、現在のユーザ名・パスワードではアクセスできないものがあります。 そのような場合、ゲストアクセス権をもらってゲストとして、あるいはそのサーバで登録されているユーザとして シェアにアクセスすることが出来ます。 net use * \\jupiter\cdrom /u:other-domain\user-name * 最後に*を指定すると、パスワードを聞かれます。
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ドライブ名を指定しない |
ドライブ名を指定しないと("*"を use の後に付けない)、そのマシンへのアクセスを、ユーザ名・パスワードを指定して確保します。 これは、net use /d でアクセスを削除するまで確保されているので、 pushd / popd などを使ってドライブを一時的にマップするのが簡単になります。
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接続を調べる |
現在アクセスを明示的に確保しているマシンは、net use で調べることができます。 つながっていても、一時的に切断されているシェアは、Disconnected と表示されます。 D:\>net use New connections will be remembered. Status Local Remote Network ------------------------------------------------------------------------------- OK S: \\jupiter\cvsroot Microsoft Windows Network OK X: \\jupiter\cdrom Microsoft Windows Network OK \\jupiter\IPC$ Microsoft Windows Network Disconnected \\venus\IPC$ Microsoft Windows Network The command completed successfully.
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接続を切る |
不要になった接続は、net use /d で切ることができます。 D:\users\hirofumi\www\nt>net use \\mars The command completed successfully. D:\>net use New connections will be remembered. Status Local Remote Network ------------------------------------------------------------------------------- OK S: \\jupiter\cdrom Microsoft Windows Network OK X: \\jupiter\cvsroot Microsoft Windows Network OK \\jupiter\IPC$ Microsoft Windows Network OK \\mars\IPC$ Microsoft Windows Network Disconnected \\venus\IPC$ Microsoft Windows Network The command completed successfully. D:\>net use /d \\mars \\mars was deleted successfully.
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ファイルの圧縮 |
Explorerからもファイルの圧縮はできますが、コマンドラインから行うほうが簡単で確実です。 コンソールウィンドウを開いて、compact /c /s と叩くと、カレントディレクトリ以下の全てのファイルを圧縮します。圧縮率もファイル毎に表示します。 すでに圧縮してあるファイルの圧縮率を表示するときは、単に compact と叩くと、それぞれのファイルと全体の圧縮率を表示できます。 |
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