出典:一般財団法人省エネルギーセンター
タイヤの空気圧を適正に保つなど、確実な点検・整備を実施しましょう。
タイヤの空気圧が適正値より50kPa(0.5kg/cu)不足した場合、市街地で2%程度、郊外で4%程度、それぞれ燃費(km/L)が悪化します。また、安全運転のためにも定期的な点検は必要です。
実験室で確かめてみました!
タイヤの空気圧を適正値より50kPa(0.5kg/cu)下げ、様々な走行環境を想定した実験を行ったのが下のグラフです。
グラフからわかるように、どの走行環境でも、タイヤの空気圧が下がっていると燃料消費率(cc/km)が悪化することがわかります。
※このグラフの数値(市街地:2.5%、郊外:4.3%)は燃料消費率(cc/km)で表記されています。冒頭(1)に記載されている数値(市街地:2%、郊外:4%)は(km/L)で表されており、このふたつの数字は逆数の関係になります。
冬前の点検が効果的
自転車も、タイヤの空気が抜けるとこぐのが重たくなり、足がすぐ疲れます。しかし車はエンジンが頑張って働いてくれるため、タイヤの空気が抜けて車を動かすのが重くなっても、人間はなかなか気づきません。
女性の方などは、タイヤの空気圧のチェックは難しいと思われるかもしれませんが、店員のいるガソリンスタンドや、ディーラーなどで無料でやってくれます。
冬場は気温が下がって自然に空気圧が下がります。
また、冬用タイヤに替える時は、夏場使っていなかった間の空気圧の変化にも気をつけて、タイヤ交換時に空気圧チェックをしましょう。