CASIO Fiva (MPC-103M62S)の主な仕様
型番 MPC-103M62S
CPU

NSC Geode (Cyrix MMX MediaGX)-300MHz
(WordやExcel、メール、ブラウザくらいしか使わない普通の人には充分。)

Memory

32MB + 64MB増設(ノーブランド PC-100 SO-DIMM \5,000)
(max=96MB。これは設計上どうにもならないのかしらね。NT4.0の頃は96MBあると、カーネルが全部メモリに入るのでサクサク動作したけど。2000だと96MB内に収まるかどうか?NT系はメモリが足りない状態だと悲惨だからね。)
96MBでも、Windows2000 Pro でサクサク動きますね。WindowsMeのときは、MediaPlayerの画面が停止するMPG動画でも、ちゃんと再生されるようになったし。(時々コマ落ちするのは、ハードウェアアクセラレータをオフにしたせい?)

32MB + 128MB増設(BUFFALO VL100-D 128M SO-DIMM \3,780) 
( 本体メモリソケット側の62,68ピンをジャンパ線でつなぐ事により、128MBを使用できるようになった。合計、160MBまで認識。Fiva MLに感謝。)

HDD

10GB (富士通MHM2100AT 9.5mm厚)
20GB (東芝MK2016GAP 9.5mm厚。\23,500)に換装 (とっても簡単。デスクトップ並み)
40GB (IBM IC25N040ATCS05 9.5mm厚。\16,650)に換装

FDD 外付け 3mode (でも買ってない。PCMCIA ATAカードからブートできるし、KXL-830AN CD-ROMからもブートできるから)
LCD 6.7" 800x600 HAST 65K色 (HASTは高精度TFT) A5サイズでSVGAは世界中でこれだけ。視認性は充分。
ディスプレイコントローラ NSC(Cyrix) XpressGraphics (特にDOSで遅い。Windowsでの普通の使い方では気にならない。)
PCMCIAおよびコントローラ 1 (Ricoh RL5C475)
I/Oポート USBx1, モデム, Mic/Phones, IrDA
(IrDAなんていらないからVGA端子を本体に付けてくれってば)
拡張 I/O BOX COM1, LPT1, PS/2, USB, FDD, VGA (\10,000 でも買ってない。)
(本体に一体化して、キーボードに適度な傾斜がかかるので、とっても打ちやすくなるのは◎)
モデム K56flex/V90自動切換 (モジュラージャックが本体になくて専用ケーブルでコネクタを引き出すのは邪魔。なぜこんな仕様?)
LANコントローラ なし
サウンドコントローラ SB Pro互換 (NSC XpressAudio 16bit)
キーボード ピッチ:15mm, ストローク:1.5mm
(仕様上はこんなに貧弱なのに、結構ブラインドタッチで使える。)
ポインティングデバイス ThumbPad
(これはあまり感心しない。やはり使いにくい。)
バッテリ 3H (結構持ちます。実際の使い方では、約2時間ちょっと、というところです。)
重量 840g, ACアダプタ:240g, ポトリ:190g
サイズ A5 (W210 x D132 x H25.4) (やはり、これはいい。小さいバッグにも入るし。
Sofmapで買ったA5サイズの周辺機器用バッグがクッションも入ってぴったりサイズです)
購入価格 本体\139,800 + 下記 = 税込\190,500 (2000.12.7) 
64MBメモリ\5,250 +20GB HDD\24,670 + CD-ROM\13,790
40GB HDD\16,650
  
  
    稼動確認済のOS (2002/10/6現在)

MPC-101以来、約1年半ぶりのFiva。相変わらず小さいのね。CPUが300MHz, HDDが10GBになった以外は、仕様上はあまり変化がない感じ。
開発がメインの仕事ではなくなったので、実質的なメインマシンをこのFivaに切り替えます。
でも標準のHDD 10GBでは足りないので、東芝の20GB HDDに速攻で換装しました。購入時の状態では1度も電源を入れたことがないという…。
これをWinMe用CドライブとWin2000用Cドライブ、D〜Lまでのドライブに分けてます。
MPC-101の頃に比べると、デバイスドライバがリカバリCDの1箇所に固まっていてインストールが楽になってました。

※Windows2000 Pro については、MPC-103M62S 固有の問題があります。
103 上での Windows2000 において、レジストリに設定した値のうち、システムに絡むもののいくつかが、再起動すると設定前(!)に戻ってしまいます。
全てのレジストリ変更が戻ってしまうわけではなく、システム関連のいくつかだけのようです。
例えば、環境変数PATHを設定しても、再起動すると忘れてしまいます。
このため、新しいデバイスを認識させても、再起動すると、きれいさっぱり忘れてしまいます。(再起動するたびに『新しいハードウェアが見つかりました』となる。)
これに対する対策は、今のところ、ただひとつしかありません。
『再起動してください』メッセージを無視して、再起動する前にWindows2000を再度上書きインストールすることです。(1時間近くかかりますが、ほとんど自動なので…。)
上書きインストールのどこかでレジストリが正常に保存されるらしく、再起動しても忘れずに覚えておいてくれます。
※WindowsXPにすると、これらの症状はきれいになくなります。

1)Windows2000 インストール後、再起動した後、101 用の Windows2000 ドライバをインストールします。
http://www.casio.co.jp/mpc/101/support/win_2000_2.html
2)そのまま再起動せずに、Windows2000 の上書きインストール(\I386\WINNT32.EXE)を実行します。
3)VGAデバイスに(!)が付いていても、削除してはいけません。
4)再起動後、他のドライバやソフトウェアを、再起動せずに、せっせとインストールします。
5)そのまま再起動せずに、Windows2000 の上書きインストール(\I386\WINNT32.EXE)を実行します。
以下、4〜5を必要なだけ繰り返します。

このやり方で、Windows2000 Pro で次の環境が実現できています。

・800x600 High Color表示(ハードウェアアクセラレータをOFFにしないとアイコンの色が変になる)
サウンド
・PCMCIAカード (Accton EN2228, Adaptec SlimSCSI)
CD革命Virtual V5
・B's Recorder Gold 1.82
・Office 2000 Premium
・Visual Studio 6.0

ここまでたどり着くのが大変(時間がかかる)なのですが、メモリが96MBあるのなら、不安定なWinMeよりずっと安定しています。
ただし、64MBしかない人にはお勧めしません。NT系はメモリがカーネルサイズより小さいときはスラッシングをはじめて悲惨です。