出典:一般財団法人省エネルギーセンター
車内を冷やし過ぎないようにしましょう。
気象条件に応じて、こまめに温度・風量の調整を行いましょう。特に夏場に設定温度を下げすぎないことがポイントです。外気温25℃の時に、エアコンを使用すると、12%程度燃費(km/L)が悪化します。
「内気循環」「外気導入」の切り替えも適切に。
せっかく温めたり冷やしたりした車内の空気も、外気導入にセットしていると逃げていってしまいます。適切に空気の入れ替えをすることは大切ですが、気温や車内環境をよく把握して、空気の管理も適切に行いましょう。
環境シャシーダイナモメータで測定
では、実際に車を使って冷房と燃料消費との関係を見てみましょう。
環境シャシーダイナモメータという設備を使って、実験室で実験を行いました。その結果が下の表です。
この表からわかるとおり、外気が25度と、おおよそ真夏・真冬以外の気候の良い時期には、体感温度は変わらなくとも、エアコンをONにしているだけで14%も燃料消費が増す(悪化する)ことがわかります。
燃費を気にしてこまめにエアコンのON・OFFを行いましょう。
また、外気が35度と、真夏の時期には、エアコンをMAXにして外気導入をすると燃料消費が著しく悪化することがわかります。
真夏には、なるべくAUTOモードで、外気導入と内気循環の切り替えもこまめに行いましょう。
※このグラフ上段の削減率(14%)は燃料消費率(cc/km)で表記されています。冒頭(1)に記載されている改善率(12%)は(km/L)で表されており、このふたつの数字は逆数の関係にります。