[DOSの歴史セミナ附録]

〜 Digital Researchの歴史 〜

初版: 1997年 5月11日
最終更新: 1999年10月 5日
by Altair☆

CP/M-86やDR-DOSを開発販売していたDigital Researchは、どんな製品を作っていたのでしょう。簡単に年表にまとめてみました。

1975(Digital Research設立)
1987CP/M
1980MP/M
1982Concurrent CP/M
1984DOS Plus
Concurrent DOS
1985FlexOS
GEM (GUI環境)
1988DR DOS
X/GEM (GUI環境)
1992DR DOS/V
(Novellによって買収)

GEMは、日本市場では見かけませんでしたが、軽くテキパキと動かせるGUI環境で、海外では、電子手帳やモバイル環境に広く使われています。ターゲット市場の点で、Windows CEの先輩と言うこともできます。DR DOS 6.0のViewMAXのGUIは、雰囲気がGEMに似ていると感じたのは、たぶん私だけではなかろうと思います。

FlexOSは、POSやFA、レストランの注文ターミナルなどembeded分野に広く使われ続けています。

Digital Researchが開発した様々な技術は、Novellによって買収された後に、更にCaldera Thin Clients、Lineoと引き継がれ、現在も改良やサポートが続けられているようです。


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