Last modified:2006/08/21
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・とりあえず書き始め(2006/08/21)、というか既存ページから拝借
比較的ユーザが多いと思われるかな漢字変換システムATOKでは、ローマ字カスタマイズの制限が多少あるものの、実用的レベルでACTを実装できます。以下にACTでの入力法を交えてカスタマイズ情報をまとめて公開します。
ATOK2006のローマ字カスタマイズの制限について、自分で試したり、ブログのコメントなどを参考にして分かったことをメモしておきます。(以下の内容は(株)ジャストシステムには未確認です。)
・ATOK2006になってもローマ字カスタマイズにまだ制限が多いため、フル実装にはこだわらず、実用性を重視したこぢんまりとしたカスタマイズを目指します。(ほとんど使わないような読みは定義しなくても実用上は何ら問題はありません)
・通常のローマ字綴りとの互換性にあまりこだわらないことにします。
たとえば、通常のローマ字綴りではYキーを使って拗音を作りますが、これはばっさりとやめます。拗音の打ち方はACT独特の(打ちやすい)ものだけとします。そのかわりYを二重母音「ui」キーとして使います
・Dvorak配列では母音キーの上段に句読点キーがあります。ということで涙をのんで「二重母音拡張」はあきらめます。
Dvorak配列ではそのままでも二重母音はとても打ちやすいのです。ただし「ui」だけは非常に打ちにくいです。ということでYを二重母音「ui」キーとして使うことにします。
また「よう」は非常に良く出てくる割には打ちにくいので、例外的に「yr」で打つようにします。
あとは、ほぼACT(下記の総合解説書)に準じてカスタマイズします。
基本的にはローマ字入力ですが、拗音や頻出文字列を速く楽に打てるように拡張しています。
母音キーのほかに図に示したキーが該当します。
特に「っ」は、通常のローマ字入力とは異なります。左小指上段キーを打つと一発で「っ」が入力できます。
各母音の下のキーを打つと、末尾に「ん」が付加された文字が入力できます。これを撥音拡張と呼んでいます。
カタカナで使う長音記号「ー」は右小指中段拡張位置のキーです。
カ行の文字やそれから始まる文字列を打つときは、[K]キーではなく、[C]キーを使います。図中濃い色で表しているのがはじめに打つキーです。
きゃ・きゅ・きょという「拗音」を打つときは、Cのあとに[拗]と書かれたキー(カ行ではCの左となり、人差し指でG)を打ってから、左中段の母音キーを打ちます。
[拗]と書かれたキーを付加した場合には、図の各のマス目の下の段に書かれた文字が入力できます。
たとえば
・CGA→きゃ
・CGK→きゅん
・CGR→きょく
この図では、撥音拡張の他にも、特殊拡張とよばれる頻出文字列の打ち方も示しています。たとえば上の図では、CBと打つと「かんがえ」と入力できることを示しています。
2006年8月20日(日)現在のカスタマイズデータを以下に置いておきます。ご自由にダウンロードしてご利用ください。出典を明記していただければ改変・再配布もフリーです。
ACT0820.TXT | ATOK2006ローマ字カスタマイズの[メニュー(M)▼]の「テキストファイルに出力...」を使って作ったファイルです。ATOKでは残念ながら、カスタマイズデータをテキストファイルに出力できるのにテキストファイルにもとづいてカスタマイズできない、という悲しい仕様になっています。 下記のスタイルファイルを使う前に、どんなふうにカスタマイズしているかをちょっと見てみたり、他のIME用のカスタマイズデータの参考として使ってください。 |
act0820.lzh | ATOK2006で使用できるカスタマイズ用ファイルです。 1.左記をダウンロード解凍してACT0820.STYというファイルをどこか適当なフォルダに保存します。 2.ATOK2006のプロパティを開き、[キー・ローマ字・色]タブを選択します 3.[追加]ボタンを押し、開いたシートで[既存のスタイルファイルの追加]を選び、スタイル名に「ACT」など適当にスタイル名を入力したら、その下のボックスに、保存しておいたACT0820.STYを指定(参照)し、[OK]を押します。 4.「スタイル一覧」に追加したスタイル名が表示されますので、それをダブルクリックしてスタイルを切り替えます。 |
(個人用途、参考用として使ってください。再配布(たぶん誰もしないだろうけど)はなるべく控えてください)