============================================= MMエディタ [表現力九倍マクロ]ver.1.10 For Windows95/NT (C) t.shibasaki, 1999/2/20  ============================================= 目次 ・はじめに ・インストール方法 ・2つのマクロの違いについて ・使用方法 ・カスタマイズの方法 ・改訂履歴 ============ はじめに ============ これは、MMエディタの印刷機能の中の「見出し行」機能を使って、文字の大きさの変 更や文字修飾を、ワープロ感覚で簡単に行うためのマクロです。今解凍した「9bai110. lzh」に中には以下のファイルが含まれています。 * 9bai11.txt ----------------- このファイルです。 * 9bai-b11.txt-------------- 「表現力九倍マクロ(ながら用)」です。 * 9bai-c11.txt-------------- 「表現力九倍マクロ(まとめて用)」です。 * 9bai.pr1------------------ 「表現力九倍マクロ用印刷設定ファイル」です。 誰にでもそのまま使ってもらえるように作りましたので、「MS明朝」とか「MSゴシ ック」とか非常に一般的なフォントしか使っていません。また、色も黒だけです。が、 きっとみなさんいろいろなフォントを持っていると思いますので、いろいろカスタマイ ズするともっと楽しく使ってもらえると思います。色をいろいろと設定することもでき ます。カスタマイズの方法も書きましたので、カスタマイズして使ってみてください。 非常に便利だと思います。 なお、「見出し行機能」については、詳しくはMMエディタのヘルプに譲ります。そち らを参照してください。 ================= インストール方法 ================= 1. 9bai-b11.mac もしくは 9bai-c11.mac のいずれか一方若しくは両方のマクロファイ ルをMMエディタのマクロディレクトリにコピーして下さい。 2. 9bai.pr1をMMエディタのディレクトリにコピーして下さい。 3. MMエディタと同じディレクトリに入れたマクロを「マクロの登録」でMMエディ タに登録します。 4. 後は「マクロ(M)」→「登録したマクロの実行」から実行できます。お好みに応じ て「キーコマンド設定」をしていただくともっと快適に使用できると思います。 ========================== 2つのマクロの違いについて ========================== ここには "9bai-b11.mac" と "9bai-c11,mac" という二つのマクロがあります。これら は基本的には同じ機能を提供するものですが、使い勝手が違います。好みに応じて選ん でください。とりあえず最初は "9bai-c11.mac" を使うことをおすすめします。 a) 9bai-b11.mac 「表現力九倍マクロ(ながら用)」と名付けました。感じとしては、文章を作成しな がら、一緒に修飾も行っていく、という操作に適したマクロです。メニューを選択 すると処理を実行した後、マクロが終了しますので、メニュー選択後直ちに文章の 入力を続けられます。 b) 9bai-c11.mac 「表現力九倍マクロ(まとめて用)」と名付けました。感じとしては、完成した文章 にまとめて修飾をつけるという操作に適したマクロです。修飾を様々な行に連続し て選択でき、それが終わると自動的に印刷プレビューを立ち上げて印刷処理に入っ てくれます。 まあ、好みもあると思いますが、"9bai-c11.mac" 「表現力九倍マクロ(まとめて用)」 の方が一連の処理がマクロ内で完結していて動作に間違いがありません。その意味で、 とりあえず最初は "9bai-c11.mac" を使うことをおすすめします。 ========= 使用方法 ========= a) 9bai-b11.mac 下記の手順で使用ください。 1. カーソルを修飾したい行に持ってくる。 2. マクロを実行する。 3. 施したい修飾をメニューの中から選択する。 様々な行を修飾したいときは上記の作業を繰り返してください。 b) 9bai-c11.mac 下記の手順で使用ください。 1. カーソルを修飾したい行に持ってくる。 2. マクロを実行する。 3. 施したい修飾をメニューの中から選択する。 4. 次に修飾を施したい行に「↑」「↓」キーでカーソルを移動する。移動したら 「リターン」キーを押す。 5. 施したい修飾をメニューの中から選択する。 6. 4.と5.の手順を繰り返し、修飾を施したい行すべてに修飾を施したら、終了を選 択する。 7. 印刷プレビューが立ち上がる。それでよければ、印刷する。 c) 補足 1. すでに修飾を施した行を別の修飾にしたいときでも、単にしたい修飾を選んでも らえば、それでOKです。前の修飾タグを消して新しい修飾タグを入れるように してありますので、前の修飾タグを元に戻してから新しい修飾タグを入れるなど という面倒な作業はいりません。 2. ここでいう一行とは、論理行(=改行までのひと固まり)ですが、そこのどこにあ っても正しくタグが打たれます。というわけで多少ラフな操作にも耐えます。 ン!? =================== カスタマイズの方法 =================== a) フォントのカスタマイズ。 1. まず、「印刷設定」を選んで印刷設定メニューを開いてください。 2. 次にその中で「書式ファイル」が "9bai.pr1" になっていることを確認してくだ さい。 3. 印刷設定メニューの中で「見出し行」を選びます。 4. 「見出し行設定」メニューの中の「フォント」「文字スタイル」で好きなフォン ト/文字修飾を設定してください。できたら「設定」を押してください。このと きどの見出し行にどの設定をしたか、控えておいてください。 5. 「印刷設定メニュー」に戻りますので、そこで「書式登録」を選んでください。 6. ファイル保存のダイアログになりますので、ファイル名が "9bai.pr1" になって いることを確認して、保存してください。 7. MMエディタで使っているマクロ("9bai-b11.mac" か "9bai-c11.mac" かのいず れか)をMMエディタに読み込みます。 8. 8行目から15行目までが見出し行のメニュー項目の部分ですので、この部分を 4. で控えた内容に変えて保存します。 b) 印刷設定のカスタマイズ 印刷設定については、見出し行設定とフォント設定以外はこのマクロの動作には関 係ありませんので、通常MMエディタを使うのと同様にいろいろと変えていただい て結構です。 フォント設定は見出し行で設定したフォントとの関係がありますので、それを念頭 に置いて変更してください。 たとえば、このマクロの初期設定は、 ・基本印刷フォント - MS明朝(12p) ・見出し行5 - MS明朝 12P(下線付) ・見出し行6 - MSゴシック太 12P ・見出し行7 - MS明朝 12P(イタリック) ・見出し行8 - MSゴシック太 12P(下線付) となっていますが、これは要するに ・見出し行5 - 下線付加 ・見出し行6 - 太字 ・見出し行7 - イタリック体 ・見出し行8 - 太字+下線 という設定にしてあるということです。これが基本印刷フォントが「MS明朝(14P)」 になったりすると意味合いが完全に変わってしまいます。そういうことです。 C) 印刷設定ファイルの変更 すでに見出し行の設定をした印刷設定ファイルを持っていて、それをこのマクロで 使いたい場合は、下記のようにしてください。 1. MMエディタで使っているマクロ("9bai-b11.mac" か "9bai-c11.mac" かのいず れか)をMMエディタに読み込みます。 2. "9bai-b11.mac" であれば、156行目、"9bai-c11.mac" であれば、173行目の 「LoadPrFile("9bai.pr1"); // このマクロ用の印刷設定ファイルを読み込んで」 の中の "9bai.pr1" をその印刷設定ファイル名に変えてください。 ========= 改訂履歴 ========= 1997/ 9/ 3 VER.1.00 ・とりあえず完成。 1999/ 2/20 VER.1.10 ・MMエディタがVER.5.00で最大折り返し桁数を3200に増やしたのに対応。 ・MMエディタがVER.4.60で登録可能マクロ数を80に増やしたのに対応。 ・MMのディレクトリを自動的に取得し、インストール時に設定不要にした。 以上