Raid KAMURO (レイド・カムロ)
Raid KAMUROは毎年夏場に山形県の金山町で行われるラリー形式のレースです。
一般市販されているオフロードバイクで行います。
原則として一般道も移動区間として利用するので、関係各署や役所の許可は全て取っています。
レースは2日間で行われます。
競技区間(SS:スペシャルステージ)と移動区間(リエゾン)が交互にあります。
リエゾンは公道も使うので、基本的に車体の改造は認められません。
タイヤは公道走行可能なものに限られます。
スタートは特産の神室杉で作った特製の台の上で一人ずつ紹介されてから時間差でスタートします。
パリ・ダカなんかで一般的なラリー形式のスタートです。
とても景観の良い銀山SS、延々と川の中を遡行する昭和SS、
スキー場のゲレンデを登ったり降りたりするところなど、
気持ち良くハマれます。(笑)
ウォーターセクションでは水没者が続出しますし、ダウンヒルと呼ばれる急な下り坂では
いたるところで転倒したライダーで溢れてしまいます。
その合間を縫うようにして確実に進まないと完走はできません。
制限時間もあるし、結構ペース配分には頭を使いますよ。
レースそのものも楽しめますが、それだけではレイド・カムロを満喫したことにはなりません。
リエゾンでは沿線の民家の人たちが庄内スイカやおにぎりや、はてはお餅まで用意してもてなしてくれます。
元はといえば、過疎に悩む町興しだったので、周囲の人たちも歓迎してくれるんです。
とかくモータースポーツというのは誤解されがちなんですが、ここでは安心して楽しめます。
前夜祭では毎年いろんなバンドを呼んだりしてステージも盛り上がります。上々台風とかC.C.ガールズとか
、レゲエだったこともあります。ベースキャンプでの食事もボリュームたっぷりだし、なにしろ空気がとても澄んでいて
気持ち良いことこの上も無いです。
レイド・カムロは毎年10月号の『GARRR』と『BACK OFF』というバイク雑誌で特集されています。
編集部員も挑戦しています。
来年はなんとか復帰したいところです。
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1990年はこのSX-200Rでエントリーしていた。
パワーでは圧倒的に不利だが、結構楽しめた。
ちなみにこの車体では1991年の本栖4時間エンデューロで153人中35位に入っている。
スタートはこのように紹介された後、カウントダウンして行う。
このカウントダウンをやる人は毎年同じ人で、名物男になっている。
レイド・カムロは毎年この人のカウントダウンで始まるのだ。
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ウォーターセクション。ここは浅いし、比較的楽に走れた。
後ろからカメラさんに向かってライン変更しているのが僕。
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油断は禁物。
川底には古釘とかがあったりするのでこんなお間抜けなことにもなりかねない。
ちなみに、これはパンク修理をしているところでプレスに声をかけられ、撮ってもらったもの。
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1991年はスタート台の位置が変更になり、一度に4人が並べるようになった。
この年から90年型DR-250Sでエントリーした。
左から2番目が僕。
3人目は後輩の羽太君。
彼も同じ90年型DR-250Sなのだ。
更にその隣が山本君。
この年からライダーは750人程に膨れ上がった。
河川が増水して、地獄のウォーターセクションとなった年でもある。
昭和SSの川の中ではガソリンタンクの下端が水に浸かるほどだった。
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1992年は1991年に引き続き90年型DR-250Sでのエントリー。
スタート前の待機時間に友人に撮ってもらった。
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過去2年は初日にタイムアウトを食らってしまったので、今年こそはと意気込みが違う。(笑)
結果を言うと、無事完走した。
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一見なだらかそうに見えるこのセクションは、なんとスキー場のゲレンデを降りてくる
「ダウン・ヒル」と呼ばれるセクションだ。
上から見ると物凄く急な坂なんだよ。
こういうビギナーがビビッてしまうようなところは日頃の精進の成果がハッキリと表れる。
正直に言うと、1990年は僕もビビッていたよ。
左にハンドルを切って、重心も左よりなのは直前に転倒してのた打ち回っているライダーを避けるため。
間違ってもひいてはならないからね。1991年に超盛大にクラッシュした場所でもある。
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1990年と同じ場所。
ここは浅いけど、中にある岩は人の頭よりも大きく、苔生しているのでとても滑りやすい。
このショットは結構気に入ったので、その場でテレフォンカードにもしてもらった。
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お仲間たち |
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一番左の#51の選手が梅川さん。
『梅ちゃん』の愛称で親しまれている怪男児だ。(失礼)
彼は本栖湖の12時間エンデューロやBAJA1000マイルも出場したキャリアの持ち主。
陽気でパワフルなタフガイである。
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千葉県にあるモトショップ・モリワキの森脇社長。
HUSKY OUTDOOR SPACEの開催者でもある。
そこのエンデューロは随分と楽しませていただいている。
彼率いる「ひまわり組」とは、毎年バイクにひまわりの花をつけている従業員達である。
とても楽しい人たちで、バイクのことも親切丁寧に教えてくれるよ。
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謎の外人、ゲイリー・ラーソン。
一説によると、会社社長らしい。
国内の主立ったレースの殆どにエントリーしているらしい。
すっかり日本のエンデューロ界の顔である。
どーいうわけか、簡単に僕を見つけてしまう。
とてもひょうきんで楽しい人。
「今年はサッポロがスポンサーなんデ〜ス」とジョークを飛ばすことも忘れない。
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別所夫妻。
温厚で愉快な夫婦である。
彼等は僕と同じ茅ヶ崎市民だ。
彼の乗るKTMというバイクは知る人ぞ知るエンデューロのための硬派なバイクだ。
これ1台でDR-250Sが2台買えちゃうのだ。
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山本君。
とても温厚で、人なつこい。
自宅が近いので、一緒に帰った。
途中で庄内スイカを買っていったのは言うまでもない。
うまいんだよ〜。
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最後になりましたが、このような素晴らしいイベントを運営し続ける実行委員会やボランティアの方々の尽力に深く御礼申し上げます。
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