ロケハンをしよう

 まずは手持ちのカメラ、レンズでロケハンをしましょう。 このロケハンは撮影が目的と言うより自分の機材が撮影に向いているか、どの機材が不足かを調べるためのものです。

 動物園によって動物との撮影距離は全く違いますし、まず撮ってみないとどの動物を撮りたいかというのも分かりません。 そこで、最初の一回目はとにかくある機材でまんべんなく撮っていくのが良いと思います。

 その時に、たとえ小さくしか写らない場合も撮影しておくのが良いです。 そうすることで、このサイズの動物はこのサイズで写るというのが分かってきます。


撮影サイズからの必要焦点距離の割り出し

撮影されたサイズと距離、焦点距離の関係

 同じ距離、同じ焦点距離で1/2のサイズの動物を撮影した時に、撮影された動物は1/2のサイズに写るのは当たり前で誰でも分かると思います。

 同じ焦点距離で同じ動物を2倍の距離離れた所から撮影すると、撮影された動物は1/2サイズに写ります。

 同じ距離で同じ動物を2倍の焦点距離で撮影すると、撮影された動物は2倍に写ります。

 この関係が分かっていると、撮影された動物から同じ距離でフレーム一杯に撮影するにはどれだけの焦点距離のレンズが必要かが分かります。

実際の計算

 例えばオシドリを見つけて焦点距離105mm(換算210mm)のレンズでこのように撮影出来たとします。

オシドリ撮影例

 これは写真としたらオシドリが小さく写りすぎています。 これを縦横半分のサイズにトリミングした後に同サイズに縮小するとこうなります。

オシドリトリミング例

 このサイズで撮れればなかなかだと思います。

 この場合、サイズ(長さ)を半分にするということは焦点距離を2倍にすることと同等ですので、焦点距離210mm(換算420mm)で撮ればこのサイズで撮れるはずです。 実際に210mm(換算420mm)で撮影したのが次の写真です。

420mm撮影例 

 ちなみにこれは80-210mm(換算160-420mm)レンズの焦点距離105mm(換算210mm)および210mm(換算420mmm)で5m離れた位置からオシドリを撮影した例です。

ここに記載したデータについて

 昔のズームレンズはレンズに焦点距離やピント合わせした時の距離が分かる様になっています。 今回は焦点距離とピント位置を固定してそれに合わせて距離を調節して撮影しました。 そのため少しピントがずれているので微妙に距離は違うかもしれませんが、多分数cm程度の誤差だと思います。 最近のズームレンズはピント位置が表示されないから、距離が読めないんですよね。


撮影例

 210mm(換算420mm)で5m離れた所から撮影したタヌキです。

タヌキ撮影例

 210mm(換算420mm)で10m離れた所から撮影した小ザルです。

小ザル撮影例

 500mm(換算1,000mm)で1.7m(このレンズの最短撮影距離)離れた所から撮影したウサギの目です。 中に私が写り込んでいます。

ウサギの目

 少し離れた所から同じレンズで撮影したものです。

ウサギ

 90mm(換算180mm)マクロレンズで、65cm程度離れて撮影したニワトリの顔です。 このレンズは最短39cmまで寄れるのですが、さすがにそこまでは寄らせてもらえませんでした。

ニワトリの顔

このデータの利用方法

 焦点距離と撮影距離を載せてありますので、それを見て自分の行く動物園での撮影距離、対象の大きさが分かればおおよそどれくらいの焦点距離が必要かは計算出来ると思います。 そのときは換算焦点距離で見て、自分のカメラの換算焦点距離がどうなるかを計算することを忘れないように。 出来れば自分でロケハンした方が良いです。


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