つける: COPY file+NUL とる: COPY /B file+NULただし後者は、MS-DOS5.0以降では「デバイスからバイナリ形式の読み取りはできません.」というエラーになってしまうので、NULの代わりに適当な大きさ0のファイルを作って使う。
DELコマンドでは、書込み禁止やシステムなどの属性のついたファイルを削除できない。DELTREEコマンドでは削除できる。DELTREEコマンドは引数にディレクトリ名だけでなくファイル名を指定してもよいし、複数の引数も受け付ける。しかも、ファイル名やディレクトリ名をワイルドカードを使って指定できる。
DELTREEコマンドを使うと、Windows 95の長いファイル名のエントリもMS-DOSから削除できるので便利である。
ECHO.とすると改行だけを出力できる。
上の問題は、97年5月にMicrosoftのページに追加された、タイマードライバのアップデート(OSR2かどうかで使うモジュールが異なるので注意)では、一部しか解決しない。確かに時刻は正しくなるが、サスペンド中に日付が変わった場合は、日付が古いままになる。このモジュールには、レジューム後に遅くなる問題を解決する働きもあるので、上のフリーソフトと併用するとよい。
IBM-PC互換機(Digital HiNote Ultra (BIOS更新済み) で確認)でも同様の症状が出る。回避するにはシェアウェアのJapan Standard Time for Win95を使う。
ダイヤルアップアダプタのドライバを削除したら、LANカードは正しく使えるようになった。ドライバを削除する代わりに、[TCP/IP -> ダイヤルアップアダプタ]の[プロパティ]で、[IPアドレスを指定]をやめて[IPアドレスを自動的に取得]を選ぶと、ダイヤルアップアダプタもLANカードも正しく使えるようになった。なお、インターネットエクスプローラはレジュームに対応していないらしく、レジューム後はLANカードが動作しているにもかかわらず、ローカルファイル以外を新たに開くことができない。インターネットエクスプローラを終了して再起動する必要がある。
ルートディレクトリにあるMSDOS.SYSファイルに次の行を付け加えると、起動時のグラフィックを非表示にできる。
LOGO=0
WINDOWSディレクトリにあるLOGOS.SYSとLOGOW.SYSの二つのファイルを削除すると、終了時のグラフィックを非表示にできる。
私はマウスが苦手なので、Windows 95の操作はなるべくキーボードで行うようにしている。Windows 95はかなりの操作がキーボードだけでできるので便利である。ここでは、キーボードで使うときのヒントを説明する。
キーの名前の表記にはPC-9800シリーズのキーボードのものを使っている。IBM PC互換機では次のように読み替える。
GRPH Alt RET Enter
基本は次のキーである。
カーソルキー 移動 RET 選択 ESC キャンセル f1 ヘルプ GRPH+f4 終了 TAB 項目間の移動(SHIFTつきで逆移動) CTRL+TAB 大きな項目間の移動(SHIFTつきで逆移動) GRPH+TAB タスクの切り替え(GRPHを押しながらTABを押すたびにタスクの名前が表示され、 離すと選択される。SHIFTつきで逆移動、ESCで中止もできる) CTRL+ESC スタート GRPH+ESC ウィンドウの切り替え(タスクバーに出ないウィンドウにも切り替えられる。 SHIFTつきで逆移動) GRPH+SPACE ウィンドウのメニューの表示(ウィンドウの移動やサイズ変更ができる。 微調整はCTRL+カーソルキーで) GRPH+Fなど ファイルメニューなどの表示
次のキーを覚えておくと、マウスの右ボタンを押す必要がなくなる。
GRPH+RET プロパティ SHIFT+f10 ショートカットメニュー
フォルダで便利なのは次のキーである。
BS 一つ上の階層のフォルダを開く SHIFT+GRPH+f4 フォルダとそのすべての親フォルダを閉じる DEL ごみ箱に移動 SHIFT+DEL 削除 f2 ファイル名変更 CTRL+RET フォルダを開くときに新しいウィンドウを作るかどうかが反転 SHIFT+RET フォルダをエクスプローラで開く
SHIFT+DELを使うと、デスクトップのMSNやインターネットエクスプローラなどのじゃまなアイコンを消すこともできる。
SHIFT+カーソルキーで範囲の指定ができる。文字情報だけでなく、フォルダの中身なども指定できる。CTRL+Aですべてを選択できる。CTRL+Cは範囲のコピー、CTRL+Xは範囲のカット、CTRL+Vはペーストである。
Windows 95では、MS-DOSプロンプトからWindowsアプリケーションを起動できるようになった。FDのようなファイル管理ツールからも起動可能である。MS-DOSプロンプトがあれば、スタートメニューの[ファイル名を指定して実行]の機能は不要であるし、アプリケーションの名前を覚えてしまえば、スタートメニューを見る必要もない。
IPネットワーク関係
TELNET telnet FTP ftp PING ping ROUTE route TRACERT traceroute NETSTAT netstat
アクセサリなど
WINHELP ヘルプ NOTEPAD メモ帳 SYSMON システムモニター QFECHECK アップデート情報ツール POLEDIT システムポリシーエディタ REGEDIT レジストリエディタ WELCOME Windows 95へようこそ \WINDOWS\SYSTEM\SYSEDIT システムエディタ START ファイル名 開く(関連付けられたアプリケーションを実行) ファイル名の代わりにURLを指定すれば、WWWブラウザが起動する。あまり必要ないと思うが、STARTコマンドではディレクトリ(フォルダ)も開くことができる。
SPACE チェックをON/OFF f4 一覧やヒストリを表示(▼をクリックする代わり)(終了はESC) → 階層を開く ← 階層を閉じるWindowsディレクトリのファイルTIPS.TXTにもいろいろおもしろいヒントが書かれているので参照するとよい。