Version 2.13
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ツリーの深い所にあるフォルダを開くためのツールです。
例えば、あるフォルダを開こうとする時に、そのフォルダがツリーのどの子、孫、曽孫…なのかわからなくなってしまうことがしばしばあります。このpmacdは、そんな時に役立つ…かも知れない…ツールです。
pmacdは、以下のふたつの条件を満たしているOS/2 PM環境で動作します。
- tcl 7.5 / tk 4.1以降の、tcl/tk for OS/2 PM*1がインストールされていること
- OS/2 Warp用acd 2.13以降*2がインストールされていること
備考
- *1
- tcl/tk for OS/2 PMの最新版は、http://hobbes.nmsu.edu/や、そのミラーサイトで探してください。但し、現在のpmacdは、将来にOS/2環境用にも移植されるであろうtcl 8.0 / tk 8.0以降への対応には配慮していません。
- *2
- OS/2 WARP用acdは、http://www.vector.co.jp/authors/VA000199/os2/index_ja.htmlで公開しています。
インストーラは用意していません。手作業でインストールしてください。WARP 4環境での手順例を以下に記します。
- 前提環境を満たしている事を確認。もし何か不足しているなら、それをインストール。
- このアーカイブに含まれるpmacdを適当なディレクトリに置く。
- デスクトップ上の「OS/2 システム」→「テンプレート」フォルダを開く。
- 「プログラム」テンプレートをpmacdを登録したいフォルダにドラッグ。
- 右図に従ってプログラムのプロパティを設定。
- パスおよびファイル名:
- tcl/tk for OS/2 PMのwishへのパスを指定
- パラメータ:
- pmacd
- 作業ディレクトリ:
- pmacdを置いたディレクトリ名
- タブをクリックし、タイトルを「pmacd」と設定。
- 「pmacd - プロパティ」ウィンドウを閉じれば、pmacdのインストールはおしまいです。
- ダウンロード (25 KB):
-
- ftpでのダウンロード
(推奨; クリックすると適当なftpサーバにリダイレクトされます)
- http://www.vector.co.jp/ftptx/pack/os2/util/file/pmacd213.tgz
- httpでのダウンロード
- http://download.vector.co.jp/pack/os2/util/file/pmacd213.tgz
- 解凍方法:
- tar zxvf pmacd_2.13.tar.gz
(解凍にはgnutarとgzipが必要です)。
pmacdを起動すると右のようなウィンドウが開きます。
開きたいディレクトリ名の一部をキー入力し、ボタンを押すと、pmacdは幾つかの候補を表示します。左図は、その実行例です。
表示されている候補の中から開きたいディレクトリを選んでクリックすれば、pmacdはそれを開きます。
pmacdのウィンドウはディレクトリを開いた後もそのまま残りますから、他の候補のディレクトリを開いたり、違う条件でサーチしなおしたりできます。
pmacdのウィンドウの大きさは、表示されるディレクトリ候補の数やメッセージによって変化します。但し、マウス操作やAlt+F8とカーソル・キーの操作などによって、ユーザがウィンドウの大きさを意図的に変えた場合には、その大きさに固定されます。
ボタンを押せば、表示されている候補やメッセージを消せます(右図)。
pmacdは、tcl/tkのウィンドウ・シェル(wish)のスクリプトで、ディレクトリ検索そのものは予めインストールしておかねばならないacdの機能を利用しています。
Searchボタンが押されると、このスクリプトはacdを起動し、その出力をパイプで取り込み、それを候補として、フラットなボタンで表示します。候補のボタンが押されると、acdの隠し機能を使って選択されたディレクトリをデスクトップに開きます。この隠し機能のソースは、acdのパッケージとしてアーカイブしてあるopenfld.cです。このソースコードに於て、WinOpenObject (hObject, OPEN_DEFAULT, FALSE);を2回実行し、2回目の最後のパラメタをTRUEにしたかったのですが、wishからexecをかけると何故かハングしてしまいます。うまく解決できる方法を御存じのかたは、是非、作者までe-mailください。
今回配布のpmacdには、幾つかの問題点が残っています。
- ひとつの候補ディレクトリを複数回クリックすると、同じディレクトリが幾つも開いてしまいます。原因はわかっているのですが、それを対策すると別の問題が発生します。そちらの原因は不明なので、弊害の少ない現在の複数オープン・バグの方を残してあります。
- 他のプロセスでacdが-sオプション付きで働いている時には、pmacdのSearchを実行するとtcl/tkのエラーが出てしまいます。原因はわかっているので、次のバージョンでは修正するつもりです。
- 仕様として、ディレクトリ・データベース構築(acdの-sオプション)機能はあった方が便利だろうとは思ってはいるのですが未実装です。ディレトクリ構成を変更した場合には、ディレクトリ・データベースの再構築が必要ですが、そのためには、-sオプション付きのacdをOS/2コマンド・プロンプトで実行しなければなりません。詳しくは、acdのドキュメントを参照してください。
- pmacdは日本語には配慮していません。(表示は偶然にできているようですが、それを選択して開こうとするとエラーになることがあります)。
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