VHSビデオの修理

ピンチローラーを交換しよう!


普段、短時間でTV番組を見るために使っているVHSビデオが調子悪くなっちゃいました。
クリーニングなどに抜かりは無いのですが、3倍速でとったビデオテープを再生しても一瞬画像が出るもののすぐに絵が乱れブルー画面になります。使っているメカは正しい映像でないと判断した場合自動でブルー画面を表示するタイプです。ブルー画面はそれはそれで綺麗で在りますが、どうしてうまく再生できないかを調べるには不便な機能なんだとはじめて気づきました。

技術系に詳しいF&Fのbbsで斎藤サイト珍言菜さんのサイトが詳しいと教えられ、そちらこちらを参考に原因を調査しました。

私のメカ(SONY製SLV-SX5)の場合

@一時停止やスロー再生では絵が出る
A再生ボタンを押した瞬間には絵が出るが、すぐにブルー画面となる

という現象から判断して、テープを定速で送ることができない不都合ではないかと思われます。ですからピンチローラーを交換して、稼動部のグリス切れやグリス劣化を直してやればまだまだ使える可能性が高いと判断しました。

早速、SONYのサービスステーションに電話して部品を注文、在庫があったので、即、買いに行きました。700円.+消費税35円。
修理は簡単。ゴムの部分には指を触れないように気をつけて、

@ケースを開け、ネジを緩めて古いピンチローラーを外す。
A劣化したグリスをキムワイプでふき取る。
Bミニ四駆用のグリスをほんの少しだけ付ける。
C新しいピンチローラーを取り付け、ケースを閉じる。

下の写真が新旧のピンチローラーです。古いほうはゴムが硬くなっている上に凹んでしまってました。

ピンチローラー

実装図

ピンチローラーの交換だけで無事使えるようになりました。安く簡単に修理できて大変満足です!(^^)v


2000.1.18.
2000.2.4.加筆

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