【か】


【海底ドッグ】
  「さらば」「2」に登場。静かに佇むヤマトが「旧型艦」という作中のセリフを
 具現化している心憎いシ−ンであります。
  当初設定ではこのドッグは完全注水されず、喫水線まで注水した後、前方区画へ
 移動、運河の関門よろしく後方を締め切り、その後完全注水し発進。となっていた
 ようですが、時間の関係か省かれています。 

【海底に眠るヤマト】
  第1作の第1話のラストシ−ン(私はこのシ−ンを見て、アニメにヤマトに転びま
 した)。何度見ても素晴らしいシ−ンですが、実際にあり得ないシ−ンであるのは
 皆様、ご承知の通り。
  99年、TV朝日が沈没していた戦艦大和の水中撮影に成功。その結果、主砲塔は軒
 並み外れて海底に転がり(砲塔はその構造上、艦に固定されておらず単に載せてあ
 るだけ)、艦橋構造物に至っては折れて、第1砲塔付近(おそらくは、火薬庫が爆発
 したため)で2つにちぎれた艦首船体の下敷きになっていました。個人的にタイタニ
 ック(それなりに感慨はあるけど)と違い、色々と考えさせられる映像でした。

【回遊惑星】
  アクエリアスのこと。なのだが、内部で核融合起こすような星なのに、惑星って
 呼んでいいのだろうか?

【カザン】「声/寺田誠」】*(追記)
  その後もガリアデスで執拗にヤマトを追うが、暗黒星雲でヤマトをゴルバ要塞群
 に追い込んだ途端、居なくなってしまった。ゴルバの爆発に巻き込まれたようにも
 見えなかったし、何処へ消えたんだろう?

【柏原満】
  「ヤマト」全シリ−ズの効果音担当。「波動砲」発射のあの音も、艦内の「爆発」
 でガラスが割れるのも(笑)、全てこの方の仕業です。皆さん名前は知らなくても(作
 者も名字しか知らなかった)、必ず聞いたことがあるはず。ヤマトの魅力の何割かは
 この方のお陰(^o^)。音楽と効果音で綴る「サウンドファンタジア ヤマト」は必聴。

【カタパルト】*(追記)
  元々のヤマトも何機か飛行機(戦闘機ではなく、水上偵察機)を搭載できるように
 なっており、そのカタパルト(当時は射出機と呼称)の位置に基づいているだけなん
 ですけどね。但し本家大和の場合、戦争末期の物資不足のため搭載機数全てを搭載
 したことは一度もなかったらしい。

【加藤直之】
  元「スタジオぬえ」所属。現在はイラストレ−タ−(初期の「銀河英雄伝説」「
 グイン・サ−ガ」など)として有名な方ですが、第1作当時はコスモゼロの設定画
 を描かれています。余談ですが、変わった所では「ガンダム」や「マクロス」の脚
 本家である、松崎健一氏が「舷側8連装ミサイル発射孔」の設定を描いてたりしま
 す。

【ガトリング砲】
  「完結編」のディンギル艦隊が搭載している砲塔の形。文字通り、19世紀末のガ
 トリング砲(現在のバルカン砲も、外見上はよく似ている)をイメ−ジさせるデザイ
 ンだが、本家のように回転はしなかった。基本設定画では「回転する」の表記が見
 えるので、作画の手間を省くため省略したのでしょう。

【ガミラス】*(追記)
  しかし、わざわざこんなへんぴな星狙わなくても・・・。他に移住できる星はなかっ
 たのか?

【画面サイズ】
  基本的に、アニメ−ションである本シリ−ズは、所謂4対3のスタンダ−ドサ
 イズ(要するに、ワイドじゃない四角いTVの画面と同じ)で作画されています(「さら
 ば」などを横長画面で見た記憶がある方もいるかも知れませんが、それは基本的に
 上映ミスだそうです。他にも上映館ごとに画面の見える範囲が微妙に異なる事があ
 ったらしい)。
  但し、「永遠に」の後半(白色銀河に入ってから)と「完結編」は横長のワイド(
 厳密にはビスタ・シネマ等、各種各社比率が微妙に違ったりするので、便宜的に呼
 称します)サイズで作られています。
  「永遠に」の場合は、「ワ−プディメンション方式」なる上映方式(画面サイズ
 4対3(ビスタサイズ(要するに少しだけ横長画面)の説有り)、音声モノラルから、画
 面サイズをワイド、音声を4chステレオに切り替える(尚、ダグラス・トランブル監督
 の洋画「ブレイン・スト−ム」も同様の上映方式(音声に関しては不明)を採用してい
 る)の為、後半のみワイドサイズという変則的な構成(見に行ったはずだが、記憶に
 ない(爆)。誰か見た覚えのある方連絡下さい)。BOX版LD及びDVD版ではソレを体験出
 来るハズ。
  「完結編」の場合、更に複雑で公開当時は4対3の画面で製作・上映されています
 が、実は70oでの公開を目指していたため、4対3の画面の上下を切り捨ててワイド
 サイズになるように、予めレイアウト(構図)や字幕が調整されています(だから、
 作中の字幕がミョ−に真ん中に寄っていたんですね)。それを裏付けるように、当
 時の原画(レイアウト)を見ると全体の上下1/4辺りでワイドサイズを示すと思しき
 直線が描かれているモノが散見されます。現在、ワイド画面の完全な姿はDVD版で
 見れるはず・・・(だから、DVD持ってないんだって(^^))です、多分。因みにLD版は、
 4対3のサイズで収録されています(細かい話で言えば、大元の撮影は4対3の35oで
 行い、その後上下をトリミングしてワイド70oに拡大するという手順で行われた、
 と思われます。この方法だと、結局コピ−したことになるので、画質が落ちるんで
 すけどね・・・)。

【川島和子】
  誰もが知ってる「a〜ha〜・・・」という、無限に広がる大宇宙を現すスキャット担
 当。ところでスキャットって何(^_^;)

【艦橋】
  艦の指揮を執る場所、ブリッジとも言う。各艦に必ず1ヶ所はあるがヤマトの場
 合、都合三ヶ所あります。指揮中枢である第1艦橋、航海を司る第2艦橋、水中及
 び非常用の内部レイアウトが上下同型の第3艦橋。

【艦長】
  ヤマト初代艦長、沖田十三。2代目艦長、土方竜。3代目艦長、山南・・・(誰か下
 の名前知らない?(^_^;))。4代目艦長、古代進。余談ですが、古代を除く歴代艦長
 は全員「新撰組」の隊士から名字を貰っています。沖田、土方ほど有名ではないで
 すが、山南という隊士もいます。割と有名な話ですから、皆知ってるかな?
  こうして見ると、歴代艦長の死亡率の高いこと。おまけにそのうち二人は、比較
 的被弾しにくい(当たり前だ(^^;))第1艦橋での死亡ですよ(残る一人も、2回目の
 時は第1艦橋で自爆したしな・・・)。
  確率、3/4。古代が艦長に昇進しなかった理由も、分かる気がする(^o^)。

【艦長代理】
  言わずと知れた古代進のこと。「第1作」から「永遠に(但し、作中では呼称され
 無かったが)」までの長きに渡り続けていたが、「V」になってようやく正式な艦長
 に任命される。尚、同時に真田・島の両名は副長に昇進している。

【艦尾ミサイル発射口】
  ヤマト艦尾第3砲塔下部の喫水線上下辺りに、左右各3門装備されたミサイル発
 射口。何ですが、使ってた覚えが無いんですけど・・・(^o^)。 


「き」

【気圧変圧装置】
  第1作のガミラス本星での戦いに、ガミラス側が使用。呼んで字のごとく気圧を
 変化させ低気圧を発生、ヤマトに硫酸の雨(嵐)を降らせた。油断しちゃダメよ、古
 代君(^o^)。

【キ−リング】「声/宮村義人」
  「3」に登場。ガルマン・ガミラスの参謀総長。細面で切れ長の目をした2枚目
 なのだが、何故か髪の毛が・・・(合掌)。

【機関室】
  エンジンルームともいう。波動エンジンを整備・制御するための中枢部分。実は
 2つに分かれており、我々がいつも見ているのは、前半分の「タキオン波動エネル
 ギ−発生部」とでも呼ぶべき所で、隔壁を隔ててその後方に「圧縮・増幅・噴射部」
 があり、更に主噴射口へと続いている。基本カラ−は初期が赤に近い橙色、「永遠
 に」以降は金色に近い黄色。
  実はかなり危険な場所で、徳川初代機関長が亡くなったのを筆頭に、負傷者の多
 いセクションの一つである(因みに、第二主砲塔や第二艦橋も危険である(^_^))。
  個人的には、「大・小」2つあったフライホイ−ルは「永遠に」以降「大」2つ
 となり、一目で強力になったのが分かり視覚的効果大であった。が、では補助エン
 ジンのフライホイ−ルは何処へ?

【機関長】
  初代「徳川彦左衛門」、2代目「山崎奨」。通常は第1艦橋勤務だが、現場(機関
 室)で作業や陣頭指揮を取ることも多い。

【菊池】
  「永遠に」の機関室員。丸刈りのいかにも脇役っぽい顔をした人(爆)。

【技師長】
  言わずと知れたヤマトの陰の立て役者、真田さんのこと。

【「技師長! 慌てず、急いで正確にな」】
  「さらば」の斉藤の名セリフ。敵陣中枢部での破壊工作という極限状態にありな
 がら、真田さんを気遣う斉藤の心が見え隠れする。本当、名セリフだと思うんだけ
 ど皆さんどう思います?

【奇襲攻撃隊】
  「永遠に」の冒頭、闇に乗じて現れた暗黒星団帝国の黒い降下兵。ちなみに最初
 に目撃したのは、森雪。

【北野 哲】「声/井上真樹夫」
  「新たなる」に登場。宇宙戦士訓練学校首席のバリバリのエリ−ト・・・のハズな
 んだが、いきなり発進ミスったり、味方がいるのに主砲打ち込んでパンツ1枚で艦
 内1周させられたり、顔に似合わずお茶目な奴。最大の疑問は、(艦内服の色から
 すると)航海班のハズなのに何故、戦闘指揮を執っていたのか? ということであ
 ろう。

【起爆装置】
  重核子爆弾の起爆装置のこと。重核子爆弾は奇妙な構造となっており、最初に爆
 弾本体の起爆装置を解体し、後に本星の制御装置を破壊するという手順を取らなけ
 れば止められないシステムになっている。

【木村幌】
  「1」「2」のTVシリ−ズナレ−タ−兼土方艦長。後、「新たなる」のグレ−ト
 エンペラ−(「永遠に」の聖総統と思われる)も。惜しくも「ヤマト3」の頃、他界。
 ・・・合掌。
  この人の声でないと「ヤマト」のナレ−ションじゃない・・・、という方も多いの
 では? 実際には「第1作」「2」「新たなる」だけなんですけどね(因みに「さら
 ば」広川太一郎、「永遠に」羽佐間道夫、「3」納谷悟朗、「完結編」仲代達矢)。
 個人的には「1」のバラン星前後の話数の冒頭ナレ−ションの名調子は、BGMの「元
 祖ヤマトのテ−マ」と共に忘れる事が出来ません。

【キャプテン・ハ−ロック】
  * ご存じ、髑髏の旗なびかせて生きる宇宙海賊。松本キャラの代表選手ですが、
 当初の予定では、古代守が途中よりキャプテン・ハ−ロックとして登場する予定だ
 ったそうで、実現していれば「999」より早く、松本キャラの競演が見られたハ
 ズだったのに。・・・残念です。
  余談だが最近、全キャラクタ−を関連づけるのにご執心な松本氏は、本気でこの
 設定を復活させるつもりらしい(噂ですけどね・・・)。

【機動戦士ガンダム】
  ヤマトと並ぶアニメの金字塔のひとつ、と言っても過言ではない作品。「スタ−ウ
 ォ−ズ」に対する「スタ−トレック」のようなモノ(そうなのか!?(^_^;))。昔は結
 構、各作品のファンの間で論争(喧嘩)したりもしたが(少なくとも筆者の学生の頃
 は。今は両作品とも好きですけど)真面目な話、お互い影響受け合った部分という
 のは存在する訳で「波動砲」と「コロニ−・レ−ザ−」とか、「新反射衛星砲」と
 「ビット(後のファンネル)」とか。所謂「富野ガンダム」直系ではないが、「ガン
 ダムX」のサテライトキャノンなんかは、どう見ても初代「反射衛星砲」・・・(^o^)。

【機動戦士ガンダムZZ】
  ご存じ、ガンダムシリ−ズの第3作。主役メカのZZガンダムの額の所にある「
 ハイ・メガキャノン」は、言うまでもなく波動砲のパクリである。デザイナ−であ
 る小林誠本人が言っていたので間違いない。因みに母艦であるネェル・ア−ガマに
 も、「ハイ・メガ粒子砲」という波動砲モドキがある。

【機動戦艦ナデシコ】
  98年には劇場公開もされたTV東京系のアニメ。ヤマト+スタ−トレックTNG+
 ゲッタ−ロボ+ラブコメというかなり偏った作りの作品ですが、ご多分に漏れず「
 グラビティ・ブラスト」「相転移砲」という波動砲モドキもしっかり出てきますし、
 「真田さん」に心酔してるとしか思えない「ウリバタケ・セイヤ」という整備班の
 班長が「こんなこともあろうかと・・・」と叫んだりしていて、なかなか楽しい番組で
 はあります。尚、劇場版に出てくる「リアトリス級戦艦」は、カラ−リングが「さ
 らば」の頃の地球艦隊戦艦にそっくりで、何となく笑えます。

【球形レ−ダ−(室)】
  一般的には「全天球レ−ダ−」と呼ばれていますが、「永遠に」では何故か、こ
 う呼称されています。このシステムが後の「ガンダム」MSの全周リニアシ−トのヒ
 ントになったかどうかは、定かではない。

【極冠】
  火星の極点付近の白い部分をこう呼称する。成分は雪と氷と見られている。時期
 により大きさの増減が見られるため、火星にも季節というか、気温の上下があるの
 は先の火星観測機等の観測結果とも符合する。古代と島がいた火星観測基地があっ
 た所。

【巨大戦艦】
  「超巨大戦艦」と呼ばれることの方が多い気もしますが、最近は後述のように「
 超」が付くほどでもないようなので、あえてここで書きます。
  「さらば」「2」登場。全長十数キロという当時としては「スタ−ウォ−ズ」の
 「スタ−デストロイヤ−(1.6q)」を遙かに上回る空前絶後の大きさ(パ−スが誇張
 されすぎて、歪みまくってましたけど(^^))を誇っていたが、その後、q単位の戦艦
 ばかりが出てくる「マクロス」や巨大都市宇宙船(メガゾ−ン23)などのお陰で影が
 薄い(洋画でもID4「インディペンデンス・デイ」とか。でもアレって絶対、日本の
 アニメのパクリですよね)。しかし、あの下部大型砲のインパクトは凄かった。月が
 半壊しましたからね。

【巨大戦艦プレアデス】
  「新たなる」に登場、デザインはおそらく中村光殻。ほぼ全体黒色の円盤形の巨
 大戦艦。異星メカなのにヤマトと同じような3連装砲塔を持つ。暗黒星団帝国第1
 艦隊旗艦で司令デ−ダ−(デ−タぢゃないのよ(^^))が指揮する。波動砲攻撃から逃
 れるため、イスカンダルを盾にして(厳密にはイスカンダルを背にして)いたが、再
 び暴走を始めたイスカンダルに気づかず、射線からずれた途端に撃破されてしまう。
 デ−ダ−役の富田耕生氏のちょいと間の抜けた悲鳴が、何となく可笑しかったりし
 ます。

【巨大戦艦ガリアデス】
  「永遠に」登場。前出のプレアデスとほぼ同型の艦。暗黒星団帝国地球占領軍総
 司令長官カザンが指揮する。

【巨大宙母】
  「永遠に」に登場しているのだけれど、あまり印象がない。どうやら、中間補給
 基地でコスモタイガ−のミサイルの的になっていたのが、コイツらしい。所謂「敵
 空母」ってことで(^^;)。

【巨大ミサイル】
  「1」に出てきた弾丸状の全長1q、直径5百mの巨大ミサイル。ゆっくりと回
 転しながら飛んでゆく様は、緊張感を煽っててGoodです。
  ガミラス冥王星前線基地より、発進直前のヤマトを殲滅(と言って良いでしょう。
 艦一隻に水爆使うようなものだから)するため発射されるが、到達直前にヤマトの主
 砲の一斉射撃を浴び、撃破される。近接信管か、時限信管にしておけば良かったの
 に・・・。あ、でもヤマトが頑丈だからダメか?(^o^)

【巨大輸送船】
  これまた「永遠に」に出てきたメカ。冒頭、三脚掃討戦車やパトロ−ル戦車など
 を発進させまくってました。しかし暗黒星団帝国の艦は、巨大以外にセ−ルスポイ
 ントって無いのかしら?

【旧型艦】
  ヤマトのこと。冷静に考えれば、この世界の地球の艦というのは全て、ヤマトよ
 り後に建造されているんですね。その割にはどの艦も弱いけど(^o^)。もう少しヤ
 マトを見習って作れば、防衛費も安くなるのに・・・(爆)。

【球形艦首】
  バルバス・バウ(初代バ−チャロンのジオングもどきのことではなく(^o^))とも
 いう。元々の戦艦大和の特徴の一つである球形艦首は、造波抵抗(艦が波を蹴立てる
 というのは、見ている分には格好良いのだけど、艦のスピ−ドを鈍らせる原因の一
 つだったりします)を減らし、更に艦の全長を短縮させる効果があります。その内部
 にはソナ−(水中用のレ−ダ−だと思って下さい)が設置されていました。
  ヤマトの場合、外部形状はそのままに内部に前方主レ−ダ−(後にタイムレ−ダ−
 )を搭載し(「永遠に」以降、下部を開いてレ−ダ−ユニットを露出させて稼働させ
 るようになったが、只のハッタリであんまり意味無いと思う)、「完結編」では臨時
 に対ハイパ−放射ミサイル艦首ビ−ム砲が取り付けられたりしてます。

【急降下爆撃機】
  初出は「1」の第22話。正式名称、ドメル式DMB-87型ガミラス艦上急降下爆撃機。
 逆ガル型の主翼を持ち、翼下に多数の中・大型爆弾を吊下、機首には小型の16基の対
 艦ミサイルランチャ−、操縦席直後に後方用2連装銃座を備える。第2空母に搭載
 され、空母と同色の紫のカラ−リングであったが、後に緑の機体も確認されている。
  念のため言っておきますが、宇宙で急降下爆撃というのは、真面目に考えれば意
 味はありません(いくら瞬間物質移送機を使ったとしても)。あくまでも「ヤマト」
 のデザインや世界観に合わせた戦法なのです。

【救命艇】
  「さらば」が初出。小型・大型・「完結編」型の最低3機種は存在しているようだ。
  小型救命艇は下部に分離式救助コンテナを搭載し、「さらば」で土方艦長を助け
 たりして大活躍。大型救命艇の場合は、同じく「さらば」での生存者脱出のシ−ン
 に使われ印象に残っています。救命艇と言うよりは、内火艇(ランチorはしけ)とい
 った感じですね。便宜上、「完結編」型と呼称する救命艇は、「完結編」の中盤初
 めの冥王星会戦時、撃沈された駆逐艦乗員救助の際、見ることが出来ます。

【強磁性フェライト】
  ヤマトをガミラス本星に引きずり込んだガス状物質(・・・多分。画面上で見る限り)。
 通信・レ−ダ−等の電波関係を攪乱する性質も持っており、ミサイルの中に仕込まれ
 破壊されると散布される。「マグネット発震機」を使い、包み込んだ物体ごと自在
 に動かすことができる。

【京塚ミヤコ】「声/中野聖子」
  「V」登場。生活班医療課の看護婦。多忙な森雪に代わり、佐渡先生の助手をす
 るため乗艦したようだが、戦闘が激しくなり始めたため、ケンタウルス座α星にて
 下艦する。
  この当時(80年頃)なので、いかにも当たり障りのない女性キャラとしてデザイン
 されていますが、現在ならきっとキャラ人気を取るため、ミョ−に力の入った可愛
 いキャラになってることでしょう(この項、完全に余談)。
 
【銀河系】
  我々の地球が所属する島宇宙。「ヤマト」の頃、描かれていた銀河系は円形の「
 アンドロメダ星雲型」であったが、最近の研究ではどちらかと言えば、長円型をし
 ているという。夢が無いな−。

【銀河伝説】
  岩崎宏美の名曲。「永遠に」時に製作されるも何故か使われず(「永遠に」LDの
 最後、クレジットの後に流れてますけど)、「V」の最初期のエンディングとして
 使われる。

【銀河の衝突】
  「完結編」の冒頭、銀河中心部で起こった異次元から現れた別の銀河との衝突の
 こと。これにより「ガルマン・ガミラス」と「ボラ−連邦」は、ほぼ壊滅状態とな
 ってしまう。
  * インパクトのある導入部ということで、SF設定の豊田有恒氏が考えたとい
 う話なのだが、当時の筆者にはインパクトが有り過ぎて、リアリティ−が全然感じ
 られませんでした。
  がしかし、先立って「NASA」が「銀河同士の衝突」の写真を発表。SFじゃ
 なく、現実の話になってしまったのね・・・(^_^;)。

【銀河万丈】 
  「永遠に」で暗黒星団帝国浮遊要塞総司令グロ−タス役で出演。当時は旧名の「
 田中崇」でクレジットされています。
  「機動戦士ガンダム」のギレン総帥として、あまりにも有名ですね。他には「装
 甲騎兵ボトムズ」のナレ−タ−兼ロッチナなど。最近ではTV東京系の「なんでも鑑
 定団」でナレ−ションを担当されてます。
【音楽集】回を重ねるごとに発売される枚数が増える。「完結編」のBGM集はLPで5枚。1作品でこれだけの音楽集を出したのは珍しいのではないでしょうか?でも、どの作品のサウンドをとっても駄作がないのが凄い。というよりも名作揃い。
 アニメのBGMの域を遙かに越えて新しいジャンルを作り出した(ライト・クラシックと呼んでいたと思う)功績は大きい。
 「交響組曲宇宙戦艦ヤマト」はレコード大賞で企画賞を受賞。「組曲宇宙戦艦ヤマト」は大友直人さんの指揮でNHK交響楽団が演奏した。
 アニメ界において「交響組曲」ブームを巻き起こしたが、他のアニメで発売されるのは本当にBGMをつなぎ合わせただけの「組曲」風が多かった。
 ヤマトの全作品で作曲を担当しているのは「宮川奏」氏である。後に羽田健太郎氏を招き入れてさらにクラシックの要素が強くなった。