=============================================================================== [完璧罫線作業補助マクロ] for MM Editor 95 keihojo.mac ver.2.00 (C) a.kakinuma, 1997/ 5/ 1 - =============================================================================== 1.はじめに  このマクロは罫線作業を容易にするためのマクロでMMエディタ95で動きます。  すでに、MMエディタ本体には優秀な罫線作図機能が含まれています。従って、本 マクロの基本的考え方としては、MMエディタ本体の罫線作成機能を補助するもので 新たに罫線作成機能を新たに作ろうなどと言うものではありません。  MMエディタの罫線マクロは、罫線の作図は大変便利なのですが、残念ながらその 後の処理という点では、若干不満があります。本マクロはそういう点を補おうと言う ものです。  機能としては以下のものを含んでいます。 ------------------------------------------------------------------------- (1)表中に文字を入力する際の罫線の完全保護機能 (2)横、及び縦の罫線の挿入 (3)表中に空白行及び列の挿入 (4)罫線の作画及び消去 -------------------------------------------------------------------------  本マクロと一体で罫線機能を使うことで、初めてまとまった罫線機能が得られる ものと確信します。(チョットイイスギタカナ、(~_~;)) (このバージョンからWIN3.1用のMMエディタでは動きません。) 2.導入方法 適当なキーにマクロ(keihojo.mac)を振りあてて使って下さい。 使用法は3.項を見て下さい。 ┌────┐ │ 注意 │ └────┘ なお、キーをカスタマイズされている方は、keihojo.macの以下の部分を御自分 のキーに合わせて書き換えて下さい。 これは、「罫線削除」のキーを指定している部分です。 このキーを押すことで罫線が削除されます。 ------------------------------------------------ 124行目 else if(c == 37 || c == 38 || c == 45 || c == 46) 526行目 else if(c ==37) // [ctrl]+ ← 538行目 else if(c ==38) // [ctrl]+ → 550行目 else if(c ==45) // [ctrl]+ ↑ 562行目 else if(c ==46) // [ctrl]+ ↓ ------------------------------------------------ c==xx の xx がコマンドNo. です。 これは、MMエディタの”その他(T)”をクリックし、 ”キーコマンド設定(Y)”の”キーリスト(L)”で作成される mmkey,lst というファイルにリストされるコマンドの番号を示しています。 この番号を書き換えることで任意にキーをカスタマイズできます。 デフォルトはMMエディタのオリジナルなキー指定を使います。 3.使用方法 (1)まず、MMエディタで適当な罫線枠を引いてみて下さい。 (例)┌───────────┐ │ │ │ │ │ │ │ │ └───────────┘ (2)本マクロを起動します。すると、以下のようなメニュがでます。 ┌────┐ │ 注意 │ └────┘ 一旦、本マクロを起動しますと、メニュから”終了”を選択しない限り 他のマクロは作動しません。 安全のため、全てのマクロ作動キーはフックし、本マクロのメニュが 表示されます。そこで、終了を選んでから他のマクロを作動させて下さい。 文字入力モード(&N) --------------------- 表一列挿入(&L) 表一行挿入(&M) 横罫線挿入[細線](&Y) 横罫線挿入[太線](&W) 縦罫線挿入[細線](&T) 縦罫線挿入[太線](&S) --------------------- 罫線作画(&D) 終了(&E) (3)まず、一番上の”文字入力モード”をカーソルを動かして選択して下さい。 そして、罫線枠の中にカーソルを移動し、適当に文字を入力して下さい。 (例:MM エディタ) どうですか?罫線枠が移動する事無しに、テキストが入力されたでしょう。 これが、”文字入力モード”です。適当に入力して限界を試してみて下さい。 完璧に罫線が保護される予定でありまあ〜す。 (~_~;)オイオイ、ダイジョウブカヨ (例)┌───────────┐ │ │ │ MM エディタ │ │ │ │ │ └───────────┘ (3)次に、表中の適当な位置(例えば;エディタの”タ”の字)にカーソルを合わ せて、もう一度マクロを起動して、メニュを表示して下さい。 今度は、”表一列挿入(&L)”をカーソルを動かして選択して下さい。 以下の図のように表が広がったと思います。 (例)┌────────────┐ │ │ │ MM エデ ィタ │ │ │ │ │ └────────────┘ 基本的には、カーソル列の前に一列増えるのですが、例の様に文字と罫線とが 半角ずれていると、もう一列前に入ってしまいます。(ーー;) (これは勘弁して下さいm(__)m) ”表一行挿入(&M)”も同様の機能であります。 なお、表の一番左の列でこのマクロを動かすと、表の左に一列、空白列が入り 表が右に移動したようになります。 ”表一行挿入(&M)”も同様で表の上に一行空白行が挿入され、表が下に移動し ます。  この2つのマクロは、園田氏の作成したものを使わせていただきました。 この場でお礼申し上げます。m(__)m (4)次に、表中の適当な位置(例えば;エディタの”タ”の字)にカーソルを合わ せて、もう一度マクロを起動して、メニュを表示して下さい。 今度は、”横罫線挿入[細線](&Y)”をカーソルを動かして選択して下さい。 以下の図のようにカーソル行の上に横罫線が挿入されて、かつ、表が広がったと 思います。  罫線を上書きするのは、本体の罫線作画でできますが、挿入はこれで OK ! (例)┌────────────┐ │ │ ├────────────┤ │ MM エデ ィタ │ │ │ │ │ └────────────┘ "横罫線挿入[太線](&W)""縦罫線挿入[細線](&T)"及び"縦罫線挿入[太線](&S)"に ついても、同様ですので、適当にお試し下さい。 (4)最後に、”罫線作画(&D)”です。 ┌────┐ │ 注意 │ └────┘ この、メニュは”罫線作画(&D)”と”罫線削除(&J)"とのトグルスイッチになって います。一度選ぶと、もう一方のスイッチに変化して反対の機能を選ぶことができま す。”罫線作画”は本体の罫線作画機能をONにするだけです。 前バージョンでは”罫線作画機能をあらかじめOFFに設定しないと、機能しませんで したが、本バージョンからこの作業は必要ありません。 本体の罫線作図キーと同じキー操作で罫線を一文字ずつ削除できます。 罫線以外の文字については、単にカーソルの移動だけですから、気にせずに罫線 を消去して下さい。 4.補足・注意 本マクロは罫線保護のために、かなり無理をしていますので、罫線作業がすんだら 速やかに終了して、元のモードにして下さい。オイオイ(~_~;) なお、一部のマクロについては、作者である私も不満のある部分もあり、今後、改 良していくつもりであります。いつになるかは保証できませんが・・・(~_~;) 5.質問・要望等 このマクロについての質問、要望等有りましたら、 ニフティーサーブ FWINAL 8番会議室までお願いします。 6.最後に  一部のマクロについては、園田さん作のマクロをそのまま使用しました。  また、MMエディタの作者である宮崎さん作のKEISEN.MACを全体の構想に、また、 一部はそのまま使用しました。 ここで、お二人に改めて感謝の意を表します。  本マクロはフリーソフトウェアです。転載等は自由に行っていただいてかまいま せんが、作者までご一報いただければ幸いです。  また本マクロを使用することによって発生した損害について、作者は一切の責任 を負わないものとします。 朝寝坊(HGC00216) 改訂履歴 ・ver.1.0 (1.3.'97) nifty正式アップ版 ・ver.1.10(1.7.'97) ・罫線消去時の交差点処理の改良。 ・表より左側に空白がある場合に、その空白部に入力すると、罫線がずれる ことがあるバグの処理。 ・ver.2.00(5.1.'97) ・Dispoff2()採用による高速化 ・SetSakuzu()等の採用による機能UP ・常に罫線作画または罫線削除の機能が使えるようにした。 ・その他バグ修正 -- verup.txt -- [罫線補助 マクロ バージョンアップの挨拶 keihojo.mac ,Ver.2.0] *はじめに このマクロは、MMエディタ用のマクロです。また、VER.2.90以降で動作します。 WINDOWS 3.1 用のMMエディタでは動作しませんのであしからず・・・(^_^;) 前回の UPから大分立ちまして、要約 VER UP できました。 おまちどうさまでした。(誰もマッテナイッテ(^_^;)) 前回、気に入らなかった部分を少し手直ししただけなのに、偉く時間がかかったの は、私のパソコンが不慮の事故で壊れてしまったためであります。 と、まあ言い訳はこの程度にして、・・・・・ とにかく、少しは改良されていますので、使ってみて下さい。 *機能の説明 このマクロはMMの罫線作図機能を補助するマクロです。 具体的には以下の機能を付加します。 主な機能 (1)罫線の完全保護機能 文字を入力する時、文字罫線自体及びその位置を保持します。罫線上には文字 入力が不可能になります。 (2)横、及び縦の罫線の挿入 罫線枠の中に罫線を一気に引きます。 (3)空白行の挿入 罫線枠を一行、又は一列挿入します。 (4)罫線の消去 本体の機能である罫線作画機能を制御し、作画と消去を同じキー・コマンドで (トグル)で実現しました。メニューで作画と消去を切り替えて使用できます。 注意;罫線消去機能はコマンド・キーの割り当てを以下の如く使用していますので キー配置をカスタマイズされている方は、以下の行を書き換えて使用して下 さい。 124行 else if(c == 37 || c == 38 || c == 45 || c == 46) 526行 else if(c ==37) // [ctrl]+ ← 538行 else if(c ==38) // [ctrl]+ → 550行 else if(c ==45) // [ctrl]+ ↑ 562行 else if(c ==46) // [ctrl]+ ↓ *使い方 マクロの登録で、適当なキーに振り当てて使用して下さい。 適当なファンクション・キーが良いと思います。 キーを押すと、すぐメニュがでます。適当に使ってみてください。 なお、このマクロの作動中は、ファンクション・キーがほとんど使えませんので ご注意下さい。 メニューで一度マクロを終了すれば、全てキーの動作は元に戻ります。 *改良ポイント ・作画と消去をトグルスイッチにし、作画状態と消去状態とをメニューで設定でき るようにした。(SetSakuzuコマンド関連使用による) ・一旦、メニューに戻ると消去モードから外れてしまうのを、外れないようにした。 (マクロの起動中は「作画」か「消去」のいずれかが作動する) ・Dispoff2()コマンド使用による高速化。(前バージョンに比較するとめちゃ早い) ・他にもいじったのですが忘れました。 *宮崎さんへのお礼 ・Dispoff2(),Sakuzu,SetSakuzu()等のコマンドを無理矢理作らせて、その後ほっ ときまして、申し訳有りませんでした。 なにせ、私の愛機が不慮の事故にあいまして・・(マダ言うか。。(^_^;)) ともかく、改めてお礼申し上げます。 // (C) a.kakinuma, 1997/ 5/ 2