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Windows2000/XPのショートカットキー

Last modified: Thu Mar 18 07:33:17 2004 PDT

一つ上へ

………または、Windowsキーボード派宣言(笑)。

Windowsは、もともと全ての操作がキーボードだけで可能なように設計されています(最近のアプリには、マウスがないとどうしようもないものもあります、勘弁してくれ〜)。ということで、 何らかの故障でマウスが使えな くなってしまった人(早くマウス買いなよ〜)、キーボードを叩くのが得意でマウスに手を伸ばしたくない人、ノートパソコンのタッチパッドがうまく操れない人……。等々思い当たる症状がおありなら、ここらでキーボード だけでWindowsがどこまで使えるか、試してみませんか。

ということで、ここで紹介するのは Windows2000で使えるショートカットキーです(他のWindowsでも殆どのショートカットは使えますけど)。古いキーボードでも使えるよう、Windowsキーを使わないものを紹介しています。

なお、プログラムを書く立場から言うと、正確には「ショートカットキー」「アクセラレータ」「ホットキー」などと分類が分かれるのですが、ここでは全部「ショートカットキー」で統一しました。あしからず…。

まだまだ紹介しきれていないキーコンビネーションがあるので、順次内容を増やしていきます。

基本

Altを押して離すと、 フォーカスはメニューへ移動します。そこから矢印キー左右でトップレベルメニューの移動、上下矢印キーでメニュー項目の移動になります。サブメニューのある項目では、右矢印キーでサブメニュー を開きます。 なお、Altの代わりにF10を押してもメニューへフォーカスが移ります。

メニューの後ろに、「ファイル(F)」などと表示がある場合、Alt+F でメニューを開くことが出来ます。

メニュー項目に、「開く(O)...」のような"..."がある場合、モーダルダイアログが開くことを示しています。さらに、「開く(O)... Ctrl+O」のようにキーのコンビネーションが記載されている場合、Ctrl+O がショートカットキーになります。

ダイアログでも、アンダーラインのついた文字をAltと一緒に押すことで、そのコントロールにすばやく移動できます。

普通のショートカットキー

アプリケーションの切り替え

Alt+TAB
Windowsのショートカットキーで最も使われるものは何か、というと、私はこれを一番に挙げます。
Alt+TAB を押すと、小さなウィンドウがデスクトップの中央に現われ、Altを押したままTAB キーを次々と押すことで目的のアプリケーションを選択します。Altキーを離せば、 そのアプリケーションがフォアグラウンドに 出てきます。
Alt+TABをつい押しすぎて目的のアプリケーションを通り過ぎてしまったら、 Alt+Shift+TAB で逆方向のアイコンを選択します。

アプリケーションを閉じる

Alt+F4
アクティブなアプリケーションを閉じます。ものによっては、変更をセーブするかどうか聞いてきます。
コンソールではAlt+F4が効かないので、システムメニューとの複合技を使って、Alt+Space、C

子ウィンドウを閉じる

Ctrl+F4
MDIアプリケーションで有効です。

システムメニューを出す

ALt+Space
システムメニューからは、ウィンドウの移動、サイズ変更、最大化・最小化・元に戻すなどが選べます。 たとえばウィンドウの移動は、 Alt+Space, M で移動を選んだ後、カーソルキーで移動させることが出来ます。

ダイアログでコントロール間の移動

TAB
Windowsでの移動の基本はTABキーです。 Shift+TAB で、逆順に移動します。

プロパティシートの移動

Ctrl+TAB
逆方向の移動は、 Ctrl+Shift+TAB です。

1文字削除

キャレットの左の文字を削除するには、 Ctrl+H が使えることがあります。不幸にも、Windows標準で Ctrl+H が置換のショートカットにされてしまったことが影響し、使えないこともあります。Windows 2000のメモ帳がその一例ですが、キーボード使いにとっては、はた 迷惑なショートカットキーです。

コンテクストメニューを出す

Shift + F10
マウスの右クリックで出てくるメニューと同じメニューが開きます。

スタートメニューを出す

Ctrl+ESC
ファイル名を指定して起動、をすばやく出すには、 Ctrl+ESC, R です。 コントロールパネルをすばやく開くには、 Ctrl+ESC, S, C とタイプします。
タスクバーや、タスクトレイ(小さなアイコンが並んでいるところ)へアクセスするには、Ctrl+ESC でスタートメニューを出し、ESCで閉じ、TABを何度か押します。項目間の移動は、左右の矢印キーで行います。
デスクトップアイコンへすばやくアクセスするには、Ctrl+ESC、ESC、Shift+TAB を押します。アイコン間の移動には、上下左右の矢印キーを使います。また、アイコンの頭文字をタイプすることで、すばやく目的のアイコ ンへ移動できます。目的のアイコンを選んだら、リターンキーで起動。Shift+F10 でメニューが出ます。

タスクマネージャを出す

Ctrl+Shift+ESC

セキュリティダイアログを出す

Alt+Ctrl+Del
このダイアログからコンピュータをロックするには、K をタイプします。シャットダウンダイアログを出すには、S をタイプします。

コントロールで使うキー

ドロップダウンコンボボックスを開く

Alt+下矢印キー 、または F4
ドロップダウンコンボの右にある矢印をクリックするのと同じ動作です。

連続した項目を選択する

Shiftを押しながらマウスクリック、あるいはShiftを押しながら矢印キー

離れた項目を選択する

Ctrl+Space あるいは、Ctrlキーを押しながらマウスクリック。ShiftとCtrlキーの複合技もあります。

単語単位で移動する

Ctrl+右 または 左矢印キー
エディットコントロールでは、空白で区切られた単位で(または日本語部分なら一文字ずつ)移動します。 インターネットエクスプローラ5.xのアドレス入力では、URLの区切りの良いところへ移動します。

先頭へ移動

HOME
エディットコントロールでは、Shiftキーを押しながらキャレットを移動させると、選択範囲が設定できます。
複数行エディットコントロールでは、HOMEキーは各行の先頭へキャレットを移動させます。文書の先頭へ移動するには、 Ctrl+HOME です。

最後へ移動

END
同様に、文書の末尾へ移動するには、 Ctrl+END を使います。

リストボックス、コンボボックス、リストビュー、ツリービューなどの一覧表示のコントロールでは、選択項目の綴りをタイプすることで、その項目へすばやく移動することが出来ます。

結構一般的に使えるアプリケーションのショートカットキー

アプリケーションに依存しますが、結構一般的に使えるショートカットキー。

ヘルプの表示

F1
ちょっと古めのアプリケーションでは、Shift+F1 で状況に応じたヘルプが表示できることがあります。

コピー

Ctrl+C または Ctrl+Insert

ペースト

Ctrl+V または Shift+Insert

カット

Ctrl+X または Shift+Delete

削除

DEL
エクスプローラで、ごみ箱へ捨てるのではなく完全に削除する場合は、 Shift+DEL を使います。

全て選択する

Ctrl+A

やり直し(アンドゥ)

Ctrl+Z
または、 Alt+Backspace

やり直しのやり直し(リドゥ)

Ctrl+R

直前のコマンドの繰り返し

Ctrl+Y
Excelで、行や列の挿入を繰り返すときに便利です。

文字の選択

Shift+カーソルキー

エクスプローラ、インターネット エクスプローラ系のショートカットキー

表示を更新する

F5 または Ctrl+R
エクスプローラのフォルダ表示や、インターネットエクスプローラのWebページ表示で使えます。

アンカー(リンク)の移動

Tab 逆方向は Shift+Tab
Windowsでの移動の基本ですね。

フレームの切り替え

Ctrl+Tab 逆方向は Ctrl+Shift+Tab
スクロールなどはアクティブなフレームに対して効きますから、必要に応じてフレームを切り替える必要があるのです。

前/次のページへ

Alt+左矢印キー、Alt+右矢印キー
IE、エクスプローラ、Netscape Navigatorで使えます。
Backspace
IE では Backspace でも前のページへ戻ることができますが、フォームなどのエディットフィールドにフォーカスがある場合には使えません。 Shift+Backspace では、次のページになります。

スクロール

PageDown または Space

バックスクロール

PageUp または Shift+Space

ホームを表示

Alt+Home

アドレスバーへの移動

Alt+D
よーく見ると、Dって書いてあるでしょ、ラベルに。

Explorerで、ファイル名の変更

F2
Excelでは、セルの編集になります。

エクスプローラで、ひとつ上のフォルダへ移動

BackSpace
これって、IEでは一つ前のページに戻るショートカットです。 ちとごちゃごちゃしていますね。

MSDNビューア:目次内の次のページへ

Alt+下矢印キー
MSDNの ビューア で使えます。前のページは、 Alt+上矢印キー

MS IME-2000のショートカットキー

ここで紹介するキーは、もともとATOK(6?7?)で採用されたと記憶しています。
MS IME2000のキーアサインはカスタマイズ可能なので、お使いのものとは一致しないかもしれませんが、 デフォルトで使える、案外知られていないショートカットキーを紹介します。

カタカナに変換

Ctrl+I
「あいう」と打った後にCtrl+Iを押すと、「アイウ」に変換されます。

ひらがなに変換

Ctrl+U 「アイウ」の状態で Ctrl+U を押すと、「あいう」に変換されます。

半角に変換

Ctrl+O

英数字に変換

Ctrl+P
例えば、「ぜんかく」と打った後にCtrl+Pを押すと、「zenkaku」に変換されます。

一文字削除

Ctrl+H
これ、私が最も頻繁に使うキーかもしれません。

全文確定

Ctrl+M もともと、Ctrl+M にはEnterキーと同じ意味合いがあります。 Ctrl+M は、Ctrl+H と並んで私が最も頻繁に使うキーでしょう。

ここからは、ATOK互換にしたときのショートカットキーです(MS-IME 2000のデフォルトもこの通りかもしれない)。

未変換時にキャレットを移動する

Ctrl+K (左移動)、 Ctrl+L (右移動)

(変換キーを叩いた後)文節の長さを調節する

Ctrl+K (短くする)、 Ctrl+L (長くする)

変換中の文節のみを確定する

Ctrl+N

直前に確定した文字列を再変換する

Alt+Backspace
エディタなどによっては、使えないこともあります。また、確定した後に一文字でも入力してしまうと使えません。

ターミナルサーバ

ターミナルサーバのクライアントで使えるホットキーです。代表的なものだけを挙げています。詳細は、クライアントのシステムメニューからヘルプを見てください。

アプリケーションの選択

Alt+PageUp , Alt+PageDown
Alt+TAB はこっち側のWindowsに食べられてしまいます。代わりに、Alt+PageUp / PageDown を使います。

スタートメニューの表示

Atl+Home

セキュリティダイアログの表示

Ctrl+Alt+End
フルスクリーンにしていようが、通常の Ctrl+Alt+Delはこっち側のクライアントにどうしても食べられてしまうので、このシーケンスを使います。

コンソールのショートカットキー

どれもシステムメニューから選択します。

貼り付け

Alt+Space, E, P
面倒そうですが、慣れると連続してキーを繰り出すことが出来ます。最初のAlt+Spaceで、Spaceが入りにくいキーボードがあるので、ちょっと注意が必要

スクロールモード

Alt+Space, E, L
スクロールモードに入ったら、上下の矢印キー、PageUp / PageDown でスクリーンバッファをスクロールできます。ESC キーで、スクロールモードを脱出します。

Windows NT/2000のコンソールウィンドウでは、編集に便利な特殊キーがサポートされています。詳しくは、Windows NTのコンソールを見てください。

ダイアモンドカーソル

おまけ。歴史的かなづかいとも呼べる(?)、ダイアモンドカーソルの定義です。 記憶に頼っているので不正確かつ網羅的ではありませんが…。

基本カーソル移動

ダイアモンドカーソルは、S D E X というひし形をなすキーを主に移動に使います。 直感的でわかりやすく、一時期のPC向けエディタはこぞってダイアモンドカーソルを採用していました。 そもそもの出所は WordStar というワープロだったと思うんですが、こんどちゃんと確認してみよう…。

左移動

Ctrl+S

右移動

Ctrl+D

上移動

Ctrl+E

下移動

Ctrl+X
以上のキーが、いわゆる「ダイアモンド」な配列になっているわけです。 ここから先は、ちょっとその拡張というか。

単語単位の左移動

Ctrl+A
S よりも遠い A が、単語単位の移動に用いられるということです。

単語単位の右移動

Ctrl+F
これも同じく、D の外側にある F は単語移動になるわけ。

ページアップ

Ctrl+R
上移動の E よりもちょっと遠いキー R がページアップです。

ページダウン

Ctrl+C
同じく、下移動の X よりも少し遠いキー C がページダウンです。

拡張カーソル移動(2ストローク)

ダイアモンドカーソルでは、より大きくカーソルを移動するために、2ストロークのシーケンスを使います。

行頭へ移動

Ctrl+Q、Ctrl+S

行末へ移動

Ctrl+Q、Ctrl+D

画面の最上段へ移動

Ctrl+Q、Ctrl+E

画面の最下段へ移動

Ctrl+Q、Ctrl+X

ファイルの先頭へ移動

Ctrl+Q、Ctrl+R

ファイルの末尾へ移動

Ctrl+Q、Ctrl+C

vi

さらにおまけ、vi の基本カーソル移動コマンド。

カーソル移動

カーソル左、下、上、右

hjkl
n行下へ移動するのは、nj。 例えば4行下へ移動するのは、 4j 。 数字のプレフィクスは、viのコマンドに原則あてはまる。

単語右

w

単語左

b

行頭

0

行末

$

スクロールアップ

Ctrl+E
半ページアップは、 Ctrl+D

スクロールダウン

Ctrl+Y
半ページダウンは、 Ctrl+U

画面一番上

H(大文字)

画面一番下

L(大文字)

インサートモードで、オートインデントがオンの時にタブひとつ分戻す

Ctrl+D

とりあえずこんなところで。

困ったときは…

何かの拍子に、ウィンドウが完全に画面の外へ出てしまうことがあります(ターミナルサービスとマルチモニタの組み合わせで起きたりします)。 画面にないものはマウスで移動できません。 キーボードショートカットが一番生きる局面かも知れません(笑)

まず、タスクバーからでも Alt + Tab からでもいいので、お目当てのウィンドウをフォアグラウンドにします。 そのうえで、 Alt + Space M をタイプし、ウィンドウの移動モードに入ります。 入ったらすぐに 矢印キー のどれかを押して、キーボードによる移動を開始します。 一度ちょん、とキーを押すだけでオッケーです。 その上でマウスカーソルを動かしてみてください。 あら不思議(笑)、ウィンドウが急に画面内に現れてきたでしょう?

覚えておくといざというときにパニックに陥らなくてすみます。 一度お試しあれ。

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