CALEIDおすすめのポイント
CALEIDの特長とは?
近年のPDA(Personal Database Assistance)は、キーボード付き、カメラ付き、はたまたPHS付きの物など専用用途によって様々なタイプの物が出てきています。
しかし、相変わらず一番の人気を誇っているのは、「ザウルス」に代表されるポケットサイズのペン入力端末、いわゆる電子手帳タイプの物です。CALEIDも、電子手帳の仲間の1つです。
(余談ですが、「電子手帳」というのはCASIOの登録商標!だそうで、他社はこの言葉は使っていません。SHARPは昔は「液晶ペンコム」などと呼んでいました)
さて、CALEIDにはいわゆる一般的なPDAの持つ機能(メモ帳、スケジュール&ToDo、アドレス帳)が付いていますし、PCとの連携機能、メール送受信機能(XM-550EM)もありますが、それ以外の機能は、簡単な辞書・表計算・Add-In(自作アプリ)位しかありません。そのためか、二代目(XM-500)はそこそこ売れたCALEIDですが、今ではCALEIDは御三家(Palm、CASIOPEIA、ZAURUS)に売り上げ台数で大きく水をあけられています。
ただ、実用性に限って見れば、CALEIDは非常にバランスが良く、手帳代わりとしては優秀な製品だと思います。具体的には以下の通りです。
- 動作速度が速い。ZAURUSやCASIOPEIAに特有の、操作後一呼吸置く感覚が、CALEIDにはありません。
- 操作体系がシンプルでわかりやすい。低機能故の裏返しと言えるでしょう。
- 画面が広い。ピクセル数ならPalmの3倍。文書を読む時、この差は意外に大きいです。
- 電池が異常に長持ち。見落としがちですが、手帳としては最も必要な性能です。
CALEIDは、今では売っている場所を探すのすら大変な状況ではありますが、手帳代わりに使いたいと考える人に対しては、やはりお勧めのツールである、と私は思います。
実際私も、メール端末はi-mode、手帳や新聞・雑誌代わりにはCALEIDを使っています。この2つなら両方胸ポケットに入れて持ち運びできます。
ちなみに、価格はXM-550EMが\19,800位で、PDAの最低価格レベルです(カメラのさ*らや店頭価格、'01.2現在)。また、Yahoo!オークションなどでも中古のCALEIDが破格値で売られています。ただ、PDAは一般的に故障や破損が多いので、保証期間がない物は買わない方が無難でしょう。
私のCALEID活用法
これまでは、色々な用途で使ってきた私のCALEID(XM-500)ですが、結局定着したのはこんな用途でした。
- 手書きメモ。何だかんだ言っても、メモは手書きが一番早いです。CASIOの電子手帳は、どの機種も手書きメモがすぐにできるよう設計されており、とても便利です。
- 新聞代わり。「朝日新聞」や「日刊工業新聞」なら、詳細記事が固定URLアドレスで提供されています。これをホームページ取り込みソフトとAdd-In転送ツールでCALEIDに自動転送し、通勤電車の中で読んでます。
- ひまつぶし。何だかんだで、「花札」や「オセロ」などのAdd-Inゲームの稼働率が高いです。幸いゲームの種類が多いので、今だに飽きずに済んでいます。
ちなみに、今ではほとんど使わないのが、以下の機能です。
- アドレス帳。完全に携帯電話に移管しました。
- スケジューラ&ToDo。パソコン上で違うPIMソフトを使っています。やはり必要な時は携帯電話に移しています。
- PC用ソフトとのシンクロ機能。シンクロ操作は毎日となると面倒臭いものです。
- 辞書。残念ながら、使えません。入力インターフェースが悪すぎます。
- メール&Webブラウザ。(元々この機能はついていませんが、あったとしても携帯があれば事が済んでしまうでしょう。)
CALEIDの機種
CALEIDには全部で5種類あります。主な違いは以下の通りです。
- XM-400:でかい。メモリ1Mバイト。
- XM-500:ポケットサイズ。メモリ2Mバイト。一番のお勧め。
- XM-550EM:ポケットサイズ。メモリ2Mバイト。携帯とつないでメールができる。
- XM-700:でかい。メモリ2Mバイト。
- XM-750:でかい。メモリ4Mバイト。