ユーザ定義モジュール


変数、関数、クラスが含まれたPythonファイルをimportすると、そのファイルに含まれた変数、関数、クラスが利用できるようになります。そして、最初にそのモジュールを利用したとき、そのモジュールは中間コードにコンパイルされて.PYCファイルが作成されます。この.PYCファイルを参照可能なフォルダに置いておけば、次回から高速にインポートできます。

ここで参照可能なフォルダ一覧は、sys.pathで定義されるリストで得ることができます。このリストで空白(' ')はカレントディレクトリを表します。もし、それ以外のフォルダに.PYCファイルを置くなら、このリストにそのフォルダを追加すればよいです。

モジュールとその使用例を次に示します。.

(モジュール)

# module test

def sum(lx) :
	y = 0.0
	for i in range(0, len(lx)) :
		y += lx[i]
	return y

def mean(lx) :
	y = sum(lx) / len(lx)
	return y

 

(使用例)

# test 'SumOfList.py'

import SumOfList

list1 = [10, 30, 50, 70, 90]
y = SumOfList.sum(list1)
print y
y = SumOfList.mean(list1)
print y