出典:一般財団法人省エネルギーセンター
エンジンブレーキを積極的に使いましょう。
エンジンブレーキを使うと、燃料の供給が停止される(燃料カット)ので、2%程度燃費(km/L)が改善されます。 停止位置が分かったら、早めにアクセルから足を離して、エンジンブレーキで減速しましょう。また減速したり、坂道を下る時にはエンジンブレーキを活用しましょう。
「燃料カット」とは何か?
燃料カットとは
アクセルOFFで走行中、エンジンの回転数が高い場合は自動的に燃料の供給が停止されます(エンジンの回転数が高ければ燃料を燃やさなくてもエンジンが止まらないため、
アイドリング分の燃料も含めて全ての燃料がカットされる)。その後エンジン回転数が低くなると(1200rpm前後)、エンジンが止まらないように、アイドリングに必要な程度の燃料が供給されます。
東京都内の一般道での実走行値を計測!
では、実際の一般道で走行した場合、燃料カットの効果はどうなのでしょう。
2004年に「スマートドライブコンテスト」を行いました。
このコンテストでは、普段の走行をする車と、エコドライブをする車を東京の環状部(郊外)と都心部(市街地)を走らせて燃料消費(cc/km)の比較を行いました。
その結果が下のグラフです。
【普段の走行(平均)】
【エコドライブで走行(平均)】
一般道の走行でも、エコドライブをした場合、燃料カットの効果によって2.1%の燃料が節約できたことがわかります。
燃料カットが働かない場合でも、早めにアクセルを離すだけで、燃料の無駄使いが防げます。
燃料カットを効かせることにこだわらず、早めにアクセルオフすることを心掛けましょう。
※このグラフの削減率(2.1%)は燃料消費率(cc/km)で表記されています。冒頭(1)に記載されている改善率(2%)は(km/L)で表されており、 このふたつの数字は逆数の関係にります。