更新日:2010/08/15
無用の長物だった(?)無変換キーを使い倒す

JCtrl

JCtrl (J-コントロール)は、日本語変換操作その他の文字編集操作を楽にする小物ソフトです。

JCtrlでは、キーボードのスペース・バーの横にある[無変換]キーを、[Ctrl]キーのように、あるいは親指シフトのように使います。

[Ctrl]キーを使ったカーソル移動、編集操作はパワーユーザの間で広く使われています。JCtrlでは、その使い勝手を[無変換]キーを使う事でさらに向上させようとするものです。

JCtrlの機能割り付けマップ

JCtrlでは下の図のように、[無変換]キーを押しながら該当するキーを押すことで、青字で書かれた機能が使えるようになります。JCtrlを使う事で、ホームポジションから手をずらさなくても済む機会が増え、キーボード操作が一段となめらかになることが期待できます。

Opt.1
Opt.2
Opt.3
Opt.4
Opt.5
Opt.6
Opt.7
Opt.8
Opt.9
Opt.10
PgUp
Tab
Home
S+←

S+→
End
Alt
^U
Tab/^I
^O
^P
PgDn
^BS



Del
BS
Esc
Undo
Menu

^S
^F
右クリック
拡張カット
^X
^C
^V
拡張貼付
窓切替
Enter
Redo
Start
Desktop

キー割当て一覧表

以下の説明では、たとえば[無変換]キーを押しながら[E]を押す操作であれば、
[無]+[E]というように表しています。

キー操作機能
(内部動作)
日本語IMEがOFFのとき日本語IMEがONのとき
[無]+[変換][半角/全角]日本語変換のON/OFF日本語変換のON/OFF
[無]+[1]OPT1ユーザ定義1
[無]+[2]OPT2ユーザ定義2
[無]+[3]OPT3ユーザ定義3
[無]+[4]OPT4ユーザ定義4
[無]+[5]OPT5ユーザ定義5
[無]+[6]OPT6ユーザ定義6
[無]+[7]OPT7ユーザ定義7
[無]+[8]OPT8ユーザ定義8
[無]+[9]OPT9ユーザ定義9
[無]+[0]OPT10ユーザ定義10
[無]+[Tab][PgUp]スクロールUpATOK:末尾1文字を確定
[無]+[Q][Home]カーソルを行の先頭に移動
[無]+[W][Shift]+[←]左側の文字選択MS-IME:文節長-1
ATOK:注目文節を前に移動
[無]+[E][↑][↑]ATOK:変換/前候補
[無]+[R][Shift]+[→]右側の文字選択MS-IME:文節長+1
ATOK:注目文節を後に移動
[無]+[T][End]カーソルを行の右端に移動ATOK:辞典検索窓表示
[無]+[Y][Alt]メニュー選択(未確定文字消去後)メニュー選択
[無]+[U][Ctrl]+[U]Word書式:下線MS-IME, ATOK:ひらがな
[無]+[I][Tab][Tab]:次のボックスに移動MS-IME, ATOK:カタカナ
[無]+[O][Ctrl]+[O]ファイルを開くMS-IME, ATOK:半角
[無]+[P][Ctrl]+[P]印刷MS-IME, ATOK:全角英数変換
[無]+[@][PgDn]スクロールDownATOK:先頭1文字を確定
[無]+[A]ATOK:確定アンドゥ
[無]+[S][←][←]MS-IME:前の文節へ
ATOK:文節長-1
[無]+[D][↓][↓]ATOK:変換確定し次の文節へ
[無]+[F][→][→]MS-IME:次の文節へ
ATOK:文節長+1
[無]+[G][Delete]Delete:削除
[無]+[H][BackSpace]前文字削除ATOK:前文字削除、変換取り消し
[無]+[J][Esc][Esc]キーの動作
中止・キャンセル
MS-IME:編集操作戻し
ATOK:全文字削除
[無]+[K][Ctrl]+[Z]Undo:元に戻す
[無]+[L][Ctrl]+[S]ファイルの保存
[無]+[;][Ctrl]+[F]検索
[無]+[Z][Shift]+[←], [Ctrl]+[X]直前文字切取り
[無]+[X][Ctrl]+[X]カット
[無]+[C][Ctrl]+[C]コピー
[無]+[V][Ctrl]+[V]貼付け
[無]+[B][Alt], [E], [S]Word, Excel:形式を選択して貼り付け
[無]+[N][Ctrl]+[Alt]+[Tab]ウィンドウの切り替え
[無]+[M][Enter]全文確定
[無]+[,][Ctrl]+[Y]Redo:やり直し
[無]+[.][Win]スタートメニュー
[無]+[/][Win]+[D]デスクトップ表示

ダウンロード

ダウンロード:jctrl01.exe(約250kB)

Windows上でJCtrlを使えるようにするソフトです。上記のファイルをダウンロードして実行すると、指定したフォルダに必要なファイルがインストールされます。(フォルダを指定しない場合はc:\JCtrlにインストールされます)

インストール方法

どこか適当なフォルダ(c:\JCtrlなど)に、JCtrl.exeとsetting.iniの2つのファイルを置くだけです。

通常は、上記のファイルをダウンロードして実行するとc:\JCtrlというフォルダが作られ実行プログラムがインストールされます。

起動後、タスクバーのアイコンを右クリックし、メニューから「スタートアップに登録」をクリックすると、Windowsにログオン後からJCtrlを使えるようになります。

使い方

インストールしたフォルダ内のJCtrl.exeを実行すると起動し、初期設定パネルが開きます。また、画面右下のタスクバー領域にアイコンが追加されます。

起動後の設定など、簡単な使い方とヒントはこちらのページにまとめています。

JCtrlの練習帳

実際にJCtrlを使いながら、主要なキー操作を試してみることができます。こちらのページでどうぞ。

更新履歴

2010/08/15  配布ファイルを自己解凍形式に変更(「JCtrlの練習帳」も追加)
2010/08/14  「JCtrlの練習帳」を追加。
2010/03/20  実装ソフトに合わせてマップ変更。最上段数字キーをオプション領域に。
2009/05/16  JCtrl+Aを確定アンドゥにすることを追加(旧版はこちら

Copyright K. Kimura (2010)
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