===============================================================   MMエディタ [計算マクロ Formula]ver.1.00   For Windows98/95/NT   (C) T.Shibasaki, 1999/ 4/17  =============================================================== ============   はじめに ============ 文書作成中に計算をするためのマクロです。といわれてもイメージが湧かないかもしれ ませんが、これは、文書作成中に式を入力したり、文書内の数字を拾ったりして、計算 をするためのマクロです。 このパッケージには以下の3個のファイルが入っています。 Formula1.mac [フォーミュラ1 マクロ] 計算マクロその一です。 計算式があらかじめある場合に使います。文書内に式があれば、それを選択して実行 して下さい。文書内に式がなければ、ダイアログが出ますので、そこに式を入力して 下さい。実行後、結果を文書の希望の位置に出力します。 Formula2.mac [フォーミュラ2 マクロ] 計算マクロその二です。 文書内に散らばっている数字で計算をしたいときに使います。実行後、結果を文書の 希望の位置に出力します。 Formula.txt このファイルです。計算マクロ Formulaの説明書です。 ====================   インストール方法 ====================  1. LHAツールで解凍して、formula1.mac and/or formula2.macファイルをMMエデ ィタがあるディレクトリ(マクロのディレクトリを設定している場合は、そのデ ィレクトリ)に入れて下さい。  2. コピーしたマクロを「マクロの登録」で登録します。これで「登録したマクロの 実行」から実行できますが、いずれかのキーにマクロを割り当てて実行するよう にすると便利です。頻繁に使うようであれば、そうすることをお薦めします。 ==========   使い方 ========== その一 Formula1 マクロ 1-a) 文書内に計算したい式がある場合は、イコール(=)を除いてその式を選択 して、マクロを起動して下さい。 例えば、「(23+34)/(42-40)=」という式が文書内にある時は、 「(23+34)/(42-40)」だけを選択する、ということです。 1-b-1) 計算したい式が文書内になく、入力して計算したい場合は、何も範囲選 択せずに、マクロを起動して下さい。 b-2) するとダイアログが出てきますので、計算したい式を入力して下さい。 この時、最後のイコール(=)は入れないで下さい。 2) 計算が終わると以下のダイアログが出てきます。 ┌───────────────┐ │計算結果出力メニュー │ ├───────────────┤ │1.式と計算結果の両方 │ │2.式のみ │ │3.計算結果のみ(3桁区切りなし) │ │4.計算結果のみ(3桁区切りあり) │ ├───────────────┤ │X.終了 │ └───────────────┘ 出力したい物をメニューから選んで下さい。 3) 選択するとダイアログが消えますので、矢印キーでカーソルを文書内の出 力したい位置に動かして、「リターン」キーを押して下さい。 カーソル位置に選択したものが出力されます。 4) 出力が終わると2)で出てきたメニューが現れます。従って、結果はいくつ でも違う位置に出力できます。 したい出力を全部終えたら、メニューの「X.終了」でマクロを終了して下 さい。 その二 Formula2 マクロ 基本的な流れは、次のような感じです。 a) 文書から計算したい数を選ぶ (保管した数字を使いたければ、そちらから) b) 次の数としたい演算を選ぶ c) 次の数を選ぶ (保管した数字を使いたければ、そちらから) d) 次の処理を選ぶ 1) 結果を文書出力 → 終了 2) 結果を一時保管 → 次の計算を開始 = a)へ 3) 演算を更に続ける → 次の数字を選択 = b)へ 詳しくは、以下の通りです。 1) マクロを起動すると「数の所へ移動してリターンを押して下さい」というメッ セージが現れます。「OK」ボタンを押してダイアログを終了した後、矢印キー でカーソルを計算したい数の所に移動して、リターンを押して下さい。カーソ ル位置は、数の範囲であれば、どこでもOKです。 2) 次に以下の「演算メニュー」が現れます。 ┌───────────┐ │演算メニュー │ ├───────────┤ │+. 加算 │ │-. 減算 │ │*. 乗算 │ │/. 除算 │ ├───────────┤ │A. 保管した数を加算 │ │S. 保管した数を減算 │ │M. 保管した数で乗算 │ │D. 保管した数で除算 │ ├───────────┤ │C. クリア │ │X. 強制終了 │ └───────────┘ やりたい計算を選んで下さい。 各メニューの動作は以下の通りです。 a) +. 加算 文書内の他の数を先に選んだ数に足します。 b) -. 減算 文書内の他の数を先に選んで数から引きます。 c) *. 乗算 文書内の他の数を先に選んで数に掛けます。 d) /. 除算 文書内の他の数で先に選んで数を割ります。 e) A. 保管した数を加算 以前に保管した計算結果を先に選んだ数に足します。 f) S. 保管した数を減算 以前に保管した計算結果を先に選んだ数から引きます。 g) M. 保管した数で乗算 以前に保管した計算結果を先に選んだ数に掛けます。 h) D. 保管した数で除算 以前に保管した計算結果で先に選んだ数を割ります。 i) C. クリア 先に選んだ数をクリアして、計算を最初から始めます。 j) X. 強制終了 途中ですが、ここで強制終了します。 3-a) 「+. 加算」から「/. 除算」までを選択した場合、メニューが消えますが、 その後、矢印キーでカーソルを移動して、計算する数字を選んで下さい。 3-b) 「A. 保管した数を加算」から「D. 保管した数で除算」を選んだ場合、以下 のようなメニューが現れます。 ┌──────────────┐ │取り出す数字を選んで下さい │ ├──────────────┤ │57 │ │3 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ └──────────────┘ 計算したい数を選んで下さい。 保管した数字がなければ、メッセージの後、2)のメニューに戻ります。 4) 計算する数字を選ぶと計算が完了して、以下のメニューが現れます。 ┌──────────┐ │処理メニュー │ ├──────────┤ │O. 結果を文書に出力 │ │M. 結果を一時保管 │ │C. 演算を続ける │ ├──────────┤ │X. 強制終了 │ └──────────┘ したい処理を選んで下さい。 各メニューの動作は以下の通りです。 a) O. 結果を文書出力 計算結果を文書に出力します。 b) M. 結果を一時保管 ここまでの計算結果を後の計算の使うため、一時保管します。電卓のメモ リ機能のようなものだと思って下さい。 c) C. 演算を続ける 計算が三項以上という時のような場合、三項目以降の計算のため、再度演 算メニューに戻ります。 d) X. 強制終了 動作の途中ですが、強制終了します。 5-a) 「C. 演算を続ける」を選択した場合 この説明の2)の内容に戻ります。続けて計算したい数を選んで下さい。 5-b) 「M. 結果を一時保管」を選択した場合 この説明の1)の内容に戻ります。今度は、保管した数字がありますので、文 書内の数字で計算するか、保管した数字で計算するか、問い合わせがありま す。 5-c) 「O. 結果を文書に出力」を選択した場合 a) メニューが消えたら、矢印キーでカーソルを結果を出力したい位置に移動 して下さい。カーソルが出力位置に移動したら、リターンキーを押して下 さい。 b) カーソル位置に結果の出力が終わると「終了しますか」というダイアログ が現れます。終了したければ、「はい」を、別の計算をしたければ、「い いえ」を選んで下さい。 c) 「はい」を選んだ場合、マクロは終了します。 「いいえ」を選んだ場合、この説明の1)の内容に戻ります。保管した数字 がある場合は、文書内の数字で計算するか、保管した数字で計算するか、 問い合わせがあります。 ===============  補足・注意 =============== 共通事項 ・いずれのマクロも整数の計算しかできません。整数で割り切れない計算をすると計算  がおかしくなってきます。 例えば、7/5も9/5も答えは1です。 その一 Formula1 マクロ ・括弧付きの計算もサポートしています。大括弧、中括弧、小括弧、いずれもOKです。 その二 Formula2 マクロ ・保管できる数字は20個までです。 ===============  転載・改変について ===============  このマクロはフリーソフトウェアであり転載は自由にして頂いてかまいません。  ただ、事後でも結構ですので、連絡は下さい。  また、私の力不足を補っていただける方も多いと思いますので、至らぬ所を改良され  ることも歓迎します。ただ、その場合出典を付記していただければ、幸いです。 ========= 改訂履歴 ========= ・ 1999年 4月 7日 ver.0.90β ご意見伺い版、完成。 ・ 1999年 4月17日 ver.1.00 正式版、完成。 (ver.0.90βからの変更内容) * Formula1.mac - 10桁以上の数の計算で、問題が出るバグを修正。 - 計算結果が10桁以上になった場合、答えが不正確になるバグを修正。 - 計算結果の出力で、3桁区切り入りのフォーマットのものを追加。 * Formula2.mac - 10桁以上の数の計算で、問題が出るバグを修正。 - 計算結果が10桁以上になった場合、答えが不正確になるバグを修正。 - なんか変なものを仕込んだ。 以上