チェキをもっと使う

マクロアダプターの作成


フジフイルムのインスタントカメラ"チェキ"がとっても欲しかったのですが、大変な人気で生産が追いつないそうで買うことが出来ませんでした。
ならばと、チェキが景品の懸賞に手当たり次第に応募したところ、見事、"チェキゲット!"。我ながら強運にびっくり!にんまり!であります。

チェキは発色の良いインスタントカメラでしたが、最短撮影距離が60cmと今ひとつ近づいて撮ることが出来ません。そこで今回"マクロアダプター"を作成しました。

名前はそれらしくいかつくかっこいいのですが、実は、家にあったケンコー製52mmクローズアップレンズに色画用紙で筒をつけただけです。

クローズアップレンズは、1眼レフカメラレンズの先端に取り付けるためのネジが切ってある接写用フィルターです。倍率に応じてNO1、NO2、NO3、、と名前がついています。今回使ったのはNO3です。このレンズではレンズの焦点距離(種類)にかかわらずレンズで無限遠にピントが合っている場合に先端から33cmでピントが合います。ずっと昔に2or3千円で購入したものです。(Fig.1)
これに黒い画用紙で筒を作ります。
Fig.1のAを数枚とBを1枚作ります。長さは適当でOKです。

筒用の紙Fig.1

チェキFig.2

チェキ本体前向かって左側がクローズアップレンズに筒を巻いたもの。ねじの部分にぴったりにAで筒を作り、最外周部分と同じ大きさになるまで何枚か黒の色画用紙を巻きつけます。私の場合は4枚でした。木工用ボンドを薄く塗って丁寧に張りつけるのがポイントです。
これにクローズアップレンズをネジいれます。そして最後にBでレンズが落ちないようにします。Bは点線部分で内側に折り返してから筒状に丸めます。Fig.2の右側のがBを丸めた筒です。
レンズ落下防止用のこの筒は貼り付けてもかまいませんが、かぶせておくだけで十分機能します。

このマクロアダプターをチェキのせり出してきた沈胴レンズにスポッとかぶせればぐっと近づいて撮影することが出来ます。
また、このままでは下向きで撮影する時には、マクロアダプターが落ちないように手で持っていなくてはなりませんから、それが面倒な人は、Aの筒の内側に隙間風防止用の粘着材付きスポンジを張りつけると良いと思います。

このテクニックはデジカメ等でも応用できます。接写の苦手なちょっと前のデジカメをお持ちの方、一度お試しください。


2000.1.18.

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