メーカーに直せないと言われたスイーカー(ビクターのZERO50FINE)をどうしたものかと思案していた.まぁいいかぁとそのまま使っていたがどんどん音がだめだめになっていく.そんな時、「今日の必ずトクする一言」でエッジを自分で交換修理する話が載っていた.これは名案と早速私もやってみた.(やったのは2001年のころ)
http://www.speakerworks.net/でエッジを購入.以下その後の作業の手順.
1:まずガスケットをはずす.
ナットを六角レンチではずし硬質ゴムの輪っかを引っ張る.
これがものすごく硬い.軍手をはめてがんばる.
赤丸部分が痛んだエッジ
2:ガスケットが取れると後はレンチでボルトをはずせばスピーカー自体がはずれる.
赤矢印がぼろぼろになったエッジ.
手で触ると簡単に全部ねちゃっとした粉になってしまった.
これを全部丁寧に掃除する.この作業だけはめんどくさい.でも重要.
3:新しいエッジをついてきた木工用ボンドではなくG17で貼り付ける.
両面に薄く塗って、よく乾いてから圧着するのがポイント.
4:もとどうりに組み立てる.
ついでに中も掃除して接点とか布で拭いておいた.
なぜかフェルトの量が左右で違っていた.???
一個一個特性を測って詰め物の量を決定しているとか?まさかね...
もともとのエッジはコーンと周囲の金属枠との間に凹型に収まっていたが、このエッジは凸型.
そのためガスケット(飾り輪っか)がはめられなかった.
しかし、安く(約3000円)いい按配に修理できて大変満足.
その一方で、修理できたことがうれしくて、今度だめになったら、セーム皮を使ってみようかなぁとか、フルレンジのスピーカーを単体で買ってこの箱の前側にだけ板を貼り付けて新しいスピーカーに作り変えようかなぁ、などともう次ぎ壊れた時のことを考えているのでありました.
2002.7.18.