−−−− テキストエディタタイプ電卓プログラムKCalcLt −−−−              ReadMeファイル ・オリジナルファイル名:readme_jpn.txt ・作成日:2004年5月20日 ・作成者:Kami ・対応バージョン:Ver.2.2.0.0 ●●● 本ファイルの内容 ●●● ・始めに ・このバージョンの更新点 ・KCalcLtの特徴 ・動作環境 ・使用上の注意 ・KCalcLtのインストール ・KCalcLtのアンインストール ・シェアウェア登録をしてくださる場合 ・お問い合わせ ●●● 始めに ●●●  KCalcLtとは、テキストエディタタイプの電卓プログラムです。ごく簡単に言えば、 数式を入力すると、その数式の計算結果が表示されるというものです。  グラフのプロットや、複雑な微積分演算を行うことはできませんが、Windows環境で、 ちょっとした計算をしたくなったときに便利に使用できるアプリケーションとして設 計されています。数多くの変数を使用したり、独自の関数や定数を定義したりするこ とが可能なので少々複雑な式でも見通しよく計算できますし、テキストエディタタイ プなので、ひとつの式に対して数値を変えた場合の計算なども簡単です。  本格的な文書作成は専用ワープロソフトを使い、ちょっとしたテキスト編集にはテ キストエディタを使うのが効率的です。同じように、複雑で重い計算は別のアプリケー ションに任せ、それほどでもない計算には KCalcLt を使う、というようにうまく使い こなしてください。 ●●● このバージョンの更新点 ●●● [May 16, 2004] ver.2.2.0.0  KCalcLtC ver.2.2.0.0にあわせたバージョンアップをいたしました。 ・複素数の振幅で大小比較をする演算子群「<<」「>>」「<<=」「>>=」を追加した。 [Mar. 8, 2004] ver.2.1.0.0  KCalcLtC ver.2.1.0.0に合わせたバージョンアップを致しました。 ・三角関数に「度」を単位とする角度を受け入れる関数群を追加。 クリップボード への自動コピー機能時の書式を指定できるように改造。 ・自動コピー機能のON/OFFの設定がKCalcLt再起動時にも引き継がれるように した。 ・数値単位に「DG」「MEG」を追加。前者は、「度」単位の角度を「ラジアン」に変 換する。後者は1E6を乗じる(いわゆる「メガ」)もので、KCalcLtCでは従来「MG」 という単位を使用していたが、「MEG」も使用可能にした。 ●●● KCalcLtの特徴 ●●● 【テキストエディタ型電卓】  いわゆる電卓ソフトと異なり、KCalcLtはテキストエディタのような感覚で数式を入 力して、これの計算を行います。ですから少々複雑な式でも見通しよく入力できます し、あとから入力ミスを探して修正することも簡単です。また、式はそのままで数値 だけを変更して計算しなおすといったことも容易です。もちろん、計算式だけではな く自由にコメントを記載できますから、後日に何の計算をしていたか分からなくなる などということも防げます。 【無制限に使用可能な変数】  メモリが許す限りいくつでも変数を使用できます。また、変数名には任意の英数字 列が使用出来ます。分かりやすい名前の変数を多く使用して、何十行にもわたる大規 模な計算も見通しよく処理できます。また、配列変数の使用も可能です。 【ユーザー独自の関数を定義可能】  KCalcLtは数多くの組み込み関数を備えていますが、ユーザー独自の関数を定義する ことも可能です。例えば、直角三角形の斜辺の長さを計算する関数はKCalcLtには準備 されていませんが、HYPOT(X,Y):=SQRT(X^2+Y^2)と定義すれば、以後、HYPOT(3,4)等と することで直角三角形の斜辺の長さを計算することができます。ユーザーが頻繁に使 用する計算を関数として定義していくことで、KCalcLtはどんどんと使いやすくなって いくことでしょう。 【自由度の高い結果表示・技術者に便利な数値表現も可能】  例えば、2000を2kと記述できます。1000000000なら、1Gです。このように、技術者 がよく使用する数値表現(エンジニアリング形式)が可能です。また、計算結果の表示 もエンジニアリング形式のほか、指数形式や、あるいは3桁毎のカンマ区切り形式など を含めてさまざまな形式が選択できます。独自の形式を指定することも可能です。 【クリップボード経由のデータの入出力】  計算結果を自動的にクリップボードへコピーする機能のほか、クリップボードの内 容を変数として計算に使用したり、計算結果を変数に代入するようにクリップボード にコピーすることができます。配列変数を利用することで多くのデータをクリップボー ド経由で他のアプリケーションと交換することも可能です。このようにWindows(R)環 境で動作する利点を活用して効率の良い計算業務を行えます。 【電気技術者に便利な機能を搭載】  並列接続演算子「//」(2つのインピーダンスの並列接続時のインピーダンスを示す) や逆並列接続演算子「\\」、さらに、キャパシタやインダクタのインピーダンスを求 める関数や、インピーダンス値からキャパシタンス値やインダクタンス値を求める関 数などが搭載されており、電気技術者には特に便利です。(もっとも電気技術者は複 素数を用いることが多いので、このような場合は姉妹品であるKCalcLtCをご使用くだ さい。) 【デスクトップ上で邪魔にならないシンプルな画面表示】  KCalcLtはもともとシンプルな外観のアプリケーションですが、オプションでメニュー やツールバー等を非表示としてさらにすっきりとした画面表示にすることも可能です。 余分な表示が無いためコンパクトで、電卓ソフトがデスクトップ上で大きな表示域を 占領してしまうという不条理が起こりにくくなっています。また、Windows(R) 2000以 上では、KCalcLtが非アクティブの場合には半透明状態で最前面表示を保つことができ ます。KCalcLtの計算結果を参照しつつ、その下に隠れるアプリケーションの表示内容 も確認しながら作業ができます。 【安価】  KCalcLtはVer.2.0.0.0からシェアウェアとして公開することにいたしましたが、登 録料金は金500円で非常に安価です。簡単のため、ベクターのシェアレジのみでの受付 とさせていただいておりますので、もし、KCalcLtを気に入っていただけたのならぜひ シェアウェア登録をお願いいたします。開発環境整備資金の一部として使用させて頂 きます。なお、シェアウェア登録前でも機能上の制限は一切ありませんので、じっく りとKCalcLtを試用して下さい。 ●●● 動作環境 ●●● 【OS】 Microsoft(R) Windows(R) 95/98以上。古いOSでは一部不具合が生じる可能 性がありますが、最新のインターネットエクスプローラをインストールするなどすれ ば解消すると思います。また、Windows(R) 95では、HTMLヘルプが表示できない場合が あるかもしれません。また、半透明表示は Windows(R) 2000 以上でなければ機能しま せん。 【機種】 機種に依存するコードは記述していませんので、Intel x86系のCPUを用い たコンピュータであれば問題ないと思います。また、計算量もわずかですのでWindow sがまともに使用できる速度であれば、現在では低速とされるCPUでも全く問題なく 使用できると思います。 【メモリ】 Windows(R)が快適に動作していれば十分だと思います。KCalcLtは、よほ ど非常識に巨大な式を入力しない限り記憶領域の消費量はわずかです。 ※上記の環境で必ずKCalcLtが正常に動作することを保障するものではありません。 ●●● 使用上の注意 ●●● ・KCalcLtは出来る限り注意深く設計・製作しましたが、個人でのソフトウェア開発で すので動作確認などの徹底には限界があります。とくに、さまざまなバージョンの OSやハードウェアでの動作確認は不可能です。 ・不具合や御要望に対する対応は出来る限り行いますが、これを約束する物では有り ません。作者はこれらに付いて何ら義務を負わないものとします。もちろん出来る 範囲でサポートは行うつもりですが、個人では限界があり大手メーカーのような徹 底したサポートは不可能であることを御了承下さい。特に、本業が忙しい時期や出 張で不在にしているときには一時的に全く対応できない期間も発生する可能性があ ります。 ・また、万一、KCalcLtの不具合でいかなる被害をこうむられたとしても、KCalcLt製 作者側では一切責任を負えません。使用者の責任の範囲内でKCalcLtを使用すること を承諾頂ける場合のみ、KCalcLtを使用してください。 ●●● KCalcLtのインストール ●●●  ここでは、KCalcLtのインストール手順について説明します。  もし、あなたがインストーラーが付属したKCalcLtのパッケージを入手されていれば、 「(1)インストーラーによるKCalcLtのインストール」を、インストーラーが付属して いないKCalcLtのパッケージを入手されていれば、「(2)手動でのKCalcLtのインストー ル」を参照してください。 (1.1)インストーラーによるKCalcLtのインストール  入手されたKCalcLtのファイルがインストーラー付のものである場合は、ファイルの 中から「Setup.EXE」を見つけてこれを実行して下さい。Install Shield社のインストー ラーが起動し、表示される指示に従えばKCalcLtインストールは完了します。インストー ル内容は手作業によるインストールの場合と同じです。 ※注意 KCalcLtのインストールを正常に行うためには、インストールに必要な権原の あるアカウントでOSにログインしている必要があります。もし、インストールに必要 な権原の無いアカウントでログインしている場合は、適切なアカウントでログインし なおして下さい。これが不可能な場合は、コンピュータの管理者に相談して下さい。 (2.1)手動でのKCalcLtのインストール  入手されたKCalcLtのファイルがインストーラー無しのものである場合は、アーカイ ブファイルの内容をすべて適当なディレクトリにコピーして下さい。そして、ファイ ル中の「KCalcLt.EXE」をエクスプローラー等でダブルクリックするなどして実行する か、実行しやすいようにデスクトップやスタートメニューにショートカットを登録す るかして下さい。KCalcLtを構成するファイルは次のとおりです。 KCalcLt.EXE KCalcLtの本体です。 KCalcLt_J.CHM KCalcLtのヘルプファイルです。 KCalcLt_J.HHC KCalcLtのヘルプファイルの一部です。 ※なお、KCalcLtの実行には不可欠ではありませんが、KCalcLtの計算文書(「*.KCL」 ファイル)のサンプルがパッケージに含まれていることがあります。これらは、KCalc Ltで読み込んで特定の目的の計算を行うものであり、ユーザー独自の計算文書を作成 する場合の参考にもなるものです。インストールディレクトリに「Samples」等の名前 のサブディレクトリを作成して、この中に格納しておくことをお勧めします。 (2.2)KCalcLtのスタートメニューその他への登録  KCalcLtを実行するのに毎回WindowsエクスプローラでKCalcLt.EXEを探すのは大変な のでスタートメニューやデスクトップにKCalcLt.EXEへのショートカットを適宜登録し て下さい。KCalcLtのインストーラーは標準では「スタート-プログラム-KCalcLt」の 下に「KCalcLt」「KCalcLtヘルプ」の2つのショートカットを登録し、それぞれ、プ ログラム本体・ヘルプファイルへのショートカットになっています。ショートカット の作成法については、ウインドウズヘルプで「ショートカット」等をキーワードに検 索してみてください。 (2.3)KCalcLtの計算文書のWindowsレジストリへの登録  KCalcLtでは、計算文書の拡張子に「.KCL」を使用します。そして、Windowsエクス プローラ等で計算文書をダブルクリックするなどにより開くことが出来るのですが、 これには「.KCL」ファイルをWindowsディレクトリへ登録しなければなりません。これ には、KCalcLtを実行してメニューから「オプション−KCalcLtのレジストリ登録」を 選択してください。 ※注意 「.KCL」ファイルをWindowsディレクトリに登録するには、特定のレジストリ 情報にアクセスする権原のあるアカウントでOSにログインしている必要があります。 もし、必要な権原の無いアカウントでログインしている場合は、適切なアカウントで ログインしなおして下さい。これが不可能な場合は、コンピュータの管理者に相談し て下さい。 ●●● KCalcLtのアンインストール ●●●  もし、あなたがインストーラーが付属したKCalcLtのパッケージでKCalcLtをインス トールした場合は「(1)アンインストーラーによるKCalcLtのアンインストール」を、 インストーラーが付属していないKCalcLtのパッケージでKCalcLtをインストールした 場合は「(2)手動でのKCalcLtのアンインストール」を参照してください。 (1.1)アンインストーラーによるKCalcLtのアンインストール  コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」でKCalcLtを探して選択す ればアンインストールが実行されます。 (2.1)手動でのKCalcLtのアンインストール  まず、WindowsディレクトリのKCalcLtの登録を抹消します。KCalcLtを実行してメニ ューから「オプション−KCalcLtのレジストリ登録抹消」を選択してください。 ※注意 「.KCL」ファイルをWindowsディレクトリに登録するには、特定のレジストリ 情報にアクセスする権原のあるアカウントでOSにログインしている必要があります。 もし、必要な権原の無いアカウントでログインしている場合は、適切なアカウントで ログインしなおして下さい。これが不可能な場合は、コンピュータの管理者に相談し て下さい。 (2.2)ファイルの削除  次に、エクスプローラなどを用いてインストール時にコピーしたファイルをすべて 削除します。 (2.3)スタートメニューその他からの削除  インストール時にKCalcLtへのショートカットををスタートメニューやデスクトップ に登録した場合はこれを削除してください。以上で、KCalcLtのアンインストールは完 了します。 ●●● シェアウェア登録をしてくださる場合 ●●●  KCalcLtはVer.2.0.0.0からシェアウェアとして公開しております。シェアウェア登 録料金は\500円です。簡単のため、ベクターのシェアレジのみでの受付とさせていた だいておりますので、もし、KCalcLtを気に入っていただけたのならぜひシェアウェア 登録をお願いいたします。開発環境整備資金の一部として使用させて頂きます。なお、 シェアウェア登録前でも機能上の制限は一切ありませんので、じっくりとKCalcLtを試 用して下さい。 (1)ベクターのホームページ(http://www.vector.co.jp/)へアクセスします。 (2)KCalcLtを探して画面に現れる指示に従って送金してください。なお、KCalcLt は次のような登録になっています。 (なお、 https://sw.vector.co.jp/swreg/step1.reserve?srno=SR023368 このURLで直 接登録ページにジャンプできるはずですが、できない場合は下記の情報を元にKCalcLt を探してください。) 作品番号:SR023368 作品名: テキストエディタタイプ電卓プログラムKCalcLt 本体価格:\500-(シェアレジに登録可能な最低金額...) (3)送金が完了すると、ベクターから送金完了の通知とともにライセンスキーが送 られてきます。このライセンスキーをKCalcLtに登録します。KCalcLtを起動し、メニ ューから「ヘルプ-送金登録」を選択して下さい。ライセンスキーを入力するダイアロ グが表示されるので、送られてきたライセンスキーを入力して下さい。ライセンスキー は、大文字・小文字の区別があります。間違えないように入力して下さい。正しいラ イセンスキーを入力すれば、シェアウェア登録完了です。ただし、送金の証明として、 および後日の再インストールなどへの備えとして、ライセンスキーは大切に保存して 下さい。 ●●● お問い合わせ ●●● ・不具合等を発見された場合には、まずホームページ「Kamiの広場」(http://www2s. biglobe.ne.jp/~gkami/)を参照して下さい。もしかすると、すでにその不具合への 対応が完了しているかもしれません。対応されていない不具合を発見された場合に は、「Kamiの広場」に詳しい症状と再現方法を書き込んでくださるようにお願い致 します。ただし、多忙にしていたり不在にしていたりする事が多いので、1週間〜 2週間程度はお返事を差し上げるのが遅れることがあることをご了承願います。 ・機能追加・改善要望についても、「Kamiの広場」へ書き込んでください。 ・2週間程度経過しても「Kamiの広場」上で対応案等の応答が無い場合や急を要する 場合などやむを得ない場合には、Kamiに電子メールで連絡して下さい。あて先はこ ちら(gkami@anet.ne.jp)です。 ・個人でのサポートですので、必ずしも不具合を修正したり、ご要望にお答えする事 が出来ない場合があることもご了承下さい。出来る限りの努力はしたいと思ってい ますが、所詮は個人での創作活動ですので、専業メーカのようなきめ細かな徹底し たサポートは不可能なのです。 ・Kamiに寄付をして下さった方は、ライセンスキーを書き添えてお問い合わせ頂けれ ばプレッシャーになって(笑)早い対応を心がけるかもしれません。 ・Kamiはインターネット上に特許事務所を開設(「Kamiの広場」からリンク)してい ます。特許・実用新案・意匠・商標等の出願その他の弁理士業務を受任いたします ので、例えばすごい発明や考案をした方、斬新な意匠を創作された方等、Kamiに相 談してください。きっとお力になれますよ。 ==== readme_jpn.txt ファイル終わり ====