Add-Inプログラムの概要
 ここでは、CALEIDのAdd-Inプログラムの基本的な解説をします。


とにかく、まずはプログラムを見よう

まずは、この下のプログラムを見て下さい。

#include <stdrom.h>
#include "define.h"
#include "libc.h"
#include "libapl.h"
#include "lib_wch.h"
#include "caleidad.h"

static void HardIconClick( void );

TCHSTS tsts;

void main(void) {

  LibTchStackClr();
  LibTchStackPush(NULL);
  LibTchStackPush(TchHardIcon);
  LibTchInit();

/****ここにプログラムを書く****/
  LibClrDisp();
  LibPutSjisStringG(0,0,"Hello,CALEID!",13);
  LibPutDisp();
/**********ここまで************/

  for(;;){
    LibTchWait( &tsts );
    HardIconClick();
    if (tsts.act == ACT_ALM)
      LibAlarm();
  }
}

static void HardIconClick( void ) {

  switch(tsts.obj) {
  case OBJ_HIC_MENU: /* メニューへ */
  case OBJ_HIC_TEL: /* 電話帳へ */
  case OBJ_HIC_SCD: /* スケジュールへ */
  case OBJ_HIC_MEMO: /* メモ帳へ */
  case OBJ_HIC_QFORM: /* クイックフォームへ */
  case OBJ_HIC_DIC: /* 辞書へ */
  case OBJ_HIC_COM: /* 通信へ */
  case OBJ_HIC_FUNC: /* 機能へ */
    LibTermAdd(); /* アドインの終了 */
    break;

  default:
    break;
  }
}

 いきなり長いプログラムで、ちょっと尻ごみされたでしょうか?でも、この中で 黒文字で書かれた部分は決まり文句で、プログラムとして意味があるのは赤文字の 3行だけです。
 この3行の意味は、以下の通りです。

 実際にこのプログラムをコンパイルして実行すると、画面左上に「Hello, CALEID!」と表示されます。
 いかがですか?そんなに難しくなさそうでしょう?

 このコードはここからダウンロードできますので、先述 の手順でコンパイル-> Add-In登録-> 実行 と試してみて下さい。(実行の前に、 CALLEID内のデータをバックアップするのを忘れずに!)


プログラムを変更する

 では次に、プログラムの赤文字部分の2行目を、以下のように書き換えて みましょう。

  LibReverse(0,0,320,240);

 これをコンパイルして、CALEID上で実行してみましょう。
うまくいけば、画面が真っ黒になるはずです。実は、これはAdd-Inで登録されて いる「鏡」そのものです。
 基本的に、どんな長いプログラムも、最初に見たプログラムの黒文字部分(今後 はこの部分を「スケルトン」と呼びます)は変更せず、途中にいろいろ追加してい く形で、Add-Inは作成できます。
 赤文字部分では何の説明もなく描画関係の関数を4種類使いましたが、関数の書式は Add-In作成ツールの中の「DISPLAY.TXT」に詳しく書いてありますので、興味のある 方は参照下さい。

関数の一覧はこちらをご覧下さい。

                      
次のページへ 目次へ戻る