更新日:98/08/10

    ICOM AH−4導入記

    (HF+50MHzオートマチックアンテナチューナー)

    INDEX
  1. 98/04/14 AH−4購入
  2. 98/04/15 コントロールケーブルを接続
  3. 98/04/16 アンテナエレメント配線
  4. 98/04/17 いよいよワッチ開始
  5. 98/04/18 ISDNノイズ対策&テスト運用
  6. 98/04/28 ALLJAでの結果
  7. 98/05/04 3.5MHz通信テスト
  8. 98/05/17 マイクへの回り込み
  9. 98/05/20 AH−4コントローラの作成
  10. 98/06/06アンテナ変更

 
戻る
 

前提条件
    埼玉県浦和市の8階建て鉄筋マンションの7F(地上高18m)のベランダ
    98/04/14〜98/08/07  
      使用リグ:ALINCO DX−70S(10W機)
      
    98/08/08〜  
      使用リグ:ICOM IC−736(HF:100W 50MHz:50W機)
      

  1. 98/04/14 AH−4購入 INDEXへ戻る


  2. なにが入っているかな
    AH−4本体
    取扱説明書
    コントロールケーブル(4芯 5m)
    同軸ケーブル(5D−2V 5m)
    Uボルトなどの取り付け金具
    M型コネクタ(2個)
    取扱説明書は、A3両面印刷の1枚のみでした。

    まず定格は
    周波数範囲 3.5〜54MHz(7m以上のワイヤーアンテナ使用時) 
    7〜54MHz(AH−2bアンテナエレメント使用時)
    最大定格入力電力 120W
    入力インピーダンス 50Ω
    チューン時パワー 10W(5〜15W)
    チューニング時間 平均2〜3秒(最大15秒)
    定格電圧 DC13.8V ±15%
    定格電流 1A以下
    接地極性 マイナス接地
    使用温度範囲 −10〜+60℃
    整合時VSWR 1:2.0以下 
    (但し、AH−2b以外のアンテナエレメント使用時で、アンテナエレメント長が1/2波長 
    およびその整数倍付近の周波数を除く)
    メモリーチャンネル数 45ch
    外形寸法 230(高さ)×172(幅)×69.5(奥行き)mm  
    (突起物含まず)
    重量 1.2Kg
    アンテナエレメント:    7m以上で、1/2波長およびその整数倍以外ということで、
                   8mの長さで試すことにした。
                                     (釣り竿で試すかな?)
    コントロールケーブル:  ICOM用が標準でついているが、今回はALINCOのDX−70Sに
                   接続するため、コネクタを購入する必要がある。
                   (ICOMは4ピンだが、ALINCOは5ピン)
    同軸ケーブル:      既存の同軸を使用する予定。
    アース:           ATUは、アースが命なのでよい場所を探すことにした。
                   (私の住んでいるマンションのベランダは、アースとして使えないため)
     


  3.   98/04/15 コントロールケーブルを接続 INDEXへ戻る
  4. コントロールケーブルのコネクタを秋葉原で探したがないため、ピンのみ購入し直接差し込んで
    使用する事にした。
    アンテナエレメント8.5mを3mの釣り竿に巻いて、アースは室内のアース端子に接続し、
    動作チェックを行った。
    3.5MHz〜28MHzまであっさりチューンが取れたため、あまりの簡単さに驚いた。
    (今までSWRを追い込むのにすごく苦労していたのが嘘のようだ!
     但し飛ぶかどうかまでチェックしていないため使えるかどうかは別問題だが)

    50MHzでも動作した。

    取扱説明書では、IC−706MKK,IC−756,IC−746シリーズにしか対応していないと書かれており
    他のICOM製品では、注意が必要である。
     
     


  5. 98/04/16 アンテナエレメント配線 INDEXへ戻る

  6.  
    10mのエナメル線をベランダの枠に沿って配線した。 
    角の部分は、釣り糸でつるしてある。 
     
    アースは、エアコンの穴を通しエアコン用のアース端子に接続した。
    (3mぐらいあるため送信時インタフェアが発生しないか問題が残る)
     


  7. 98/04/17 いよいよワッチ開始 INDEXへ戻る
  8. 取りあえずいつもにぎやかな7MHzを聞くことにしたが、あれほとんど聞こえない。
    やっぱりだめなのかなと思い3.5MHzへ移ってみたが今度はノイズだらけである。
    S9は振っているので今日はあきらめるかなと思い、CQ誌4月号で伝搬状況を確認しようと思いページを
    めっくたところISDNのノイズ対策の記事が目に入ってきた。
    実は私の家も1年ほど前からISDNを導入していたのでこれはと思い記事に目を通すことにした。
    NIFTYのFHAMのアパマンハムの会議室で話題になっていたのは知っていたが、別段気にしていなかった。
    記事の中に私の使っているNEC ATERM IT55DSUがばっちり載っているではないか。
    夜中にDSU内蔵のTAの電源を切りラインをはずすとノイズが収まった。
    早朝再度試してみると、聞こえるきこえる7,3.5MHzとも昨日とはうって変わってこんなに出ていたのかと
    いうほどきこえてきた。
    ということで、DSUへの対策をすることにした。


  9. 98/04/18 ISDNノイズ対策&テスト運用 INDEXへ戻る

  10.  
    CQ誌4月号に掲載されていたとおり、TA(DSU内蔵)の内部にTOKIN ST−201A(コア)と 
    50pFのセラミックコンデンサを半田付けした。 
    その結果3.5MHzでS9振っていたノイズがS5程度まで激減した。
    上の対策は、ディジタル側の対応だけであり今度は、アナログ側の対策を行うことにした。
    NEC ATERM IT55DSUには、アナログジャックが3個ついており、私の使用方法は2つが電話用、
    1つがモデムに接続されており、電話用は3m、モデム用は10mの電話線を使用している。
    すべてにコアを入れテストしたがあまり効果が出ないので、すべてをはずし1つづつチェックすることにした。
    その結果
     
    すべてはずした場合 S1以下
    電話1台を接続した場合 S3以下
    電話2台を接続した場合 S3以下
    モデム用の電話線を接続した場合 S5以上
    やはりケーブルがながいとNGでした。
    使用時は、モデム用ははずして運用することにした。

    この日の交信結果
     
    バンド モード エリア QTH HIS MY
    21 SSB 6 福岡県山門郡瀬高町 54 53
    21 SSB 4 広島市安佐北区 57 57
    21 SSB 6 大分県津久見市 55 59
    10Wではよく飛んでいる方だというコメントをもらった。
    コンデションが上がってきているのもあるがかなり良い結果が出ていると思う。
    他のバンドも聞こえてはいるがほとんどパイルアップになっているため交信に至っていない。(10Wのせい?)
     



     
  11. 98/04/28 ALLJAでの結果 INDEXへ戻る

  12. トータル8時間ほどALLJAに参加してみての結果です。
    結構飛ぶことがわかりました。
    (参加方法は、埼玉県浦和市の自宅からDX−70S(10W)+AH−4のみで運用)

    総合結果
    エリア CW SSB 合計
    1 6 38 44
    2 0 1 1
    3 3 3 6
    4 2 8 10
    5 5 2 7
    6 0 12 12
    7 1 2 3
    8 0 1 1
    9 1 1 2
    0 0 0 0
    合計 18 68 86
    詳細はこちら



     
  13. 98/05/04 3.5MHz通信テスト INDEXへ戻る

  14. 4mの釣り竿を使用し、10mのビニール線を釣り竿に付け余った部分は、ベランダへ引き戻してテストした結果です。
     
    コールサイン QTH モード HIS MY
    JM2IBG 静岡県清水市 SSB 59 59
    DX−70Sの変調が浅いことがわかり、これでは呼びにまわったとき取ってもらそうにないため、
    対策をする必要が出てきた。
    (パイルになったとき取ってもらえないのはこのせい?)



     
  15. 98/05/17 マイクへの回り込み INDEXへ戻る

  16.   DX−70Sのスピーチコンプレッサをオフにしたところマイクゲインを絞ると何とか治まったが、
    運用するレベルには至っていない。
    原因は、AH−4のアースにあるのかコントロールケーブルにあるのかはっきりしないが少しずつ
    対策をとっていくことにする。



     
  17. 98/05/20 AH−4コントローラの作成 INDEXへ戻る
  18. 通常CWは、エレキーしか使わないためキー入力もコントローラ上から行えるようにした。
    操作方法:
     10WでモードをCWにし、キー入力側のスイッチ(SW2)をオン
     ATU側のスイッチ(SW1)をLEDが点灯するまでオン(0.5s程度)
     LEDが消灯したらキー入力側のスイッチ(SW2)をオフ

    上の回路図のコントローラを作りコントロールケーブルからの回り込みをなくすようにした。
    これによってマイクへの回り込みは、半分ぐらいまでになった。
    あとは、アースしか残っていない。



     
  19. 98/06/06アンテナ変更 INDEXへ戻る
  20. エナメル線のワイヤーから、コメットの5バンド用ワイヤーアンテナの3バンド部分の片側を使用した
    アンテナに変更した。
    ベランダ内部に張っていたものを、ベランダからトップ部分が
    1mでるようにした結果、3.5MHz〜29MHzまで同調が取れるようになった。
    3.5MHzでは、SSB運用が苦しかったがこのアンテナにより交信が可能になった。


 
戻る