関連付けファイルを開くshex.exe

 shex.exeはアプリケーションと関連付けされている拡張子を持つファイルを開くプログラムです。関連付けされているファイルは通常エクスプローラでダブルクリックするなどで開くことができますので、通常はわざわざこんなプログラムを使用することはないのですが、 自分で焼いたCD-R等で自動実行機能を実現したい場合に必要になることがあります
 Windowsでは、CD-ROMドライブ等にメディアを挿入すると、AUTORUN.INFファイルで指定したプログラムを自動的に実行してくれる機能があり、これによってCD-ROMを挿入すると自動的にソフトウェアのインストーラーが実行できるなどの機能を実現できるのですが、自動的に実行できるのはプログラムだけです。つまり、文書ファイルなどを自動的に開くことはできないのです。よく考えれば、CD-ROMを挿入したコンピュータに必ず文書ファイルを開けるプログラムがインストールされているとは限らないので当たり前といえば当たり前です。しかし、個人使用の場合で該当するプログラムがコンピュータにインストールされていることが明らかな場合や、単なるテキストファイルやhtmlファイルなどのようにほぼ確実にどのコンピュータにもこれらのファイルを開くプログラムがインストールされていると期待できる場合には、文書ファイルも自動実行機能で開ける方が便利です。
 shex.exeは、これをAUTORUN.INFファイルと一緒にCD-R等に焼いておけばAUTORUN.INFファイル内でコマンドラインに指定した文書ファイルを開くプログラム です。機能は非常に少ないですが、50kBytesに満たないコンパクトさなのでこれをCD-Rに焼いてもほとんど容量を圧迫することはない でしょう。
 このプログラムは、もともと拙作の「履歴付き圧縮バックアッププログラムKamiBack」を用いて、CD-RWを挿入すれば自動的にそのCD-RWにハードディスク内容をバックアップする ということを実現するために作成したものです。使い方のイメージとしては、曜日毎のCD-RWを準備しておき、毎日曜日に対応したCD-RWを挿入するようにすれば、事故があっても一週間前まではさかのぼれるという具合です。(KamiBackでは1枚のCD-RWでも履歴バックアップができますが、容量上の問題などもあってこういう運用をせざるを得ない場合もありますし、バックアップメディアが何枚かあればメディア破損時の被害を最小限に食い止めることができます。)

  • 詳細な説明の表示

  • [Mar. 1, 2003] 自動実行機能時はカレントディレクトリがCD-ROMドライブルートになるが、「AUTORUN.INF」でコマンドを定義したものを右クリックメニューから実行した場合はカレントディレクトリがCD-ROMドライブルートにならないためにshex.exeから呼び出されるアプリケーションが文書ファイルを見つけられない不具合に対応。
  • [Jan. 7, 2003] CD-RWのメディアをCD-RWドライブに挿入すれば自動的にKamiBackによるバックアップを開始できるように、AUTORUN.INFから文書ファイルを開くための小さなプログラムを作成・公開。

  • shex1100.lzh(43.8kBytes)

    [shex1100.lzh]
     shex.exeやその説明、及びソースファイルが納められています。非常に小さなプログラムなので、ソースファイルも配布パッケージに含めています。
    [shex1100.lzh]
     上と同じものですがこちらはVectorのライブラリに登録してあり、左のファイル名部分をクリックするとダウンロードページへジャンプできる はずですが、うまくいかない場合はこちら(http://www.vector.co.jp/ )から次の情報を元にダウンロードしてください。
  • 【ライブラリ番号】 PS267882
  • 【作品名】 関連付けされたファイルを開くSHEX.EXE

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