無用の長物だった(?)無変換キーを使い倒す
JCtrl
JCtrl (J-コントロール)は、日本語変換操作その他の文字編集操作を楽にする小物ソフトです。
JCtrlでは、キーボードのスペース・バーの横にある[無変換]キーを、[Ctrl]キーのように、あるいは親指シフトのように使います。
[Ctrl]キーを使ったカーソル移動、編集操作はパワーユーザの間で広く使われています。JCtrlでは、その使い勝手を[無変換]キーを使う事でさらに向上させようとするものです。
JCtrlの機能割り付けマップ
JCtrlでは下の図のように、[無変換]キーを押しながら該当するキーを押すことで、青字で書かれた機能が使えるようになります。JCtrlを使う事で、ホームポジションから手をずらさなくても済む機会が増え、キーボード操作が一段となめらかになることが期待できます。
Opt.1 1 |
Opt.2 2 |
Opt.3 3 |
Opt.4 4 |
Opt.5 5 |
Opt.6 6 |
Opt.7 7 |
Opt.8 8 |
Opt.9 9 |
Opt.10 0 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
PgUp Tab |
Home Q |
S+← W |
↑ E |
S+→ R |
End T |
Alt Y |
^U U |
Tab/^I I |
^O O |
^P P |
PgDn @ |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
^BS A |
← S |
↓ D |
→ F |
Del G |
BS H |
Esc J |
Undo Menu K |
^S L |
^F ; |
右クリック : |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
拡張カット Z |
^X X |
^C C |
^V V |
拡張貼付 B |
窓切替 N |
Enter M |
Redo , |
Start . |
Desktop / |
キー割当て一覧表
以下の説明では、たとえば[無変換]キーを押しながら[E]を押す操作であれば、
[無]+[E]というように表しています。
キー操作 | 機能 (内部動作) | 日本語IMEがOFFのとき | 日本語IMEがONのとき |
---|---|---|---|
[無]+[変換] | [半角/全角] | 日本語変換のON/OFF | 日本語変換のON/OFF |
[無]+[1] | OPT1 | ユーザ定義1 | |
[無]+[2] | OPT2 | ユーザ定義2 | |
[無]+[3] | OPT3 | ユーザ定義3 | |
[無]+[4] | OPT4 | ユーザ定義4 | |
[無]+[5] | OPT5 | ユーザ定義5 | |
[無]+[6] | OPT6 | ユーザ定義6 | |
[無]+[7] | OPT7 | ユーザ定義7 | |
[無]+[8] | OPT8 | ユーザ定義8 | |
[無]+[9] | OPT9 | ユーザ定義9 | |
[無]+[0] | OPT10 | ユーザ定義10 | |
[無]+[Tab] | [PgUp] | スクロールUp | ATOK:末尾1文字を確定 |
[無]+[Q] | [Home] | カーソルを行の先頭に移動 | |
[無]+[W] | [Shift]+[←] | 左側の文字選択 | MS-IME:文節長-1 ATOK:注目文節を前に移動 |
[無]+[E] | [↑] | [↑] | ATOK:変換/前候補 |
[無]+[R] | [Shift]+[→] | 右側の文字選択 | MS-IME:文節長+1 ATOK:注目文節を後に移動 |
[無]+[T] | [End] | カーソルを行の右端に移動 | ATOK:辞典検索窓表示 |
[無]+[Y] | [Alt] | メニュー選択 | (未確定文字消去後)メニュー選択 |
[無]+[U] | [Ctrl]+[U] | Word書式:下線 | MS-IME, ATOK:ひらがな |
[無]+[I] | [Tab] | [Tab]:次のボックスに移動 | MS-IME, ATOK:カタカナ |
[無]+[O] | [Ctrl]+[O] | ファイルを開く | MS-IME, ATOK:半角 |
[無]+[P] | [Ctrl]+[P] | 印刷 | MS-IME, ATOK:全角英数変換 |
[無]+[@] | [PgDn] | スクロールDown | ATOK:先頭1文字を確定 |
[無]+[A] | ATOK:確定アンドゥ | ||
[無]+[S] | [←] | [←] | MS-IME:前の文節へ ATOK:文節長-1 |
[無]+[D] | [↓] | [↓] | ATOK:変換確定し次の文節へ |
[無]+[F] | [→] | [→] | MS-IME:次の文節へ ATOK:文節長+1 |
[無]+[G] | [Delete] | Delete:削除 | |
[無]+[H] | [BackSpace] | 前文字削除 | ATOK:前文字削除、変換取り消し |
[無]+[J] | [Esc] | [Esc]キーの動作 中止・キャンセル | MS-IME:編集操作戻し ATOK:全文字削除 |
[無]+[K] | [Ctrl]+[Z] | Undo:元に戻す | |
[無]+[L] | [Ctrl]+[S] | ファイルの保存 | |
[無]+[;] | [Ctrl]+[F] | 検索 | |
[無]+[Z] | [Shift]+[←], [Ctrl]+[X] | 直前文字切取り | |
[無]+[X] | [Ctrl]+[X] | カット | |
[無]+[C] | [Ctrl]+[C] | コピー | |
[無]+[V] | [Ctrl]+[V] | 貼付け | |
[無]+[B] | [Alt], [E], [S] | Word, Excel:形式を選択して貼り付け | |
[無]+[N] | [Ctrl]+[Alt]+[Tab] | ウィンドウの切り替え | |
[無]+[M] | [Enter] | 全文確定 | |
[無]+[,] | [Ctrl]+[Y] | Redo:やり直し | |
[無]+[.] | [Win] | スタートメニュー | |
[無]+[/] | [Win]+[D] | デスクトップ表示 |
ダウンロード
ダウンロード: | jctrl01.exe | (約250kB) |
Windows上でJCtrlを使えるようにするソフトです。上記のファイルをダウンロードして実行すると、指定したフォルダに必要なファイルがインストールされます。(フォルダを指定しない場合はc:\JCtrlにインストールされます)
インストール方法
どこか適当なフォルダ(c:\JCtrlなど)に、JCtrl.exeとsetting.iniの2つのファイルを置くだけです。
通常は、上記のファイルをダウンロードして実行するとc:\JCtrlというフォルダが作られ実行プログラムがインストールされます。
起動後、タスクバーのアイコンを右クリックし、メニューから「スタートアップに登録」をクリックすると、Windowsにログオン後からJCtrlを使えるようになります。
使い方
インストールしたフォルダ内のJCtrl.exeを実行すると起動し、初期設定パネルが開きます。また、画面右下のタスクバー領域にアイコンが追加されます。
起動後の設定など、簡単な使い方とヒントはこちらのページにまとめています。
JCtrlの練習帳
実際にJCtrlを使いながら、主要なキー操作を試してみることができます。こちらのページでどうぞ。
更新履歴
2010/08/15 配布ファイルを自己解凍形式に変更(「JCtrlの練習帳」も追加)
2010/08/14 「JCtrlの練習帳」を追加。
2010/03/20 実装ソフトに合わせてマップ変更。最上段数字キーをオプション領域に。
2009/05/16 JCtrl+Aを確定アンドゥにすることを追加(旧版はこちら)
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