2010/10/30

覚えやすく打ちやすい「ぶりっこ入力」

パソコンのキーボードで日本語を入力する方法です。
iPhone、iPadでおなじみの「フリック入力」に似ています。
フリックぶりっ子しているので「ぶりっこ入力」と呼びます。

配列や打ち方については、予告なく変更することがあります。ソフトへの組み込み、再配布などをされる際は十分小注意ください。

このページの最後の方で、Google日本語入力用のカスタマイズファイルをダウンロードできます。

覚えやすい

打ちやすい

特に以下のような方におすすめです。

このページで、いますぐ体験

ページの下にキー配列の図と「ぶりっこ入力のお試し」エリアが表示されていると思います。そこのテキストボックスで、以下のようにしてぶりっこ入力を体験することができます。

以下の打鍵例のほかにも自由に打ってみてお試しください。

基本的な打ち方

右手で五十音の「行」に相当するキー(子音キー)を打ちます。 次に左手で母音に相当するキーを打ちます。

あ行は右手の【あ】キーを省略して、左手の母音キーだけを打ちます。(推奨)
画面下のキーボード図で、子音キーは水色、母音キーはピンク色で表示しています。

この図は、基本となる文字の配置を示しています。

「ん」の打ち方

右手中段小指「;」(セミコロン)の位置の【ん】キーを使います。

【例】
「たんさん」:【た】【A】【ん】【さ】【A】【ん】
「みんと」:【ま】【I】【ん】【た】【O】
「しんねん」:【さ】【I】【ん】【な】【E】【ん】

「っ」の打ち方

左手中段小指「A」の位置の【っ】キーを使います。

【例】
「ひっと」:【は】【I】【っ】【た】【O】
「あっ」:【A】【っ】

長音「ー」の打ち方

左手上段人差し指「T」あるいは右手上段「P」の位置の【−】キーを使います。

【例】
「しーと」:【さ】【I】【ー】【た】【O】
「あーっ」:【A】【ー】【っ】

濁音の打ち方

子音キーを2回連打してから母音キーを打ちます。点々(てんてん)のイメージです。

「ヴ」は、【あ】キーを2回連打して【U】キーを打ちます。

【例】
「ごま」:【か】【か】【O】【ま】【A】
「ばら」:【は】【は】【A】【ら】【A】

半濁音(小丸)の打ち方

【は】キーのあとで【。】キー(読点キー)を打ちます。

【例】
「ぱん」:【は】【。】【A】【ん】
「ぴんぽん」:【は】【。】【I】【ん】【は】【。】【O】【ん】

拗音の打ち方

以下の3通りの方法を用意しています。自分の使いやすい方法でどうぞ。

(a)字面(じづら)通り打つ方法
右下の「/」の位置の【小】キーを打ってから、小さく書く文字を打ちます。外来語など特殊な拗音でも打つことができますが、キーの数は多くなってしまいます。
(b)拗音化キー(中央)を使う方法
子音キーを打ったあとに、中央の【な】キーで拗音化してから母音キーを打ちます。【小】キーを使うよりも少ないキー数で打てます。
(c)拗音化キー(同段)を使う方法
子音キーと同じ段のキーで拗音化してから母音キーを打ちます。中央の【な】キーを使うよりも指の動きがなめらかになります。

ファ行については例外的に、子音【F】キーを使います。【F】キーは右手上段人差し指のYの位置にあります。

【例】
ふぁいと:【F】【A】【I】【た】【O】
あらふぉー:【A】【ら】【A】【F】【O】【ー】

字面通り打つ方法

小さくしたい文字を打つ前に、小書きの【小】キーを打ちます。

【例】
「ゃ」:【小】【や】【A】
「ゅ」:【小】【や】【U】
「ょ」:【小】【や】【O】
「あぁ」:【A】【小】【A】
「ぐゎ」:【か】【か】【U】【小】【わ】【A】

拗音化キー(固定)を使う方法

子音キーを打ったあとに、中央の【な】キーで拗音化してから母音キーを打ちます。

【例】
「きゃっつ」:【か】[な]【A】【っ】【つ】
「きしゃ」:【か】【I】【さ】[な]【A】
「にゃんこ」:【な】[な]【A】【ん】【か】【O】
「びょういん」:【は】【は】[な]【O】【U】【I】【ん】
「はっぴょう」:【は】【A】【っ】【は】【。】[な]【O】【U】

拗音化キー(同段)を使う方法

子音キーと同じ段のキーで拗音化してから母音キーを打ちます。

【例】
「きゃっつ」:【か】[あ]【A】【っ】【つ】
「きしゃ」:【か】【I】【さ】[あ]【A】
「おちゃ」:【O】【た】[は]【A】
「にゃんこ」:【な】[た]【A】【ん】【か】【O】
「びょういん」:【は】【は】[た]【O】【U】【I】【ん】
「びみょう」:【は】【は】【I】【ま】[ら]【O】【U】
「りょうかい」:【ら】[ま]【O】【U】【か】【A】【I】

「を」と「うぉ」の打ち方

「を」は、ワ行オ段なので【わ】【O】と打ちます。

「うぉ」は、わ行を拗音化したものとみなし、拗音化キーを使って打ちます。

【例】
を:【わ】【O】
うぉ:【わ】[な]【O】または【わ】【ら】【O】

読点、句点など

読点「、」は、Gの位置の【、】キーを使います。

句点「。」は、Hの位置の【。】キーを使います。

より楽に打つために---各種省打健法

ぶりっこ入力の特徴は、(基本的な打ち方を)簡単に覚えられる他に、必要に応じて、さまざまな省エネならぬ「省打鍵」ができることです。以下の省打健法は全部覚える必要はありません。画面下のお試しエリアで試してみて、気に入ったものから使ってみるとよいでしょう。

ぶりっこ入力の省打健法は、速記法、AZIKACTなどの知見に基づいて作られています。

二重母音キーの利用

「高校生」「業界」など日本語(特に漢字熟語)には二重母音がたくさん使われます。

このようなときは、母音キーを連続して打つ代わりに「ai」「ei」「ou」「uu」の二重母音キーを使うと楽に打つことができます。

【例】
「こうこうせい」:【か】【ou】【か】【ou】【さ】【ei】
「すうがく」:【さ】【uu】【か】【か】【A】【く】
「ゆうめい」:【や】【uu】【ま】【ei】

「く」「つ」キーの利用

「確実」「約束」など、漢字の読みで2音めが「く」や「つ」のケースはよくあります。そのようなときは、左手小指の【く】キー、【つ】キーを使うと便利です

【例】
「かくじつ」:【か】【A】【く】【さ】【さ】【I】【つ】
「やくそく」:【や】【A】【く】【さ】【O】【く】

小書き【小】キーシフトの利用

【小】キーで小書き文字を打つだけでなく、図のように頻出拗音や記号などの入力ができます。字面通りに拗音を入力するときも打鍵数を少なくできます。

この機能は、拗音を字面通りに入力する場合のものです。拗音化キーを使う場合は、後述の拗音省略をお勧めします。
【小】キーを打ったあとの機能

【例】
しゃちょう:【さ】【I】【小】【ゃ】【た】【I】【小】【ょう】
しゅうきょう:【さ】【I】【小】【ゅう】【か】【I】【小】【ょう】
23年1月3日!:【2】【3】【小】【年】【1】【小】【月】【3】【小】【日】【小】【!】

さらに、字面通りに拗音を入力する際、2打目の【I】キーと【小】キーのあとの【や】キーを省略して以下のように打つこともできます。

【例】
しゃちょう:【さ】【小】【ゃ】【た】【小】【ょう】
      【さ】【小】【あ】【た】【小】【ょう】 しゅうきょう:【さ】【小】【ゅう】【か】【小】【ょう】
みゅーじっく:【ま】【小】【ゅう】【さ】【さ】【I】【っ】【く】

【っ】直後のタ行省略打ち

「行った」「どっち」「キャッツ」「待って」「じっと」など、【っ】のあとに「たちつてと」が続くケースがよくあります。【っ】に続けて【あ】【い】【う】【え】【お】キーを押すと、「った」「っち」「っつ」「って」「っと」と入力できます。

【っ】につづくタ行省略打ち
Google日本語入力では、打鍵の並びが揃う(確定する)までは、打ったアルファベットがそのまま表示されます。したがって、【っ】を打った段階では「a」と表示されます。次に右手の子音キーを押すと「っ」に直って表示されます。末尾に来る「っ」を表示させたいときは、【っ】【っ】と2度打つことで「っ」が確定されて表示されます。

ク音・ツ音、拗音省略

【く】【つ】キーや二重母音キーを使う省略打ちよりもさらに過激にキーを減らす打ち方です。
子音キーあるいは子音キー+拗音化キーを打ったあとで、母音キーエリアの左(小指)または右(人差指)のそれぞれ縦3つのキーを使うことで、「かく」「かつ」「もく」「もつ」「ぶつ」「ふく」などをたった2ストロークで打つことができます。
また「ちゅう」「ちょう」など拗音に非常に多いパターンは、子音キーのあとで右手側の【yuu】【you】キーを使って2ストロークで打つことができます。

ク音・ツ音・拗音省略
【例】 ぶつ:【は】【は】【uつ】
かつ:【か】【aつ】
もつ:【ま】【oつ】
ふく:【は】【uく】
かく:【か】【aく】
もく:【ま】【oく】
しゅくしゃく:【さ】【あ】【uく】【さ】【あ】【aく】
しゅじゅつ:【さ】【あ】【U】【さ】【さ】【uつ】
ちょうしゅう:【た】【you】【さ】【yuu】
そつぎょう:【さ】【oつ】【か】【か】【you】

ダウンロード

ぶりっこ入力は無料の日本語入力ソフト「Google日本語入力」に、以下のローマ字カスタマイズデータをインポートすることで使えるようになります。

ローマ字カスタマイズデータは現在のところ以下の2種類を用意してみました。キーを押した時の表示の仕方が異なります。お好みの方をお使いください。ダウンロードするにはリンク部分を右クリックしてメニューを選択してください。
burikkoRL.datかなが確定するまでは、打ったキー(アルファベット)が表示されます。【か】キーを押すと[i]が表示され、その後母音キーを押すとかな表示されます。
burikkoRL2.dat【か】キーを押すと[か行]と表示され、その後母音キーを押すと確定したかなに変化します。Google日本語入力のローマ字カスタマイズの「次の入力」機能を活用したものです。このページで触れていない入力法も若干組み込んでいます。

左右反転配列について

左下の図のように、右手に子音キー、左手に母音キーを配置するよりも、左手に子音キー、右手に母音キーを配置したタイプのほうが打ちやすいと感じる方もいるでしょう。その場合は、右下に示したような「LRタイプ」が考えられます。

左右反転タイプ

Copyright Kiyoshi Kimura (2010)














ぶりっこ入力の お試し