Zclock98に寄せられた要望や質問をまとめました。
この要望は大変良く貰います。
過去に何度か移植を試したのですが、私自身がそれらのOSを利用する環境にないため良く分からず断念しました。
将来私が利用するOSには移植したいと思いますが、Zclock98を作成している Delphi2(開発環境)が、そのOSで動くかどうかなど乗り越えなければならないものが沢山あります。
Delphi2がそのOSで動かなくなった時、Zclockシリーズは開発終了ということになるでしょう。
スケジュール管理ウィンドウを開くと、こういったエラーメッセージが出る。
これは、セットアップがうまくいっていないか、スケジュールデータ格納フォルダにスケジュールデータ以外のファイルが存在しているため表示されているものです。
回避する方法は、セットアップで正しいスケジュールデータ格納フォルダを指定する。もしくは、スケジュールデータ以外のファイルを削除するなどです。
海外製のアプリなどをインストールすると、Windowsディレクトリ下のSystemディレクトリにあるRICHED??.DLLが日本語版から英語版に(勝手に)書き換わってしまう場合があります。
この英語版のDLLが文字化けを引き起こす原因です。ただちに、日本語版のものに差し替えてください。
戻し方が分からなければ、最悪はOSの再インストールとなります。
また、一度文字化けた状態でメモや日記を閉じるとその状態で保存されてしまうため、日本語のDLLに差し替えて正常に戻した後もそのデータは文字化けで使えない状態でしょう。(一度も開いてないデータは大丈夫です)
海外製のアプリをインストールする場合は充分注意しましょう。
「簡易電話帳で会社名や電話番号欄の幅を変更する場合、タイトル部分のセル幅は変更されるがデータのセル幅が変更されない。」
私は(セキュリティホールだらけの)IEは使用していないのですが、IE5.0に添付されるCOMCTL32.DLL(577808byte 1999/02/25 16:14:42 英語版 V5.80)に差し替えてOSを再起動、動作確認してみたところ同様の現象がでました。
IE5.0に添付される COMCTL32.DLLの仕様変更による障害と思われます。(これをCOMCTL32.DLLのバグと呼んでいいのかは知りません)
回避策は、
IE5.0を使わない。(インストールしない)
COMCTL32.DLLをここからダウンロードして、V4.70〜V4.72を使う。(結果IE5.0が動かないかもしれません。)
我慢して使う。(上級者はINIファイルを直に編集する。)
しか、今のところ対策がありません。
ウィンドウの保存は、メインとなるウィンドウ、サブとなるウィンドウで保存の方法が異なっています。
この様に複雑になっているのは、常に常駐するアプリであるため、毎回 Windowsを起動する毎にウィンドウの表示場所が変わらないようにする配慮からです。
メインとなるウィンドウは、右クリックからのメニューで位置を保存します。
ウィンドウ位置を変更しても、ウィンドウ位置を読み込むことでいつでも保存した位置に復帰できます。
そして、サブとなるウィンドウは、そのウィンドウを閉じた場所を保存します。
Zclock98本体の終了や、Windowsの終了に伴って、これらのサブウィンドウが閉じたとしても、その位置は保存されません。
これらを逆手にとって、サブウィンドウなどが自分の置いておきたい場所以外に移動している場合、Zclock98本体を一旦終了させ、起動させることにより簡単に全ウィンドウ位置を復旧させることができます。
特にツールウィンドウや、スケジュール一覧ウィンドウなど、起動時に表示させる設定にしているウィンドウには効果的です。
ランチャーに登録したフォルダを開くとツリー状態では開かない。 |
下にあるように、ランチャーにフォルダを登録するとエクスプローラはツリー状態で開きません。
ツリー状態で開きたい場合は、エクスプローラ(explorer.exe)をオプション付きで登録すれば可能です。
Zclock98ではプログラムとパラメータの区切り文字であるスペースを ? で指定するという仕様なので、例えば
explorer?/e,C:\WINDOWS\SendTo
と指定すれば、ツリー状態で開くようになります。
ランチャーのメニュー登録にはドラッグ&ドロップが使えます。
これを使えば簡単にフォルダを登録することができます。
エクスプローラなどから登録したいフォルダをドロップすれば即登録できますし、File:のところにフォルダ名を直接入力してもOKです。
また、
C:\WINDOWS\スタート メニュー\コントロール パネル.{21EC2020-3AEA-1069-A2DD-08002B30309D}
C:\WINDOWS\スタート メニュー\プリンタ.{2227A280-3AEA-1069-A2DE-08002B30309D}
を登録すれば、それぞれコントロールパネルやプリンタが開くようにも出来ます。
会社や家庭(^^;などLANで接続されている方に面白い技です。
一度に一人しか通知出来ないのですが、楽しくて便利です。
「IP Messenger」という、とても便利な LAN用メッセージ送受信アプリがあります。
このアプリは大変秀逸な作りで、このままでも便利なのですが、コマンドラインからでもメッセージの送信が出来るのがかなりイケてます。
なぜなら、Zclock98はポップアップ機能でファイルの実行ができるからです。
ということは、Zclock98のもつ強力な時間設定を用いて自分の好きなタイミングで相手にメッセージが送れてしまうという事です。
例えば、昼休み時間に
C:\Program Files\ipmsg\Ipmsg.exe?/MSG /SEAL localhost ご飯食べに行こう!
金曜日の定時時間に
C:\Program Files\ipmsg\Ipmsg.exe?/MSG /SEAL localhost 飲みに行かない?
相手の誕生日に
C:\Program Files\ipmsg\Ipmsg.exe?/MSG /SEAL localhost 誕生日おめでとう。
毎朝(これは嫌われるでしょう。)
C:\Program Files\ipmsg\Ipmsg.exe?/MSG /SEAL localhost 今日も元気?
という具合にメッセージが送れます。
相手も「IP Messenger」を利用している必要がありますが、Zclock98は相手には必要ありません。
自分にはZclock98のポップアップ、相手にはIP Messangerでポップアップさせて複数人にスケジュールを通知できるなんて。。
ネットワークでつながれた環境って楽しいですね。
補足
こちらの例では、「IP Messenger」が、C:\Program Files\ipmsg\ にインストールされているものとして説明しています。
また、localhost とは、自分のIPアドレス(127.0.0.1)の事であり、実際には送信する相手のIPアドレスを指定します。
ポップアップスケジュールの「起動するアプリケーションの指定」に以上のような指定を行いますが、プログラムファイル(EXEファイル)とパラメータ(/MSG以降)の区切りに「?」を用いるのは Zclock98のお約束なので忘れない様にしてください。
蛇足ながら、こういったコマンドラインの指定をZclock98のメモ機能にメモるというのがお勧めです。(^^;
これらは一例にしか過ぎません。
コマンドラインから起動できるものであれば、e-mailを送ることだって、Webを自動巡回させることだって自由自在です。
Zclock98はそれらのプログラムの終了までサポートしていますから、アプリを組み合わせ設定さえ上手に行えば、いくらでも自動化させることができるでしょう。