JVim
Version 3.0-j2.1b

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JVim は、 UNIX で広く使われている vi エディタのクローンである Vim (Vi Improved. Most of Vim was written by Bram Moolenaar.) の Version 3.0 を日本語化したものです。
Vim は、オリジナルの vi に
  o 多段 undo
  o マルチウインドウ/マルチバッファ
  o 柔軟な挿入モード(挿入モードでも矢印キーによってカーソルを移動できる)
  o ビジュアルモード
  o ブロック指定
  o コマンド行の編集
  o コマンド行補完
  o 水平スクロール
  o テキストの整形
などの拡張が施されています(もちろん、オリジナル vi コンパチモードがあります)。
日本語化した JVim は、オリジナルの Vim に下記の変更を行っています。

  1. 日本語化(SJIS/JIS/EUC/Unicode/UTF-8対応)
  2. 罫線モードの追加
  3. IME 制御の追加
  4. Windows GUI のサポート
    o スクロールバーの追加
    o マウスでの範囲指定の追加
    o ポップアップメニューの追加
    o マウスによるカーソル移動の追加
    o クリップボードインタフェースの追加
    o フォントサイズやフォントの色の変更が可能
    o Drag & Drop のサポート
    o クリッカブル URL のサポート
    o -nw オプションで従来通りに console mode での起動が可能
    o BDF フォントのサポート
    o 複数の GUI 定義を持つ機能の追加
  5. BSD on Windows(BOW) のサポート
  6. UNIX の日本語入力システム canna/Onew のサポート
  7. テキスト整形時の禁則処理の追加
  8. LHA/ZIP/CAB/tar/gzip/compress ファイルの編集機能の追加
  9. FTP 経由のファイル編集機能の追加
  10. あいまい検索処理の追加
  11. syntax highlighting のサポート

などです。

UNIX でご使用の方は、 オリジナルソース に下記のソース差分をパッチしてご使用ください。
DOS版バイナリPC-98版バイナリも用意しましたので、それぞれご利用ください。
また、 SKK を木原さんがサポートされたものがこちらに、あります。


動作確認環境
MS-DOS版 WIN-32版 UNIX版
日本語モードのみの確認です
MS-DOS/V 6.22
PC-DOS/V 6.3
MS-DOS(NEC版) 6.2
Windows-95 MS-DOS Prompt
Windows-98 MS-DOS Prompt
Windows-NT 3.5 MS-DOS Prompt
Windows-NT 3.51 MS-DOS Prompt
Windows-NT 4.0 MS-DOS Prompt
Windows 2000 MS-DOS Prompt
OS/2 Warp Connect 3.0
日・英版共に確認
Windows-95
Windows-98
Windows-Me
Windows-NT 3.5(WorkStation/Server)
Windows-NT 3.51(WorkStation/Server)
Windows-NT 4.0(WorkStation/Server)
Windows 2000(Professional)
Windows 2000(Server)
Windows 2000(Advance Server)
Windows XP Home Edition
Windows XP Professional
NEWS-4.2R
SGI Indy/IRIX 5.3
IBM RS/6000 AIX 3.0/3.1
SS2/SunOS-4.1.4-JL
HP-9000/HP-UX 9.05
HP-9000/HP-UX 9.07
HP-9000/HP-UX 10.01
HP-9000/HP-UX 10.20
HP-9000/HP-UX 11.00
SS20/日本語Solaris2.4
NEC EWS4800 (EWS-UX/V R6.x)
BSD on Windows 1.5.1
BSD on Windows 1.5.1 + FreeBSD 2.0R
Free BSD 2.2.5-RELEASE
Debian 1.3.1
Turbo Linux 2.0
Cygwin B20.1
Cygwin 1.0
Cygwin 1.1
BSD/OS 4.01

バージョン歴
バージョン Windows版 ソース差分 変更点
j2.1b
2002/12/24
Download Download
     
  • modeline のデフォルト値を変更した (ALL)
  • noendofline で、文末の改行を入れないようにした (ALL)
  • One Window オプションのショートカットキーが重複していたのを修正した (WIN-GUI)
  • syntax オプションを window 単位に指定できるようにした (WIN-GUI)
  • uudecode で行長を無視して decode する場合があったのを修正した (WIN-32)
  • タグジャンプ時、指定タグが重複しているのに番号入力モードにならず、最初に見つかったファイルへジャンプしてしまう。かつ、2番目のファイルが見つからないといわれる不具合の修正 (ALL)
  • mktemp() 周りのセキュリティ強化 (UNIX)
  • clip.exe に、クリップボードの内容を標準出力に表示するオプション(-v)を追加 (WIN-32)
  • Ctrl-W] でウィンドウ分割してタグジャンプを繰り返すと異常終了するのを修正 (ALL)
  • ファイル共有チェックに、ファイルのタイムスタンプでチェックするモードを追加した (WIN-GUI)
  • 日本語の検索で \< が正しくマッチしない場合があるのを修正した (ALL)
  • hurd でコンパイルできないのを修正した (hurd)
  • ファイルのヒストリ機能を追加した (WIN-GUI)
  • 最大化ボタンで再描画されないエリアができるのを修正した (WIN-GUI)
  • syntax highlighting で、ブロックコメントの前が highlighting されないのを修正した (WIN-GUI)
  • 添付の syntax highlighting 定義で goto 文の判定がおかしいのを修正した (WIN-GUI)
  • Windows 2000 で、フォント選択をキャンセルしてもフォントが変更されてしまうのを修正した (WIN-GUI)
  • syntax highlighting で、同一の文字列を複数定義した際に highlighting が正しく表示されない不具合を修正した (WIN-GUI)
  • 添付の syntax highlighting 定義で _jvimrc の syntax 文の判定がおかしいのを修正した (WIN-GUI)
  • ASCII フォントと日本語フォントを選択可能にした (WIN-GUI)
  • 最大化ボタンを押した状態で、構成定義を変更すると、復元ボタンのまま最大化ボタンに戻らない不具合の修正 (WIN-GUI)
  • gg で grep の出力から該当ファイル・行にジャンプする時に、画面分割だけでなく、新規にウインドウを開くモードを追加した (WIN-GUI)
  • Ctrl-Wa で、 JVim のウインドウを順次移動するようにした (WIN-GUI)
  • Ctrl-Wz で、直前の JVim のウインドウに移動するようにした (WIN-GUI)
  • syntax highlighting で、コメントの文字列が文字化けする場合があるのを修正した (WIN-GUI)
  • Win 9x 系 OS で、 syntax highlighting を使用しない場合に、フォント異常が発生するのを修正した (WIN-GUI)
  • LANG の判定に ja_JP.PCK を追加 (UNIX)
  • jignorecase を指定した際に、全角アルファベットと数字が一致してしまう場合があるのを修正した (ALL)
  • レジスタの再生で、 beep 音がなるケースで、再生内容をクリアしていたのを修正した (ALL)
  • 正規表現の * でのマッチングで、日本語の 2nd byte がアルファベットのものにマッチングしてしまう事があるのを修正 (ALL)
  • 強制書き込み (:w!) が失敗する事があるのを修正 (ALL)
j2.1a
2001/05/05
Download Download
     
  • syntax highlighting のサポート (WIN-GUI)
  • .ini ファイルにフェードアウト (fadeout) 指定を追加 (WIN-GUI)
  • 新規ファイルの漢字コードが jcode の値にならない不具合の修正 (ALL)
  • HOME 環境変数の置き換えでアクセス違反になる場合があるのを修正 (ALL)
  • autoindent を設定してある状態で、複数行を選択した S コマンドを実行すると undo が不正になる場合があるのを修正 (ALL)
  • LANG の判定に ja_JP.eucJP を追加 (UNIX)
  • 正規表現の拡張 (ALL)
  • 編集中の ^P/^N で、日本語の認識が無かったのを修正 (ALL)
  • F10 キーが使用できない不具合の修正 (WIN-GUI)
  • 起動途中でファイルを Drag&Drop するとアクセス違反になる場合があるのを修正 (WIN-GUI)
  • 起動途中でスクロールバーをクリックするとアクセス違反になる場合があるのを修正 (WIN-GUI)
  • ! で起動したプロセスが foreground window になるのを許可するようにした (WIN-GUI)
  • 右クリックのポップアップメニュー表示をボタンを離したタイミングで行うようにした (WIN-GUI)
  • -no オプションの制御をメニューからも可能にした (WIN-GUI)
  • tar32.dll の 2.00 以降で、 gzip 単体ファイルが扱えなくなっていたのを修正 (WIN-32)
j2.1
2001/1/1
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  • fexrc を一つの .jvimrc で定義できるようにした (ALL)
  • foption=8 を追加した (ALL)
  • 行間・文字間の指定を可能にした (WIN-GUI)
  • ini ファイルの複数セクションを認識する様にした (WIN-GUI)
  • BSD/OS で、 Seek error となるのを修正 (BSD/OS)
  • $HOME/.jvimrc 等で exrc と fexrc の両方を set していて、カレントディレクトリに .jvimrc や .vimrc があると segmentation fault (core dumped) で落ちるのを修正 (ALL)
  • fepkeys での IME 制御を jinsertmode で指定できる様にした (ALL)
  • 樋口@raidway さんの Cygwin 1.1 パッチの取り込み (Cygwin)
  • BDF 使用時の IME フォントサイズを BDF フォントの大きさに合わせる様にした (WIN-GUI)
  • ZEN/HAN to ESC で 106 キーボードの半角/全角キーを ESC キーとして扱う機能を選択可能とした (WIN-GUI)
  • SJIS の 0xE0 で始まる文字を Unicode で保存するとファイルが壊れることがあるのを修正 (UNIX)
  • 空白を含むディレクトリ名の展開で、ディレクトリ名の空白以降の部分と同一のディレクトリ名がカレントディレクトリに存在すると、カレントディレクトリの展開を行ってしまう不具合の修正 (WIN-32)
  • grep で、最初のファイルに、サイズが 0 のファイルを指定すると core dump するのを修正 (ALL)
  • grep に、 -- (オプションの終了) を追加 (ALL)
  • bdelete で、バッファを切り替えた場合に、コード判定が正しく動作しない不具合を修正 (ALL)
  • Cygwin-1.1 のパス参照方法の変更に対応 (Cygwin)
  • フィルタコマンドを 10 回以上使用すると、テンポラリファイルが作成できない不具合の修正 (WIN-32)
  • SJIS の補助漢字コード (0xFxxx) を、 JIS 出力する場合には等価文字 (0xExxx) に変換するようにした (ALL)
  • SJIS の補助漢字コード (0xFxxx) を、 EUC 出力する場合には SS3 + MSB 付き JIS X0212 とし、 X0212 で表現できないコードは、 eucJP-open の IBM 拡張漢字の変換表を使用して出力するようにした (ALL)
  • Insert mode で ↑↓キーを使って上下の行へ移動したとき、移動先が行末で、かつ日本語コードだった場合、文字を挿入すると文字化けをおこす不具合の修正 (ALL)
  • "Press RETURN or enter command to continue" を抜ける時に、特殊キーを押すと、モードが替わるなどの不具合を修正 (ALL)
  • canna で行を跨った表示が正しく行われない不具合の修正 (canna)
  • SJIS と EUC が混じったテキストを fopion の 1-3 を指定して開くと segmentation fault (core dumped) で落ちるのを修正 (ALL)
  • 行の増減を行うと、 segmentation fault で落ちる場合があるのを修正 (WIN-GUI)
  • 実行ファイルがあるディレクトリの vimrc をシステムデフォルトとして使用する様にした (WIN-32)
  • システムデフォルトの vimrc も jvimrc が同一のディレクトリにあれば優先して jvimrc を使用するようにした (UNIX/WIN-32)
  • HOME 環境変数を ~ に置き換える際に、ディレクトリの区切りを考慮していない不具合を修正 (ALL)
  • : コマンドで % を指定された場合には、フルパスに展開する様にした (ソースのコメントに合わせた) (ALL)
  • 外部コマンド起動に / でパスを区切られても動作するようにした (WIN-32)
  • ONEW で vim_isdir() のプロトタイプ宣言がエラーになるのを修正 (Onew)
  • リンクするライブラリを static ライブラリから dynamic ライブラリに変更した (WIN-32)
  • ファイルのソートを Windows 流に、大文字・小文字の区別をしないようにした (WIN-32)
  • クリッカブル URL で、空白を含んだパスを含んでいる場合には、ダブルコーテーションで囲んである範囲を認識する様にした (WIN-GUI)
  • join の際に、日本語で終了している次の行が、空白文字のみの場合には、空白を入れないようにした (ALL)
  • nojjoinspaces にした場合には、日本語と ASCII 文字の間に空白を入れないようにした (ALL)
  • Ctrl-G で、 1 バイト文字のカラム数が 1 少ないのを修正 (ALL)
  • jreplace オプションの動作を逆にした (ALL)
  • ! のコマンド実行でドキュメントタイプを参照する様にした (WIN-GUI)
  • ファイル共有をチェックするようにした (WIN-GUI)
  • 日本語の空白文字に 0x8151 を追加した (ALL)
  • レイヤードウィンドウでの半透明をサポートした (WIN-GUI)
  • BDF フォント使用時のメモリ開放漏れの修正 (WIN-GUI)
  • BDF フォント使用時の高速化 (WIN-GUI)
  • 樋口@raidway さんの OpenBSD 2.7 パッチの取り込み (OpenBSD)
  • bitmap 表示を BDF フォント使用時に、空白文字の反転表示が正しく表示されないのを修正 (WIN-GUI)
  • 背景に bitmap 以外に jpeg/gif 等を表示できる様にした (WIN-GUI)
  • 背景のサイズを調整できる様にした (WIN-GUI)
  • 背景の位置を右上に表示できる様にした (WIN-GUI)
  • 濱崎健 (hma@syd.odn.ne.jp) さんの Debian GNU/Linux 2.2 パッチの取り込み (Linux)
  • カーソル形状を変更した (WIN-GUI)
  • ヘルプファイルの読み込みで、日本語コードの自動判定を行う様にした (ALL)
  • tagex オプションを追加し、同一のタグが存在する場合には選択可能にした (ALL)
j2.0a
2000/04/01
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  • ファイルに 0xfe が文字コードとして存在すると、その時点で EUC コードと判定する為に、 SJIS のファイルを誤判定するのを修正 (ALL)
  • カーソルキャレットが残る場合があるのを修正 (WIN-GUI)
  • tags ファイルの検索文字パターンの中に漢字が含まれていると、ファイルは開くが tag 名の検索に失敗するのを修正 (ALL)
  • MS-DOS で grep がコンパイルできないのを修正 (MS-DOS)
  • UTF-8 で malformed になった場合に、 SJIS/EUC の判別ができないと UTF-8 に誤判定してしまう場合があるのを修正 (ALL)
  • grep で、終了値が正しく返らない不具合の修正 (ALL)
  • タイトルバーのファイル名表示を :set icon でフルパス表示から、ファイル名のみの表示にするようにした (WIN-32)
  • 1 バイト目が日本語コードで、 2 バイト目が \0 のファイルを開くと、一般保護例外になる不具合の修正 (ALL)
  • gg で、存在しないファイルにジャンプしないようにした (ALL)
  • 半角カナのワードサーチが動作しない不具合を修正 (ALL)
  • BSD/OS 4.01 でコンパイルできるようにした (BSD/OS)
  • g を map されていると ATL-V が動作しないのを修正した (WIN-GUI)
  • Windows 2000 の notepad で UNICODE のエンディアンが指定可能になったので、 jbigendian オプションで UNICODE のエンディアンを指定できるようにした (ALL)
  • Windows 2000 の notepad が出力する UTF8 を SJIS と誤判定するのを修正 (ALL)
  • .ini ファイルでの fontsize 指定を正しくした (WIN-GUI)
  • .ini ファイルでの textcolor/backcolor の指定を "," で区切った RGB 値で指定できるようにした (WIN-GUI)
  • ALT-N で新規に JVim を起動する際に、現在の構成定義で起動する様にした (WIN-GUI)
j2.0
2000/01/01
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  • BDF フォント使用時に、スクロールバーでの移動が遅いのを修正 (WIN-GUI)
  • メニュー表記の修正 (WIN-GUI)
  • メニューに Save と Save As を追加した (WIN-GUI)
  • 新規ファイルの修正を undo した後に、 :bdelete すると JVim が落ちるのを修正 (ALL)
  • 下カーソル移動で、突然 paste される場合があるのを修正 (WIN-GUI)
  • VC++ 5.0 + SP3 でコンパイルすると、 tag jump が無限ループするのを修正 (WIN-32)
  • Windows 98 で Foreground Window にならなかった場合には、アイコン化した後に表示する事で Foreground にする様にした (WIN-GUI)
  • ドラッグ&ドロップで、 C:\WIDNOWS\デスクトップ\サポートカード 3.3.txt が読み込めない不具合の修正 (WIN-GUI)
  • tag ファイルで LSIZE 文字以上の行があった場合には、エラーでは無く読み飛ばすようにした (ALL)
j1.8
1999/12/04
----- ----- 詳しくは、 readme.doc をご覧ください

5500+