ZauLINK for Win32 対応 ZAUファイルフィルタAPI仕様書
										                                                  1998/09/23
										                                                  Atsushi NUNOME

0. 本仕様書のバージョン

本仕様書の必須項目を満たすフィルタが返すべきバージョン番号は
1 である。

1. 実行ファイル形式

フィルタは以下のファイル形式のうちのいずれかでなければならない。

        32bit EXEファイル(Intelバイナリ)
        Perlスクリプト

2. インタフェース

標準入出力(stdin, stdout)を使用する。
インポート(他ファイル形式をZAUフォーマットへ変換する)時は
変換後のZAUフォーマットを標準出力へ出力すること。
エクスポート(ZAUフォーマットを他ファイル形式へ変換する)時は
変換前のZAUフォーマットを標準入力から入力すること。

3. 実行ファイルのオプション

        -I filename     : インポート(filename→ZAUフォーマット)
        -E filename     : エクスポート(ZAUフォーマット→filename)
        -T n            : タイプ(後述)
        -v              : フィルタが準拠しているAPIのバージョンを表示(後述)
        -V n            : 呼びだし側が要求しているAPIのバージョン(後述)

これらのオプションは全て必須である。
オプション文字の大文字、小文字は区別する。
-I と -E を同時に指定することはできない。

4. タイプについて

フィルタに渡されるタイプ名は -E オプションとともに指定される。
インポート時には不要。

        1: 電話帳
        2: 名刺管理
        3: スケジュール
        4: 記念日(月/日)
        5: 記念日(月/週/曜)
        6: アクションリスト
        7: レポート
        8: 手書きメモ
        9: インクワープロ

5. APIのバージョン

-v では、本仕様書のバージョン(第0章に記載)を標準出力へ出力する。
バージョン番号は1つの整数値である。
最後に改行コードが必要。

フィルタを呼び出すプログラムは -V オプションを使って、期待している
APIバージョンをフィルタへ通知する。
フィルタは -v で返すバージョン番号と一致していなければ、終了コード
1を返す。

6. フィルタの終了コード

        0:  正常終了
        1:  異常終了(要求されたAPIバージョンに対応していない)
        2:  異常終了(未知のオプションが指定された)
        3:  異常終了(対応していないタイプ)
        10: 異常終了(入力ファイルが存在しない)
        11: 異常終了(入力フォーマットエラー)
        19: 異常終了(その他のインポート時のエラー)
        20: 異常終了(出力ファイルを作成出来ない)
        21: 異常終了(ディスク容量不足)
        29: 異常終了(その他のエクスポート時のエラー)
        99: 異常終了(その他のコンバータ内部のエラー)

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本仕様書の内容に関するお問い合わせは、以下のメールアドレスまで
お願いします。

nunome2a@mbox.kyoto-inet.or.jp