【あ】

【あ〜】

 宮川氏曰く「宇宙のお葬式」と呼ばれるヤマトを象徴するスキャットの歌詞。
西崎氏は宇宙の広がりを感じ、宮川氏はお葬式の悲しい雰囲気をイメージして作った(らしい)。
「1」では、真っ赤な地球に遊星爆弾が降るシーンで、7色星団の宇宙葬で、「さらば〜」では、真田と斉藤を動力炉に残して古代が去るシーンで使われ涙を誘った。
川島かず子さんといえばこのスキャットしか思い浮かばないくらい位い印象の強い曲。
とにかく「ヤマト」を代表する名曲中の名曲。

【愛】
 
ヤマトの重要なテーマ。ただし「新たなる〜」以降、西崎氏がやたら訴えすぎ、氾濫を招く。(招いた本人が)愛をテーマにした作品が多すぎるので「愛って何ですか?」と「永遠に」で問い直すあたりが素晴らしい。某カクテルバーのCMで「愛だろう、愛!」と言われてヤマトを思いだした人間は私くらいでしょう(笑)。
ヤマトの根底に流れるものはやはり「愛」です。どこまでもそれを貫くのは素晴らしい事です。
本来「愛」という事を辞書で引くと「見返りを考えず相手を思う行為」等とでています。そのことを考えると「さらば〜」で古代がヤマトと共に特攻していったのは紛れもなく自分のためでなく、他の人(宇宙全体)への愛からであったことが分かります。「愛」という事について討論すると宗教観や世界観をひっくるめてしまうので、この辺で。

【相原 義一】
 
通信班の班長さんです。第1作でガミラスの罠にはまってノイローゼになってしまう。
「2」でテレサとの交信を島に取られてしまい寂しい思いをするが「3」では長官の孫娘「藤堂晶子」と恋仲に落ちる。出世が保証された愛だな。羨ましい限りです。

【愛し合う二人】
 TM1-004-5のタイトル。この曲ってアルフォン少尉と森雪のラブシーンのBGM。なんで愛し合う二人なんだろうか。
ひょっとしたら、この二人、ヤマトの戦闘シーンの間に愛し合っていたのでは?という怪しい勘ぐりをしてしまいたくなります。

【愛の戦士たち】
 
英語で言うと「In the name of love 愛のために戦う戦士たち」ということになるのだろうか?とにかく凄まじい戦闘が続く中、一人、又一人が銃弾に倒れていく。
この映画を見終わって、私はしばらく席を立てなかった。「ヤマトより愛を込めて」でわき上がる拍手に感動。そもそもこの映画は西崎氏が「ヤマトが静かに銀河の彼方へ消え去るイメージ」から出来た映画ですから納得のいくエンディングでしょう。いずれにせよ、日本人が体験してきた戦争をダブらせた内容のこの作品、死の美化とか戦争賛美とか色々な話題が持ち上がった事は確か。
一応、最初の完結編です。

【愛の女神】
 
スターシャを歌った歌の中で表現された言葉。「1」では声優さんが西崎氏より「スターシア」と発音してくれと指示されたそうですがご存じの通り古代守は堂々と「スターシャ」と発音(ヤが小さい)していました。地球の恩人です。

【愛よその日まで】
 布施明が歌った「永遠に」のメインテーマ。「信じることの素晴らしさ」を歌っています。覚えやすいメロディーで親しみやすく名曲です。歌唱力も抜群だし、、いいと思うんだけどなぁ。
ただ、、詩の内容が大げさ過ぎか?

【青野 武】
 オフィス央所属:昭和11年6月19日生まれ、北海道出身。ヤマトの技師長真田志郎役。真田志郎は、後にヤマト副長に昇進。この方がいないとヤマトは動かないし、すぐに修理が出来ない。
科学を憎しむ人。姉弟を遊園地で亡くす。両手足は作り物。冷静で格好良い。ガミラス星で解けてなくなった第三艦橋を大気圏離脱までに修理したのもこの方(だと思う)。
古代の相談役。宇宙の生き字引に等しい。そんな青野武さんが演じる真田さんをイメージして安藤ありさ(後述)さんは作詞したそうな。

【赤木大六】
 
「3」で登場の宇宙のトラック野郎らしいのだが全然記憶にないキャラクター。はて、何かエピソードをがあったっけ?誰か連絡ください。声優さんも不明なんですが、、、

【アカデミー】
 正式名称「オフィス・アカデミー」。元は演劇などの製作をやっていた会社。昭和38年10月設立。舞台、ショーの製作数は200を越える。
後に「ウエストケープ」とか「ボイジャーエンターテイメント」という名前になったかどうかは定かでない。
良くも悪くもヤマトの産みの会社。
アカデミー製作という部署でヤマトは描かれていた。

【阿久 悠】
 日本を代表する作曲家。ヤマトの挿入歌の殆どを作詞する。昭和12年生まれ。兵庫県立洲本高校卒業('97年で創立100周年)。34年明治大学を卒業。

【アクエリアス】
 大きな楕円軌道を描く回遊星。中心部はトリチウムでいっぱい。その中心部から光を放ち周囲のリングに反射し地上は妖しいまでの光に包まれる。その主成分は水で浮遊大陸が浮かんでいる。九州ほどの浮遊大陸には人が住んだ後があり文明の跡を感じさせる。アクエリアスは地球に生命の芽を恵み、再び地球へやってきた。
アクエリアスは愛だけを与えたのではない。厳しい試練も与えたのである。それが完結編のテーマ。とにかく地球へ襲いかかる水柱が凄い!
美しいまでの星の描写が凄い!とにかく綺麗!鮮やか!美しい!ヤマトの背景の美学!

【揚羽 武】
 
揚羽コンツェルンの御曹司。天才的パイロットで、一度は父親の陰謀によってヤマトを下ろされる。しかしヤマトへ乗ってしまったのが運の尽きでルダ王女と恋い中に。最終回では、ベムラーゼ(後述)の要塞に突っ込み戦死してしまう。貴方の死は無駄にしません。合掌。

【麻上 洋子】
 
ヤマトのヒロイン「森雪」さんの声を担当した方。第一作目はデビューして間もない頃だったが、「3」になると大御所的な存在になり意外とヤマトを座談会等で批判したりする。「さらば〜」で「古代君、、、絶対に勝ってね」と言いながら息絶えていくシーンには涙を隠せませんでした。

【明日にかける虹】
 無理矢理挿入という感じの曲。ラブシュープリームは70mmでカットされたのに、この曲だけ残ったのが不思議。
歌ったのがトランザムだったのが(怖くて断れなくなったか)良かったのか?
私は全曲聞いたことがありません。

【アステロイドシップ】

 全長2K、全幅1Kもある宇宙船の名前。つまりヤマトの企画段階での名前です。アステロイドショップというお店の名前ではないので要注意

【アステロイドベルト】
 ヤマトの隠れ蓑。ここにヤマトを隠して置いたから暗黒星団帝国に見つからなかった。サーシャの第二のふるさと。プラモデルなどのパッケージイラストに必ずでていた星のくず。太陽系の惑星のなれの果てと言われている

【明日への希望】
 
(1)交響組曲「宇宙戦艦ヤマト」の最後から2曲目。この曲を聴いたときは小学生だったが、もの凄く感動した。黒人英霊歌のような響き。盛り上がり。あの時の驚きは今でも忘れない。 (2)交響曲「宇宙戦艦ヤマト」の第4楽章。羽田氏の作曲による。N響が演奏した。これも素晴らしい仕上がり。愛とか、戦いとか、生きることとか全てが完結する4楽章。クオリティーは高いです。
是非とも貴方の愛聴盤の一枚に加えてください。

【アフレコ】
 アフターレコーディングの略。アニメでは出来上がった絵に声優さんが声を入れるが、「3」では、真っ白な画面に向かって声を入れることが多く不満が多かった(らしい)。
「新たなる」でも森雪が微笑む場面を麻上さんが見当を付けてやったそうです。
斉藤始役の佐々木いさおさんは、足を広げて大男のつもりで演じたとか。

【新米俵太】
 新しいヤマトファンのために波動砲などを説明するために登場したキャラクター。しかし声優の三ツ矢氏の演技にファンが急増したそうな。
空洞惑星から波動砲の反動で脱出する作戦を提案したようなぼやいたような。都市帝国戦で戦死。

【アルファ星】
 
第一作で沖田艦長の病状を悪化させた星。ガス生命体に追いかけられて逃げ込んだ所。
プロミネントを波動砲で撃って脱出に成功。「3」で意外と最初の頃にたどり着いた星。

【芦田 豊雄】
 
「3」の作画監督。どっちかというとミンキーモモのイメージが強い。

【アナライザー】
 
分析するの意味から来た猫型ロボット、、じゃなかった。パンツめくりロボット、、じゃなくて、デスラー機雷をよっぱらないながら分解したロボット。
後二〇〇年すると、あの手のロボットが出来るのだろうか?
ガミラス星に着水するときに壊れた。澪を見て「あ、雪さんだ」と言ってしまった識別能力が疑われる。松本氏のデザインと高橋氏のキャラクターくらい区別して欲しいです。
設計はどこだか分かりません。揚羽コンツェルンでないことは確か(だと思う)。

【アニメーション】
 
順に動きの違う絵を撮影し、残像効果を使って動いているように見せる方法。ヤマト以前のアニメはゆっくりした動きになると、どうしてもでこぼこしてしまったがヤマトでは、あれだけ複雑な線を沢山使っても綺麗に動いている。完結編では実写のヤマトを動かしたのではないかと錯覚に陥るほど綺麗な動きをしていた。ということは、そのために死にそうになったアニメーターが続出したということでもあろう。その逆にコマを詰めて素早い動きを出したのが板野氏で「板野サーカス」とか呼ばれている。マクロス、イデオン劇場版で遺憾なく発揮されていた。
最近のアニメ技術は凄く、え?これがアニメなの?と思うほどである。ちなみにデズニー映画はキャラクターがいつでも前進で動いているフルアニメーションだが、日本の作品に多いのが例えば顔をかいて口だけパクパクさせるセルの枚数をケチる方法を「リミテッド・アニメ」という。(だからどうしたって?)

【アニメブーム】
 ヤマトは「手作りのアニメ」とか言われていた。飽きっぽい日本人にしては珍しく長続きするブーム。
邦画の収入のうち半分以上をアニメが占める。しかし日本のアカデミー賞にノミネートされることは少ない。何故だろう。

【アニメトロトロ】
 「マクロス」も描いていた製作会社。やたらへたっぴな作画だと思ったら海外の発注会社。
完結編のテロップで見たときには、背中に寒さを覚えた。

【アニメージュ】
 
「さらば〜」が発表になったときに創刊されたアニメ雑誌。その他、「ジ・アニメ」「マイ・アニメ」等がある。
やはり取材や資料の豊富さでは老舗と言ったところか。私は創刊一,二号を大切に持っています。

【あのとき、、、、】
 
勝負の世界では禁句の「たら・れば」。しかし私は「永遠に」の後半を書き直してしまいました。良かったら読んでください。出来れば感想などももらえると幸せです。

【新たなる旅立ち】
 
「さらば〜」から独立した形で「2」が終わり、それを引き継ぐ形でスタートしたシリーズの最初。ヤマトの従来からのファンと新しいファンの橋渡しをする役目を担って登場したテレフューチャー版。視聴率31%。原点に返ってイスカンダルに話しを戻したというのは、西崎氏の弁。あれほど苦労して航海した距離を7日で飛んでいってしまうヤマトのパワーアップは凄まじい。
ここから完結編へ向けて一気にダッシュした。

【ARRIVEDERCL】
 
アリベデクルと読むらしい。「さらば〜」についていた副題。西崎氏が「アリベデクル・ローマ」という映画が好きだったことから付けられたらしい。
プロデユーサーは自分の好きなように作れるから羨ましいです。はい。

【アルフォン少尉】
 企画段階ではキーマン少尉(この名前は見え見えだね)。野沢さんの声が凄くマッチしていてゾクゾクしてきました。
「まだ、動いてはいけない。」というのが第一声。ウーン。かっこ良い!現地で手にした女性に恋してしまい、超重要機密を漏らしてしまうという失態をやらかしてしまうがこれも戦争物ではよくある話し。情に溺れてしまう人間味あふれる人(?)。軍首脳部は思想とか精神的なチェックをしなかったのでしょうか?
いやいや、それほど森雪に魅力があるということなのでしょうか。(参照)愛し合う二人

【暗黒星団帝国】
 
旧姓「黒色星雲帝国」。二重銀河の向こう側で大帝国を築いていた。色々な空域で戦闘をしていたらしくガミラシウム、イスカンダリウムを採掘中にデスラーに発見されたのが運の尽き。ヤマトの波動砲の恐ろしさを知ってしまう。西崎氏のいう「敵は強い機械帝国」でガミラス人との人間関係はあり得ない存在らしい。
聖総統スカルダート率いる建築家が地球の美術品を模造したりデザリアムにペタペタと張りぼてを作っていたのを想像すると何だかおかしい。いったいどうやって張り付けたのだろうか?
しかし、デザリアムには兵隊とかいないのだろうか。サーシャを見つけるために「聖総統」自ら来てしまうとは、、、ひょっとしたらトイレのついでに発見してしまったのだろうか?謎は深まるばかりだ。

【安藤 ありさ】
 
「永遠に」を記念して公募した中からエンディングテーマに選ばれた女性。詩を書くのが好きだそうで、四作送った中から選ばれた。
とても素敵な詩だと思います。ところで今、おいくつになられたのでしょう。

【安定翼】
 主翼ともいう。ヤマトが大気圏内を航行するときに出す大きな羽。いったいどこにしまってあるのだろうと思うくらい大きい。理論的には艦の幅と同じくらいの長さを保有することが出来るが、主翼を収納するときに艦の中央にいたら、きっと、チョッキンときられてしまうことでしょう。

【アンドロイド兵】 
 
「さらば〜」で古代たちが白兵線を挑んだ相手。デスラー総統の人手不足を補う苦肉の策。結局管理機構を破壊されて役に立たなくなってしまう。やはり戦争は生身の人間がやらないといけないのか?

【アンドロメダ】
 
悲運の戦艦。「さらば〜」では、彗星に飲み込まれ、「2」では体当たり。
目玉はなんといっても波動砲が二つ装備されているところ。バルゼー艦隊には強かった。優等生故に期待されたが所詮はヤマトのゲストメカ。あっけなく終わってしまう。哀れ。
土方艦長の声を担当された木村幌さんは喉頭ガンのために「V」を見る前に死去されたそうです。合掌。


【い】

【いいな、立派な艦長になるんだぞ】
 
「さらば」で真田が古代に言った言葉。古代にとって真田は兄のような存在だった。その人がこれから死に赴くのを黙ってはいられない、が、そんなときに全ての願いを込めて語られた一言。これ以上の悲しく力強い言葉はない。
 敵の銃弾に照らされる真田の顔を今でも忘れない(作画担当:湖川慈)。ヤマトに帰った古代が立派な艦長として旅だったことを真田は知っているのだろうか?

【五十嵐令子/入江美帆子】
 
「さらば」のトレース担当。毎日、敵とも味方ともわからない戦艦ばかりで間違っていたとか。ご苦労様。

【伊倉 一恵】
 ディンギル星の少年を担当。名前は「ぼうや」となっている。いつの間にか地球の言葉(日本語)を修得。偉い子供だ。しかし、父親が悪かった。 自分の父親に殺されてしまう子供の不幸は計り知れない。儚い一生に合掌。

【行け!行くんだぁ!!】
 「さらば」で立ち去ろうとしない古代に向かって真田が叫んだ言葉。泣けました。せめて、古代だけでも、、、という包み込むような優しさが忘れられません。本当に切ない言葉です。真田さん、貴方は本当にいい人でした。

【石黒 昇】
 
ヤマトシリーズでこの人なくしては絵コンテは切れませんでした。

【イスカンダル】
 
「1」では本当に美しい星でした。ガミラスと双子星です。小説版ではガミラス星とイスカンダル星が入れ替わっていて、穴だらけのごつごつした方がイスカンダルでした。星の殆どが水です。地殻変動でダイヤモンド大陸が沈んでしまった。
「新たなる〜」では、暗黒星団帝国のイスカンダリウム採掘を阻止するためにスターシャ自ら爆破させてしまった。
 愛の星と呼ばれている。

【イスカンダルロケット】
 
「1」でスターシャの妹「サーシャ」が乗ってきたロケット。途中でガミラス機に打ち落とされてしまう。
非常用の脱出カプセルもあったが、サーシャは死亡してしまう。波動エンジンのメカニズムを乗せてきた。あれだけの小型飛行機でイスカンダルから来られるのだから相当な速度が出せるものと思われる。私も欲しいです。

【イスカンダリウム】
 
イスカンダル星にあるエネルギー物質。どのような組成かは知りませんが暗黒星団帝国がやたら欲しがっていたので結構利用価値があるのでしょう。
 類似語でガンダムを構成している物質は「ガンダリウム」という。

【出淵 裕】
 
「3」「完結編」でメカ設計を担当。しかし、この方は、、、以下略。

【伊藤 主計】
 
「3」で美術監督を担当した。

【井上 真樹夫】
 
「新たなる〜」で北野 哲役を演じた。どちらかというと石川五右衛門のイメージ。「はやく波動砲を撃たせてください」という安易な考えが素晴らしい。「ガントリーオープン」の声が少し裏返っていたか?「永遠に」でどこへ行ってしまったのだろうか?

【伊武 雅刀(之)】
 藤堂平九郎とデスラー役を同時にこなす。とってもデスラーに似合う人。ドラマなど声優以外でも有名。
「スネークマンショー」を聞いた後にデスラーを聞くと、、、どうもギャグでやっているようにしか聞こえないのが不思議だ。しかし「3」でも真剣に取り組んでいた姿勢がいいと思う。
「さらば〜」で「感謝のきわみ」という名セリフがある。デスラー対長官を見てみたい。

【イメージ投影機】
 「1」でゲールがバラノドンを攻撃させるのに使った道具。模型のヤマトをバラノドンで破壊したのを良いことに勝手に出撃させ波動砲で全滅させられる。このような装置は現在の段階で開発済みなのが怖い。

【イメージボード】
 作品を作るときにアイディアを具現化するのに必要で必ず最初に描かれる。
 特に完結編のイメージボードは綺麗で、その1枚1枚を展覧会に出しても十分に通用するのではないかと思えるくらい綺麗である。
 勝又氏にヤマトを描かせれば重量感たっぷりの緻密な絵を、建築物、宇宙空間、どれをとっても逸品でしょう。
「完結編」では、イメージボードをそのままシーンの中に取り入れた。

【医務室】
 
佐渡先生が負傷者を手当するところ。結構ドラマが多い場所。「1」では相原が診断を受け、「さらば」で登録しないで乗り込んできた森雪に退艦命令が出され、ミサイルの直撃を受けて斉藤がヤマトカクテルを作っている最中に佐渡先生が戦死する。
 小学校の頃は、綺麗な保健の先生に会いたくて何かしら理由を付けて遊びに行った禁断の場所(本編とは全然関係ないですね)。

【いもむし型戦闘機】
 
「新たなる」で執拗にデスラー艦隊を攻撃した。「永遠に」では改良されたタイプが登場したが、どこで何をしていたかは未だに不明。とにかく「いもむーし、ごーろごろ」です。

【イローゼ】
 
「1」ヤマトに入り込んで内部から爆破させようとした(らしい)幻のキャラクター。

【今はさらばといわせないでくれ】
 
「さらば」の挿入歌。ジュリーが歌っただけでも凄い。詩の内容も又素晴らしい。
ただ、この後に「さよなら銀河鉄道999」がでるのだが、なぜか「さらばの印象が強く「さらば銀河鉄道999」と言ってしまった。
 去りゆくものの悲しさを如実に表現している。

【今の私にこよなく懐かしいのは】
 
「新たなる〜」でガミラスに別れを告げようと進路を取っているときに、タランに話しかけられているのにも関わらずひたすらスターシャを思い出していたときにポロっと言ってしまったセリフ。しかし、いい味だしているなぁ。伊武さんは、、

【いやぁ、、もぉぉん】
 
森雪がアナライザーにスカートをめくられたりしたときにいう悲鳴(?)。

【岩崎 宏美】
 一時期「益田宏美」。とにかく歌唱力抜群。ファンタジー、デュエット、未来でデビュー間もなくヒット街道ばく進!
「信じることは愛すること」と愛の歌を歌っています。
「永遠に」のビデオの最後にずっと流れているのを聞いて「そういえば、、」と思いだした人も多いのでは?ちなみに私も大ファンで、結構レコード持っています。「思秋期」が気に入っています。泣けますよね。

【イータII】
 
「さらば」で登場する戦闘機。
都市帝国の内部でも飛び回っていたのですが、この時の背景画にナスカの地上絵が描かれていて「以前、地球に(白色彗星帝国が)来たことあるのかな?なんて真剣に考えてしまったことがあります。(笑)。


【う】

【ウエスト・ケープ・コーポレーション】
 
直訳すると「西の岬」つまり西崎」なんですが、たぶん、この前身は「西崎音楽出版じゃないかなと思うんですがどうでしょう?

【上田みゆき】
 テレサを演じる。テレサを美しさ以上に美しく演じることを考えたそうです。とても素敵な印象です。

【宇宙移民本部】
 
「V」において、銀河系中心方向でのボラー連邦とガルマン帝国の戦いの流れ玉が太陽へ突入した結果、太陽の核融合異常増進によって、地球上の生物が生存できる限度が後一年となったため、地球人類の移住先を探索をした。その任務を総括する組織。

【宇宙空母】
 
ガミラスの3段空母など。何故か地球にはセンシュボウエイの為か空母はありません。

【宇宙開発気象局】
 
「V」では、漂流中のところをヤマト乗組員に救出されたこの組織に所属する気象観測宇宙船の船長第1等技官団彦次郎が、ヤマトの任務を理解し身を挺して敵の存在を知らせた。

【宇宙気流】
 
「さらば」と「2」にでてきた宇宙空間をすごいスピードで流れているエーテルガス(?)の流れ。このなかには隕石なども流れていて危険。この先には宇宙の墓場と呼ばれる「サルガッソ」がある。この先にはテレザート星がある。

【宇宙キロ】
 
宇宙空間で使われる単位。企画段階ではっきりとした定義をしなかったために、後に混乱する事になる。とりあえず地上で言うKmとは違うようだ。だって、「宇宙」と断りがついているんだモノ。 

【宇宙駆逐艦】
 
ガミラスで言う「デストロイヤ」、地球艦隊の「雪風」などがそれにあたる。

【宇宙神話】
 
古代バビロニアから出土した粘土板から発見された洪水の神話だが、それが架空の他人事ではなく、地球に再び襲いかかるという。完結編の基幹となるストーリ。

【宇宙戦士訓練学校】
 
数々のヤマトの戦士を送り出した、戦士訓練学校。古代進と島大介はこの同期生。「さらば」と「2」に登場した土方はここの元校長、で古代らを教えた(ことになっている)。
 「新たなる」では、ここを卒業した徳川太助や北野哲、坂本茂が、「3」では土門大介、揚羽武、雷電五郎、坂東平次、赤城大六などがヤマトに配属される。
なお、「V」において、古代はOBとして_卒業式に招かれている。

【宇宙戦車】

 ガミラスがタイタンなどで使っていた戦車。テレザート星にもあったが、とにかく宇宙で使う戦車類。

【宇宙戦艦】
 
宇宙で(使う)戦う戦艦。ヤマトやアンドロメダ等が有名なところ。艦隊戦は迫力モノ。

【宇宙戦艦ヤマト】
 22世紀の終わりにガミラスが地球を侵略したとき、人類の子孫を残すべく宇宙に旅立とうと設計された「ノアの方舟」だったが、イスカンダルから送られてきた設計図を元に波動エンジンを乗せて人類の希望を背負って旅立った艦。その雄姿はとにかく力強く、美しい。こんな素晴らしい船を造りだした西崎氏と松本氏のパワーには驚くばかり。
 日本人が失いつつある、勇気とかロマンを常に追い求める。
 我らが青春の艦である。良くも悪くもアニメが商業ベースに初めに乗った作品でもあるかも知れない。
 イスカンダルの航海からディンギル星人との戦いまで、休むことなく地球のために戦い続けた宇宙を代表する名戦艦。その姿、永遠なれ。
 この作品を語るときに、夢とか希望を忘れてならないのは当然だが、音楽の素晴らしさ、人間ドラマの素晴らしさ、映像の素晴らしさ、メカ設定の素晴らしさ、どれをも失ってはならない。
 昭和49年10月6日から翌3月30日まで「1」を放映。毎週日曜日19:30より読売テレビ系26局ネット。それから10年ファンを常に魅了し続けた。

【宇宙ノット】
 宇宙キロと同じく定義が曖昧なために誤解を招くが、なんたってタイトルが「宇宙戦艦ヤマト」なのだから速度もノットで表現するのが妥当なところでしょう。そういえば、よく島が進路を変更するのに「ヨーソロー」とか「面舵(取り舵)いっぱい」と言っていましたが、これこそヤマトが第2次大戦のイメージで作られている事を如実に物語るセリフといえるでしょう。
 ヤマトに近代戦は似合いません。人間が計って撃つというのが良いんです。

【宇宙の望郷・母の涙はわが涙】
 
「1」第19話のタイトル。脚本:山本映一 相原がノイローゼになってしまうエピソード。大変良くできています。

【宇宙物理学研究所】
 
「V」にでてきたが、どんな組織か不明。黒田博士が所属?

【宇宙蛍】
 
「2」でヤマトを攻撃するために、デスラーが放った鉄を食べるバクテリア。蛍と間違えてヤマト船内にいれたため、重力制御装置をズタズタにされ、窮地に陥った。しかし、綺麗だった。

【宇宙ボート】
 「1」でヤマトの捕虜となったガミラス兵が乗っていた戦闘機。ガミラス冥王星前線基地の機雷艇と同型。

【宇田川一彦】
 作画監督。完結編で、総作画監督になる。絵が全体的に堅いかな。安彦さんの描いたシーンは人間がとても柔らかく良く動きます(「さらば〜」のミルが撃たれるシーン、古代が「違う!断じて違う!」と言うシーン)が、宇田川さんは、ちょっと直線的です(完結編のヤマトを見送るメンバー等)。

【ウルク】
 「完結編」にでてきた全長20kmあまりの巨大な船型をした岩石の衛星。
 一部が高度なディンギル星メカニズムで構成されているが、後部の巨大な山の内部から岩石エネルギーを抽出して中央部へエネルギーを転送する。アクエリアスをワープさせる装置を持つ。
 詳しくは完結編の音楽集を読んでいただけると大変良くわかります。

【運搬船】
 
ヤマト艦載機のひとつ。物質・資材輸送用で大気圏内、圏外両用。垂直離着陸が可能な万能輸送機。「1」に登場。

【宇宙要塞】
 
「1」で登場したマグネトロンウエーブを放射する要塞で、古代と真田が爆破に向かったがコンピューターの中枢部で捕らわれてしまう。つなぎ目のあるものは、その磁力で分解されてしまう。そこで真田さんが「シームレス戦闘機」を作る。このシームレスの意味するところは「シーム:つなぎめ」「レス:なし」な戦闘機ということ。

【うわぁぁわあああぁっぁぁぁぁ】
 
「2」でズォーダー大帝の最後の叫び。シナリオに書かれている。本当。「ハッと正面向くズォーダー恐怖の叫び」だそうです。

【うわっはっっはっははははぁぁはっは】
 
「2」「さらば」ズォーダーのばか笑いとは声を担当した小林氏の弁。しかし良く笑うヒトだった。笑う角には副来るというのは、本当か?

【うわっはははは,いやっはっっはははぁ】
 
「2」のどこかで、この人は本当におかしくて笑ってるんじゃないか?と思うくらい真剣に笑っているシーンがあった。素敵なことです。

【え】

【英雄の丘】
 ヤマトの無事帰還を記念して、また沖田十三の偉業をたたえて作られた記念碑が建つ丘。メモリアルパーク。
 「苦しいときや辛いときは、みんなあそこへ集まったじゃないの」(永遠に:森雪)
 ヤマト乗組員の心の拠り所である。

【SOS】
 
「SOS地球甦れ!宇宙戦艦ヤマト!」記念すべき「1」の1話タイトル。もう、地球は真っ赤!本当にSOS!!

【SF】
 さいえんす・ふぃくしょんの略。一見科学的に本当のことを言っているようで実は嘘というジャンル。だから、ちょっとしたつまらない設定ミスをあ〜だこ〜だ言ってはいけないのよ。この世界観がなかったらヤマトは宇宙へ羽ばたけなかった。
 いつの時代も、空を見て空想に耽る少年は多いのだ。

【エスパー】
 
「永遠に」で宇宙気流をさまようヤマトの前に岩塊が迫ったとき澪がよける方向を指示したことから「澪はエスパーか?」(最初の頃のシナリオに書かれていた)と思われていた。
 結局、サーシャ(澪)の透視能力(エスパー的なもの)は、いったい何だったのでしょう?やはり偽の地球に残るための伏線だったのか?

【エヴァンゲリオン】
 
ガイナックス謹製のアニメ。よくヤマトやガンダムを引き合いに出して語るが、どうも異質なような気がする。同じガイナックスなら「トップを狙え」が好きだな。
 良くも悪くも90年代後半を代表するアニメ(かな?)。

【エプロン】
 炊事科の人たちがしている。なぜか戦闘服の上からかけている。やはり戦闘服を汚してはいけないのだろう。

【エマージェンシー】
 
「永遠に」でいきなりこの声が乱れ飛ぶ。緊急事態の意味。
【エネルギー】「さらば」でズォーダーが「エネルギーすらつきたお前がどうやって戦うというのだ!?ダハ!だはっははっっははのはぁ!!」と笑うがヤマトのエネルギーは宇宙空間に存在するタキオン粒子で半永久機関のはず。
 波動エンジンのエネルギー源については「波動エンジン」を参照。

【エンジンルーム】
 
ヤマトを問わず推進力を持つ物に必要な場所。ヤマトの場合色々なドラマがありました。「1」では藪機関士と徳川機関長とのやりとり、「さらば」では、徳川機関長の絶命シーンとして有名。「3」では、マザーシャルバートの巡礼者達に占拠されました。
 「永遠に」以降スーパーチャージャーが装備されています。

【煙突ミサイル】
 誘導型(?)のミサイル。「2」で参謀に「今時煙突ミサイルなんて古いんだよ」とバカにされた装備だが「新たなる」では敵の戦艦群の下へ潜り一発かましたし、「3」のスカラゲック海峡星団の決戦では有効な武器としてかなりの敵を撃滅しました。

【お】

【おい】
 
「さらば」「2」で斉藤が声を発するとき時は、まずこれ。「おい、、」その後に何かしらつながる。

【おい、力抜け、肩の力を抜くんだ】
 
「新たなる」で島が北野にかけた言葉。後輩思いで優しい島君です。

【おお、、!ヤマト!!】

 「さらば」で満身創痍傷つきながら白色彗星の地球侵攻の真っ正面にワープアウトしたときに、サーベラー、ズォーダー大帝が驚きの声を上げた時のセリフ。
 ズォーダー大帝は余裕シャキシャキで「おもしろい踏みつぶせ」と事も無げに言った。木の葉のように小さいヤマト等簡単に一踏みだろうが(このときの作画が素晴らしく、地球を背負ったヤマトの波動砲が彗星帝国に狙いを定めているのである。)ヤマト乗組員の英知と貴い犠牲によって、その数時間後に葬り去られようとは思ってもいなかっただろう。

【太田健二郎】
 航海班レーダー科チーフ「1」では、ミサイルや戦艦などを識別していたが、「さらば」以降では森雪にその役柄をとられてしまう。
 「永遠に」で「超大型戦艦接近!ヘヴィー級です!」と泣きそうに言っていたのが印象的(というかそれしかセリフが無かったというのが正しい)。「3」では声優さんが「ブライト・ノア」の鈴木洋孝さんに代わった。似合わなかった。

【沖田十三】
 宇宙戦艦ヤマト初代艦長。イスカンダルから放射能除去装置を受け取るために自身の命を懸けて任務を遂行する。沈着冷静な行動の持ち主。その偉業をたたえ英雄の丘には銅像が建てられ宇宙の平和を祈念している。
 その判断力は、時に素早く、時に大胆で正確であった。
 新撰組の中に沖田総司という剣士が居た。若くして肺病でなくなってしまう。他の仲間(近藤勇、土方歳三)とは最後まで一緒にいられなかった、そのシチュエーションを汲んでいると思われる。
 「完結編」では「脳死にいたらず」元気に復活している。
 ヤマトの艦長は4人ほど居るが、一番はまっていたのは、やはり沖田艦長でしょう。森雪がアナライザーのスカートめくりに悩み相談に行くと「いや、、そういうのは修理しない方が、、」と人間味を感じさせる発言をする。
 やはり、お父さんと言うよりも、校長先生という風格。
 「完結編」では、古代と「父親と子供」の関係をくっきりと見せてくれた。
 ヤマト第一艦橋で戦死。
 (本当に余談だが「沖田総司はBカップ」というコピーで上映された映画(牧瀬理穂主演)は、どうも好きじゃないな。)

【沖田さん、、僕は、、、】
 
「1」で古代が雪が死んでしまったことで落ち込み、艦長室に相談しに行く場面でのセリフ。そのときの「真っ赤なスカーフ」のBGMがいいな。

【沖田さん、、男なら、、、】
 
「1」の1話冒頭で古代守が恥を忍んで逃げようと説得する沖田を振り切るように投げかける言葉。
 いきなり、こんな切実なシーンで始まるんですから、、凄いですよね。このときに「名作だ!」と気づいておけば、、、。

【緒方賢一】
 ご存じアナライザーの声優さん。回を重ねるごとに、最初のイメージが無くなってきたのは残念だけど、いつも笑いをとる大事な役だけにその存在感はなくなりません。

【おじさま】
 
「永遠に」サーシャ(澪)が古代進を呼ぶときに使った。
 「私の若いおじさま、、、」そういってサーシャはお母さんの元へ帰っていきました。

【おっとっととぉぉ】
 
「さらば」で斉藤が佐渡先生に頼まれてヤマトカクテルを作っている際に医務室に被弾し、ビーカーを落とさないようによろめいた時のセリフ。

【オリオン椀】
 銀河系で地球の位置するところ。
 デスラーは「3」で部下に「オリオン椀には手を出すな」と言ってあったのだが、、

【古代とヤマト】
 
”おれとやまと”と読みます。この歌が泣けるんだな。作詞家の阿久悠さんが、このシーンを見て「この場面の詩を作らせてくれ」とシリーズ始まって以来、初めて口にしたといいます。一度別れたヤマトに「ヤマトの存在」を問いかけます。兄だったのか、、父だったのか、、、それとも友だったのか?と。

【オールナイト・ニッポン・ラジオ・ドラマ・スペシャル】
 ヤマト上映前夜に恒例となった行事。一応生ドラマです。「宇宙戦艦ヤマト」「さらば宇宙戦艦ヤマト」「新たなる旅立ち」「永遠に」が放送された。が、ちょっと生じゃないところもあった(悲しい)。
 「宇宙戦艦ヤマト」は「天国にいるお父さん、お母さん」という古代進のモノローグで始まる名作。「さらば」は雪の視点で捉えた作品で、これも名作。
 確か「新たなる」は、テレビ放映される物の音声部分だけを流していたような…記憶が薄いです。
 「永遠に」は、サーシャが最後に泣き崩れるところまでで、とてもいい感じ。
 また聞きたいな。

【音楽集】
 
回を重ねるごとに発売される枚数が増える。「完結編」のBGM集はLPで5枚。1作品でこれだけの音楽集を出したのは珍しいのではないでしょうか?でも、どの作品のサウンドをとっても駄作がないのが凄い。というよりも名作揃い。
 アニメのBGMの域を遙かに越えて新しいジャンルを作り出した(ライト・クラシックと呼んでいたと思う)功績は大きい。
 「交響組曲宇宙戦艦ヤマト」はレコード大賞で企画賞を受賞。「組曲宇宙戦艦ヤマト」は大友直人さんの指揮でNHK交響楽団が演奏した。
 アニメ界において「交響組曲」ブームを巻き起こしたが、他のアニメで発売されるのは本当にBGMをつなぎ合わせただけの「組曲」風が多かった。
 ヤマトの全作品で作曲を担当しているのは「宮川奏」氏である。後に羽田健太郎氏を招き入れてさらにクラシックの要素が強くなった。