MMエディター用 註機能拡張マクロ 1、機能について  このマクロは、MMエディターの註機能を拡張するものです。 MMエディターは、\k{ }のタグを埋め込むことにより、印刷時に 註のルビを出力します。  この註の番号は、印刷時に自動的に振られるので、途中の削除 にも自動的に対応します。しかし、註を振る場合、当然最後にも 註のリストがつくわけで、これは自分で作成するわけです。  しかし、註のタグは全て\k{ }で統一されている為、文中では 何番目の註であるのかが不明になり、これがたくさんの註を編集 する時には、なにかと大変な作業になります。特に、註の削除を 行った場合、今までの註の番号をずらしてゆく作業はかなり大変 なものです。 そこで、このマクロの登場です!  このマクロは、実行するとメニューが表示されます。  1、註挿入  2、註挿入→後註  3、註削除  4、註削除→後註  5、後註削除  6、註→後註  7、後註→註 註挿入は、カーソルの位置に\k{ }を出力します。{ }の中には カーソル直後の文字が一字だけ入ります。\k{ }を出力した後、文末 に   ★註★ 註(1)  というリストを出力します。2を選んだ場合、新しく作成した註に 移動するわけです。 後の註は、3や4によって\k{ }を削除した時にも、それに対応して 消去されます。削除する\k{ }は、カーソルから文頭に向かって一番 近い\k{ }が対象になります。\k{ }からカーソルは、どんなに離 れていても、とにかく一番近い\k{ }が削除対象になります。 後註を削除する場合、5の後註削除を選択します。すると、文頭に 向かって一番近い註( )が、削除されます。もちろん、その註に ついている文章も削除され、対応している\k{ }も削除されます。 その後、マクロは、後註の削除した前後の番号を調整してくれます。 6、7 は、後註←→\k{ } の間を移動します。もちろん、対応 する関係で移動します。対象は、カーソル部分から文頭に向かって 一番近い後註や\k{ }です。 2、諸注意 このマクロは、\k{ }などの数の計測に、一括置き換えなどの機能を 利用しています。具体的には でろんげ という言葉に置き換えて 元に戻すという作業をしています。でろんげ は、何に置き換えても いいのですが、文中では使用しない文字がいいと思います。外字など の空白を使用すれば安全でしょう。 (ちなみに、でろんげ は無意味です。偶然手が滑って出来た語です。) 同様の理由で後註のタイトルや後註の最初の2文字 註( も、文中で 使用すると誤動作を引き起こします。しかし、註の中で 註(6) 註(2)の様に……… などという文章があることは、比較的ありがちなことです。これによる 誤動作を防ぐには、註という外字を作成して、マクロの中の全ての 「註」を置き換えてしまうことです。そうすれば、検索や置き換えによる 誤動作を防げます。ただし、テキストの可搬性は失われるので、 最終的には、もう一度置き換えを実行して、もとに戻す必要があります。 このマクロは安全のため、諸作業の前に編集中の文章を上書き保存します。 万が一、註や文章が変に整形されても、元に戻せるように配慮したつもり ですが、不要なら、マクロの該当行を削除して下さい。 見れば、分るようにしています。 3、カスタマイズ 後註のデザイン、後註のタイトルのデザインなどは、マクロの所定の場所 を変更して頂ければ、変換可能です。 後註のデザインのデフォルトは、  註( 全角数字 )  1〜9  註( 半角数字 )  10〜99 となっています。これは、縦書き時に半角2桁が縦に転回されることを考 えた仕様です。気に入らなければ、所定の場所を変えて下さい。 4、その他 このマクロは、使用料フリーの転載自由ですが、内容を変えないこと、 事前に作者にメールのことを厳守して下さい。 YHX02241 = masaaki.hikita@nifty.ne.jp 何かご意見、ご質問、バグレポート等ありましたらFWINALのエディターの 部屋かマクロ・スクリプトの部屋も定期的に閲覧しております。