<機能>
・RSH サービスを実行中のリモート
コンピュータでコマンドを実行します。
<書式>
rsh コンピュータ [-l ユーザー名] [-n] コマンド
コンピュータ | コマンドが実行されるリモート コンピュータを指定します。 |
-l ユーザー名 | リモート コンピュータで使うユーザー名を指定します。名前を省略すると、ログオンしたユーザー名を使います。 |
-n | rsh の入力を NULL にリダイレクトします。 |
コマンド | 実行するコマンドを指定します。 |
<使い方>
・とくにありません。
<注意事項>
・とくにありません。
<Rsh に関する詳細情報>
標準動作
・rsh は、標準入力をリモート コマンドに、リモート コマンドの標準出力をその標準出力に、リモート コマンドの標準エラーをその標準エラーにコピーします。一般に、リモート コマンドを実行すると、rsh は終了します。
・リダイレクト記号の使用法
リモート
コンピュータにリダイレクトするには、リダイレクト記号を二重引用符で囲みます。二重引用符を使わなければ、ローカル
コンピュータでリダイレクトが発生します。たとえば、次のコマンドでは、リモート
ファイル remotefile が、ローカル ファイル localfile
に付け加えられます。
rsh othercomputer cat remotefile >> localfile
次のコマンドでは、リモート ファイル remotefile
が、リモート ファイル otherremotefile
に追加されます。
rsh othercomputer cat remotefile ">>"
otherremotefile
・rsh の使用法
Windows NT Server を実行するコンピュータを使う場合、ユーザー名を検査するために、ログオンしたドメイン用のプライマリ ドメイン コントローラを利用可能にしなければ、rsh コマンドは実行されません。
.rhosts ファイル
一般に、UNIX システムでは .rhosts
ファイルによりネットワークへのアクセス権を許可します。.rhosts
ファイルには、リモート
コンピュータへのアクセス権を持つコンピュータ名と、それに関連付けられたログオン名が一覧されています。.rhosts
ファイルが正しく構成されているリモート
ホストに対して、rcp、rexec、または rsh
コマンドを実行する場合は、リモート
コンピュータに対するログオン情報とパスワード情報を入力する必要はありません。
.rhosts
ファイルは、各行が各エントリになっているテキスト
ファイルです。エントリは、ローカル
コンピュータ名、ローカル
ユーザー名、およびそのエントリに関するコメントからなっています。次のように、各エントリはタブまたは空白文字で区切られ、コメントはハッシュ記号
(#) で始まっています。
computer5 marie #This computer is in room 31A
.rhosts ファイルは、リモート
コンピュータのユーザーのホーム
ディレクトリになければなりません。リモート
コンピュータに固有の .rhosts ファイルの実装については、リモート
システムのマニュアルを参照してください。