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   MDA Data Selector "DMC2 Ver.0.11" for ALSMIDI   PC-98 & DOS/V
   
               dmc2_011.txt  1996.9.16  by teru.
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【DMC2.COMとは】


  "DMC2.COM"はアリスのゲームをMIDI化する為のドライバである"ALSMIDI.COM"
(c)Nasty氏にMIDI用の音色データ"*.MDA"を送ることによって、アリスの曲を
完全なMIDI音色にする為のドライバです。




【旧Verとの差異】


  ALSMIDI ver.0.23になり、Pan機能の追加が行われました。
  それに伴い、MDA Format ver.2も一部拡張を行いましたが、DMC2 ver.0.11は、
  これに対応したものです。


  新旧ALSMIDI、新旧MDA Formatの両方に対応していますので、そのまま入れ替えて
  使ってください。動作は以下の様になります。
  
  
    ALSMIDI   MDA Format          動  作
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  ver0.20以前   ver.1    旧verモードで動作
      〃        ver.2    旧verエミュレートモードで動作(一部再生出来ない音がある)
  ver0.20以後   ver.1    新ver互換モードで動作
      〃        ver.2    新verモードで動作
  ver0.23以後   ver.1    新ver互換モードで動作
      〃        ver.2    新verモードで動作(拡張Pan対応)
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  当然、一番下の組合わせが最も適当です。


注)それから、起動時にMDAデータのフォーマットチェックを行いますので、
    必要な"*.MDA"が存在しないと常駐できなくなりました。




【アーカイブ内のファイル】
  
  当アーカイブ内には以下のファイルが含まれています。


  DMC2_011.TXT:このファイルです。
  DMC2.COM    :DMC2 ver.0.11です。




【DMC2 ver.0.11の仕様】


"?MUS.DAT"と同じディレクトリ内にある"*.MDA"を読み込んで、ALSMIDIに送ります。
            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
常駐時にDRIのベクタをフックし、DRIが呼ばれた時点でデータを読込みます。
そして、MAKOが呼ばれた時点でALSMIDIにデータを送ります。


DRI は98用(int 41h)とPC用(int 61h)に対応し、自動的に判別常駐します。
MAKOも98用(int 41h)とPC用(int 61h)に対応し、自動的に判別します。


"*.MDA"データは拙作のALSMDEDを用いて、自分で作成、変更することが出来ます。
ただし、元データである"?MUS.DAT"が必要です。


また、オプションを指定する事で、以下の設定が出来ます。




1)演奏時のカレントテンポ変更。(-t)


  例)DMC2 -t60  ……  標準よりも多少速いテンポで演奏します。(def=64)
           -t68  ……  標準よりも多少遅いテンポで演奏します。(def=64)


  これは[サウンドブラスター]+[MIDI]の組み合わせで曲のテンポが遅くなるのを
  緩和する為などに使うオプションです。


  ただし、SBの処理が重いのには変わりありませんので、処理の負荷によるテンポ
  の変動は避けられません。


  また、MAKOがver.2.64以降でない場合には、一番最初に演奏される曲のみテンポ
  対応ができませんので、ご了承下さい。


  テンポは0〜255の範囲で指定できますが、極端な指定での動作保証は出来ません。


  オプションで設定したテンポは常駐解除時にデフォルトに戻ります。




2)使用するMDAファイルの名前指定が出来ます。(-f)


  常駐時にファイル名を指定する事で、指定した"*.MDA"を読み込むことが出来ます。
   
  これで、ファイル名からのデータの確認や、MDAデータが2つ以上有る場合などに
  どちらのデータを使うかなどが指定できます。


  ただし、これまで通り、ディレクトリは同じである必要があります。


  例)DMC2 -f=amus_y3.mda  … "AMUS_Y3.MDA"を使用して演奏を行います。
           ~~~~~~~~~~~~~~
  指定しない場合のMDAファイルは"AMUS.MDA"となります。
    
  注)ファイル名は".MDA"まで指定してください。大文字小文字の区別はありません。
      ただし、最初の1文字目はMUSデータと同じにし、ファイル名は4文字以上に
      して下さい。
      
      例)AMUS.DAT -> AYAKATA3.MDA
          ~           ~
      MUSデータとMDAデータが一致するかどうかは見ていません。




3)データ転送時のウェイト指定(98モードのみ)(-w)


  高速なマシンを使っている場合に、音色の転送ミスをする事があります。
  その場合にはウェイトを調整してみて下さい。
  デフォルトで10msecのウェイトが入っています。
  
      例)DMC2 -w20 ・・・20msecのウェイトです。




【使い方】


"DRI"と"MAKO(P)"と"ALSMIDI"を常駐した後に、"DMC2"を常駐させます。
オプションは次の通りです。大文字小文字の区別はありません。(/も可)
"-m???"オプションと"-t???"オプションは同時指定が出来ます。


  DMC2 [option]
        無し     : 常駐
        -r       : 常駐解除
        -m????   : ????曲めまでが音楽であることをDMC2に指示して常駐する。
                  (闘神2対策)。  例) -m49‥‥闘神2の場合絶対必要です。
	-t???    : カレントテンポを???に設定します。デフォルト=64です。
	-f=*.MDA : MDAデータファイルを指定します。(Def="AMUS.MDA")
	-w???	 : ALSMIDIにデータを送る際にWaitを入れます。(-w10=10msec)


補)MAKO ver2.55以降には"-a"オプションと"-k"オプションがあります。
    "-a"はOPNAモード(9パートモード)での起動
    "-k"はFM出力のOFFの指定です。
    
    ALSMIDIを使う場合には"-a"と"-k"の両方を使うことをお薦めします。
    例)MAKO -a -k




注)"闘神都市2"や"アリスの館3"で使用する場合の注意
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  闘神都市2では"MAKO.COM"ではなく、SSGによるPCM発声が可能な
  "MAKOP.COM"がデフォルトとなっています。
  
  また、アリスの館3では「にせなぐりまくりタワー」がこれにあたります。


  MIDIではPCM発声はできませんので、PCM発声に関してはFMから得る事と
なります。したがってFM出力とMIDI出力をMixしてください。
("-k"オプションで、FMをOFFにしてもPCMは発声されます。)
 
 MAKOPはVer.2.64以降でないと"-a"をつけて起動できない場合があります。
 
 また、PCM出力後の誤動作を防ぐため、闘神都市2ではDMC2に"-m49"オプションを
 つけて起動して下さい。(49曲め以降は無視するという意味です。)
 
    例)DMC2 -m49
    




【ゲーム以外で使う場合】


ramus (c)Ryu1氏作下でも使うことが出来ます。


ただし、"ramus"はDRIが異常の場合、DRIを使わずにデータ読み込みを行います。
この場合、"DMC2"は動作しません。ramusを使った場合に、音がおかしくなる時は
"DRI"に与えるパラメータ等や"DRI"のバージョンをもう一度確認してください。
また、この際にはファイル名は必ず"?MUS.DAT"となります。


アリスのゲームに付いてくる?"MK4.COM"も使用できます。


どちらの場合も、"DMC2"を常駐後に起動してください。




【IBM-PC & Compatible(DOS/V)で使う場合】


対応したMAKO(int 61h)とALSMIDIV(c)Nastyがあれば98の場合と同じ様に使用できます。
特に起動時に必要なオプションはありません。




【著作権、配布・転載等について】


  本プログラムは、Free Software であり、PDS ではありません.
  本プログラムの著作権は、als02394/teruにあります.


  プログラムの配布・転載は、アーカイブファイルに含まれる全てのファイル
  が改変・改編されていない状態で行ってください.


  基本的に転載に関してはご自由です。ただし、PC−VAN,NIFTY,
  ASCII−NET,日経MIXを除く有料NETへの転載につきましては
  堅くお断りまします(Q2系等).


  また、転載される場合には、事後でも結構ですので必ず連絡をお願いします。
                            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  また本プログラムを商目的で使用することはこれを禁止します.
  ただしディスケット代等、流通に伴う手数料としての金銭の授受はこれを
  許可します.


  本プログラムを使用したことによって生じた、いかなる損害についても著作権
  保有者及びALSMIDIの作者であるNasty氏、そしてアリスソフトはその保障義務を
  一切負わないものとします.




【連絡先】


  レベル3の方はアリスネット内のB#017 FREESOFTのボード内で質問をして下さい。
  
  レベル2以下の方は以下のところに電子メールをお願いします。
  
  Nifty-Serveでのメールも受けますが、滅多に入りませんので、いつレスを返せるか
  分かりませんので、あらかじめご了承下さい。
  
  必ず、動作環境も書いてください。希望、要望なども受け付けております。


        ALICE-NET           ALS02394    teru.
        Nifty-Serve	    GHG03406    teru.




【謝辞】
  
  本ツールの作成に当たり、ALSMIDIの仕様を公開していただいたNastyさんに深く
  感謝致します。


  多数のご意見、感想、情報を戴いたUNIT-BASEの皆様に感謝いたします。


  バグレポ及び新バージョンの動作確認にまで付き合って下さったALS03887/REITHUS
  さんに深く感謝致しております。






【履歴】


Ver.0.04   UNIT_USR公開バージョン
Ver.0.05b  PC対応部バグ修正
Ver.0.05c  "amus.dat"対応(MK4)忘れ修正
Ver.0.06a  テンポ変更対応、一般公開版
Ver.0.06b  テンポ変更オプション追加(SB対策,未公開)
Ver.0.06c  MDAファイル名指定対応(-f=*.MDA)
Ver.0.06d  PC-98上でのWaitコマンド追加(未公開)
Ver.0.07   ALSMIDI ver.0.19,MDA_Format Ver.2対応(未公開)
Ver.0.10   ALSMIDI ver.0.20,MDA_Format Ver.2対応
Ver.0.11   ALSMIDI ver.0.23,MDA_Format Ver.2(拡張PAN)対応


                                                   teru. als02394/ALICE-NET

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