redlong.cmd - Version 0.33 Copyright (c) 1995, 1997-1999 by Altair☆ All rights reserved. ○ 概要 redlong.cmdは、ディレクトリを走査し、ファイルやサブディレクトリから無 意味な.LONGNAME拡張属性を消去します。ここで言う無意味な.LONGNAME拡張属性 とは、ファイルの実名と一致した値の.LONGNAME拡張属性のことです。 WPS (Work Place Shell)でファイル操作した時や、拙作lnd.cmdは、ファイル 名と同じ .LONGNAME拡張属性をファイルに付けてしまいます。これは実害はあり ませんが、なんとなく気持悪いと思った時に使うソフトウェアです。 また、HPFSフォーマットされたリムーバブル・ディスクに、WPSを使ってファ イル・コピーなどの操作をすると、そのドライブはロングネームをサポートして いるにも拘らず、実名がDOS 8.3形式に短縮されてしまうこともあるようです。 .LONGNAME拡張属性の値と、ファイルの実名が異なっている場合、実名の方を .LONGNAME拡張属性の値にあわせてrenameする機能(-n、-p)も持っています。 ○ 使い方 redlong -dnpr [ディレクトリ] 指定されたディレクトリにある全てのファイルを操作し、無意味な.LONGNAME 拡張属性を消去します。 ディレクトリが省かれた時は、カレント・ディレクトリを対象とします。 オプションは、ケース・センシティブです。 -d 操作対象のディレクトリにあるサブディレクトリも処理対象にします。 ディフォルトでは、ファイルのみが処理対象です。 -n サブディレクトリ(-d指定時)やファイルの実名が、.LONGNAME拡張属性 と異なっていたら、実名を.LONGNAME拡張属性に合わせるようにrename を試みます。(→ 注意事項を参照のこと) -p サブディレクトリ(-d指定時)やファイルの実名が、.LONGNAME拡張属性 と異なっていたら、プロンプトします。プロンプトに対する応答によっ て、処理が異なります。 応答 (ケース・インセンシティブ) Y 実名を.LONGNAME拡張属性に合わせるようにrenameを試みます。 N 何もしません。 E 実名はそのままで、.LONGNAME拡張属性を消去します。 S そのディレクトリの走査を終了します。(-rオプションが指示 されていれば、走査対象を次のディレクトリに移します)。 上記以外 何もしません。 -r サブディレクトリを再起的に走査します。 使用例: redlong -dpr F:/ redlong -n -p ○ 注意事項 -pオプションなしの-nオプションは、なにもプロンプトせずにファイルの実名 をrenameしてしまいます。これは、そのファイルを利用しているアプリケーショ ンにとっては予期しない結果を引き起こすことがありますので、十分に注意して ください。 このように、使い方を間違えると危ないプログラムですので、壊れてしまって も構わないファイルのみを作業ディレクトリに用意し、その作業ディレクトリを 対象に何回かredlong.cmdを使ってみて、このプログラムの働きを十分に理解す ることをお薦めします。 ○ その他 redlong.cmdの最新版は、このドキュメント末尾のURIで識別されるwebサイト にあります。 このプログラムは、Altair☆が自分で使うことを前提に作成したものであり、 Altair☆以外の誰かが、このプログラムの使用により何らかの損害を被ったとし ても、Altair☆は一切の責任を負いません。 転載・再配布条件は、GPL version 2に従います。GPLの詳細は、添付のCOPYING を参照してください。 Altair☆ (NBG01720@nifty.ne.jp) http://www.vector.co.jp/authors/VA000199/