超カード VOX v2.23 for DOS/V ======================================================================== 【ソフト名】 超カード VOX v2.23 for DOS/V 【著作権者】 START(垣添始) NIFTY-Serve GCA03416 【制作日付】 1999/07/03 【動作環境】 IBM-PC/AT 互換機 【動作確認】 INTERTOP【開発言語】 日本語プログラム言語 Pure Mind PRO v5.2 ======================================================================== ●はじめに VOXは、1件1カード方式でメモや文書を作成し、それらを8段階ある階層構造の中 へ自由に配置し展開することができるプログラムです。 ひとつの階層は6×6の魔法陣で構成され、8階層まで使えるため最大36の8乗とい う膨大な枚数のカードを扱うことができます。 (36×36×36×36×36×36×36×36=5兆1701億0980万7450枚) VOXのカードは、適当な表現が思い付かないのでカードと呼んでいますが、実際はご く普通のテキフトファイルであり、編集もユーザーの使い慣れたエディターで行うため、 書き込める文字数に制限がありません。 また、このカードの先頭行には、外部プログラムやBATファイルを実行するコマンド を記入したり、別ファイル参照の指示などを記入できるため、テキストファイルと画像フ ァイルを一緒に管理するなど、様々なデータ整理が可能となります。 さらに、論文などの執筆を考慮して、アウトライン表示画面を設けてみました。カード 表示モードとワンタッチで切り換えられるため、全体の流れを把握するのに便利かと思い ます。 アイデアプロセッサーとして、あるいはランチャーや万能メニューとして、多様な用途 が考えられます。自分なりの活用法を発見してください。 ●梱包ファイル VOX.DOC ・・・・・・・・・・・説明書 *VOX.COM ・・・・・・・・・・・本体プログラム *VOXINDEX.COM ・・・・・・アウトライン表示用プログラム *VOX.CFG ・・・・・・・・・・・環境設定ファイル(サンプル) ●インストール ★まず、適当なドライブのどこかに 新しいディレクトリ(フォルダ)を作り、 上記の *が付いているファイル、または梱包ファイル全部を、その同じディレ クトリに置いてください。 ★次に VOX.CFG をエディターなどで開いて環境設定を行ってください。 ・設定方法は、VOX.CFG に記入してあります 必ず、editor と path の設定は行ってください。 ★アウトライン表示を行うために別途 SORT.EXE が必要です。 ※ VOX.COM と同じディレクトリにコピーして置いてください ※ SORT.EXE がなくても動作しますがソート(並び替え)処理が行われません。 ※ SORT.EXE がない人は上位互換のフリーウェアを SORT.EXE と リネームして利用するようにしてください。 おすすめはフリーウェアのXSORTです。下記にあります。 http://www.vector.co.jp/soft/dos/uti/se007577.html ★WindowsのDOS窓でVOXを使いたい場合 ・WindowsのDOS窓で使う場合もアウトライン表示用ソートツールは フリーウェアのXSORTが良いようです。(上記参照) ・エディターはWindows95用も利用できます。 例えば VOX.CFG で次のように設定してみてください。 editor = c:\windows\notepad.exe ●起動方法 VOX リターン ※このバージョンには起動オプションはありません。 ●カード一覧画面 ・カードの実際のファイル名は画面左上に表示されます。 [↑]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カーソル上 [←]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カーソル左 [→]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カーソル右 [TAB]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・画面下部にカード内容を表示するモードになります もう一度[TAB]キーを押すと戻ります 反転カード・・・・・・・・・・・・・・カーソル・カード(今選択しているカード) 灰色カード・・・・・・・・・・・・・・下の階層に置かれているカードです [Enter]・・・・・・・・・・・・・・・・・次のようにカードの種類によって動作が変わります。 白色カード・・・・通常のカード。下の階層へ降ります。 青色カード・・・・内容を参照するカード ・カード先頭行の中に全角文字「・」があるカードです。 ・下へ降りずにカードの内容を参照します。 緑色カード・・・・指定ファイルへジャンプし参照するカード ・カード先頭行の中に全角文字「→」があるカードです。 ・「→」に続く文字列を参照ファイル名と解釈します。 黄色カード・・・・エディターで編集作業に入るカード ・カード先頭行の中に全角文字「□」があるカードです。 ・そのカードを編集します。 赤色カード・・・・指定コマンドを実行するカード ・カード先頭行の中に全角文字「>」があるカードです。 ・「>」に続く文字列をコマンドと解釈し実行します。 ★上の各全角文字は VOX.CFG でユーザーが自由に指定できます。 [Enter+Ctrl] ・・・・・・・・・・下の階層へ降ります。 [Enter+Shift]・・・・・・・・・・カードを参照します。 または[V]または[空白] [Enter+Shift+Ctrl]・・・・カードを編集します。 または[E] ・指定エディターを起動しファイルを編集します。 ・編集後、VOX.COMと同じディレクトリにFEPOFF.BATが あれば、それを実行するようにしてあります。 [BS]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・上の階層へ戻ります。 [Home]・・・・・・・・・・・・・・・・・・最初の階層(第1階層)へ戻ります。 [End]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カード名を入力してジャンプすることができます。 「アウトライン全体表示」・・・・・・・・VOXファイル全体のアウトライン表示画面へ [O]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そのカードの配下のアウトライン表示画面へ [C]・・・・・・・・・・・・・・・複写 カードを複写元として取り込みます。 ・複写したいところへカーソルを持って行き [P]キー(貼付)を押すと複写されます。 ・[P]貼付は何度でもできます。 ・複写元カードの下階層にカードがある場合は それらのカードも一緒に処理する「一括複写」と 「単体複写」を選択できます。 ・単体複写の場合のみ、複写先にすでにカードが あるときは、[追加]が選べます。 ★一括複写は、複写先にファイルが存在しないもの として処理しようとしますので、要注意です! [M]・・・・・・・・・・・・・・・移動 複写処理と同様に移動処理を行います。 [D]または[Delete] ・・・・・・・・・・・削除 カードを削除します。 ・カードの下の階層にカードがある場合は それらのカードも一緒に処理する「一括削除」と 「単体削除」を選択できます。 [F]・・・・・・・・・・・・・・・検索 キーワードが含まれる行を抽出し参照します ・ファイル名、行番号付きのリストを出力するため、 そのままカーソル(画面2行目)を合わせてリター ンキーを押せば希望の行にタグジャンプします。 ・ワイルドカード変更、パス名の入力可能 ・[0]全内容・・・・各ファイルの全内容を検索 ・[1]題名のみ・・各ファイルの1行目のみを高速検索 ※出力ファイル_INDEX_は検索をする度に上書きされます ※次の拡張子のファイルは対象外として検索しません COM DIC DRV EXE LZH OBJ SYM SYS ZIP [X]・・・・・・・・・・・・・・・起動 カードの先頭行を取り込み、コマンド字列として実行 します。 ・実行前に問い合わせがあるので、必要ならコマンドを 変更してください。 ・実行時、「>」の文字から左側の文字列は無視します。 ・空白にしてリターンするとシェルへ移行します。 戻る場合は「EXIT」と入力しリターンキーを押す。 [ESC]または[Q]または[F1] ・・・・・・・・・VOXを終了します。 ●カード参照画面 ・カード参照画面は、カード内容を表示する簡易ページャーです。 ・ファイルを読み込みながら表示する方式なので、どんなに大きなファイルでも 気軽に開いて参照することができます。 ・ただし、1行あたり79桁までしか表示されません。 [↑]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カーソル上 [↓]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カーソル下 [PageUp]または[←]・・・・・・・・次頁 [PageDown]または[→]・・・・・・前頁 [E]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・参照中のカードをエディターで編集します。 ・エディターがVZ、MIFES、PSEなら、 行ジャンプの起動オプションを付け参照していた 行位置でエディターを起動します。 ※VOX.CFGで指定したエディターコマンドの先頭から 2〜3バイトでエディター名を判断し次のようなオプ ションを追加しています。(nnn=参照していた行番号) VZxxx → VZxxx filename -nnn MIxxx → MIxxx filename+nnn PSExx → PSE -lnnn filename [Home]または[A]・・・・・・・・・・・先頭行へジャンプします。 [J]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・指定の行へジャンプします。行数を数字で入力します。 [End]または[Z]・・・・・・・・・・・・末尾行へジャンプします。 [Ctrl+↑] [Ctrl+↑]・・・・・・・検索・・・・・・検索文字を入力して該当の行へジャンプ [Shift+↑] [Shift+↑]・・・・・再検索・・・・記憶している検索文字のある行へ [Enter]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・タグジャンプ/戻る ・カーソル行(画面2行目)の行頭にファイル名が あった場合そのファイルへジャンプ。 ファイル名に続いて行番号の指定があればさらに その行へジャンプします。 ・例 TEST.TXT 213:XXXXXX この場合TESTというファイルの213行目へジャ ンプします [Esc]・・・・・・・・カード一覧画面へ戻ります。 ●アウトライン表示について アウトライン表示処理は、次の2通りがあります。 「アウトライン全体表示」を行った場合(第1階層の画面左上でリターンキー を押した場合)は、ディレクトリの中にあるすべてのファイルのアウトライン 表示を行います。 それ以外の場所で[O]キーを押した場合は、カーソルのあるカードの配下のアウ トライン表示を行います。 アウトライン画面でのキー操作については、参照画面と同様の操作ができます。 ※アウトライン表示を行う場合、別途 SORT.EXE がないとソート(並び替え)処 理が行われません。→インストールについての項目を参照のこと ●主な改版記録 v1.00 1997-08-31 ・DOS/V版として新規作成・公開 v2.00 1997-09-07 □バグ修正関連 ・移動処理で追加を中止すると移動元カードが消えるというバグを修正 ・9階層目に入ってしまうバグを修正 ・起動時ディレクトリをVOX.COMがあるディレクトリ以外に設定してもアウトラ イン表示ができるようにした ・カードがない場所で[V]または[空白]キーなどで参照すると空のファイルを 作ってしまうというバグ修正 □カード一覧画面 ・カードの先頭行の文字を折り返し表示するようにした ・カードの種類によりカラー表示するようにした ・[TAB]キーで画面下部にカード内容を表示するモードへ切り替わるようにした ・上記変更に伴いアウトライン表示の[TAB]キー→[O]キーに変更した ・[Home]キーで最初の階層(第1階層)へ戻るようにした ・[END]キーでカード名を入力しジャンプできるようにした ・[F]キーで検索できるようにした (該当リストを出力しタグジャンプできるようにした) ・[X]起動の場合、先頭行の中に「>」がない場合は読み込まないようにした ・単体複写・単体削除処理、参照画面からの復帰を高速にした □カード参照画面&アウトライン表示画面 ・タグジャンプ機能を追加した リターンキーを押した時、カーソル行(画面2行目)の先頭にファイル名があれ ばそのファルにジャンプする。続いて行番号があればそのファイルの行位置へ さらにジャンプする。 ・[E]キーで参照中のファルを編集できるようにした (エディターがVZ、MIFES、PSEなら行ジャンプ起動する) ・[PageUp]キーでも前頁に行くようにした ・[PageDown]キーでも次頁に行くようにした ・[Home]キーでもファイル先頭に戻るようにした ・[End]キーでもファイル末尾にジャンプするようにした v2.01 1997-09-09 ・複写・移動処理の追加処理後、ダイアグラム表示が残ったままになるバグ修正 v2.23 1999-07-03 ・「アウトライン全体表示」を行った場合は、ディレクトリ中のすべての カード(ファイル)を対象とするようにした。 ・カーソルの位置にカードがなくても、その配下の階層にカードがあれば 複写移動の一括処理ができるようにした。 ・データファイルの拡張子名はこれまで「なし」のみだったが、 ユーザーが指定できるようにした。(VOX.CFGで設定します) ・上記の拡張子名を指定した場合は、画面左上の現在階層名の表示を ワイルドカードの形式で表示するようにした。 ・データファイルを新規作成した時の現在日時自動挿入する/しないを 選べるようにした。(VOX.CFGで設定します) ・上記の「日時の自動挿入をしない」場合、エディター編集後のファイル サイズが0バイトの時はファイルを削除するようにした。 ・画面右上の日付時刻表示を廃止した。 ・そのほか細かな変更多数今後の改編予定 ★縦横のセル数(カード数)を可変できるようにする ★セル(カード)の番号付与順序を横方向でも表示できるようにする ●その他 ・謝辞 Nifty−ServeのFOAU2フォーラムで、三島和彦さん(VEB04106)、 太田敏男さん(MHH01614)、新井由己さん(HAG01256)、FGALAPフォーラムで ふかださん(GHE01217)はじめ、他の方々から数々の貴重なアイディアやヒ ント、意見などをいただきました。お礼申し上げます。感謝!m(__)m ・転載など このプログラムはフリーウェアとします。 後日シェアウェア化する場合もありますのでご了承ください。 転載する場合は、事後でも結構ですのでご連絡ください。 また「こんな使い方をしているよ」というメールを頂けるとうれしいです。 ・連絡先 ・NIFTY−Serve ID = GCA03416 ・インターネット ・Home Page URL http://www.vector.co.jp/authors/VA003342/ ・郵便 461 名古屋市東区泉一丁目1-17 村本ビル3C 株式会社玉手箱 TEL052-961-3446 FAX052-961-6884 氏 名:垣添 始 ハンドル名:START m(__)m m(__)m m(__)m m(__)m m(__)m お願い m(__)m m(__)m m(__)m m(__)m m(__)m 何かと経費が必要なため、この場を借りて「カンパ」をお願い致します。(^^; ご協力いただける方がおられましたら本当に助かります、よろしくお願い致し ます。m(__)m アクセスギフトの場合:Nifty−Serve GCA03416 垣添始 銀行振込の場合:東海銀行岩倉支店 店番号:322 口座番号:780097 垣添始 (かきぞえ はじめ) 現金書留の場合:郵便番号461 名古屋市東区泉一丁目1-17 村本ビル3C (株)玉手箱 垣添始 m(__)m m(__)m m(__)m m(__)m m(__)m m(__)m m(__)m m(__)m m(__)m m(__)m m(__)m