X680x0 Ko-Window これはなるほどアドバイス 基本セットは展開したものの、果たして次に何を手に入れようか?またはどんなア プリがお勧めなのだろうか?そういう疑問に答える現在使っている利用者からのアド バイスです。自分なりの Ko-Window を手に入れるためのヒントにして下さい。 ------------------------------------------------------------------------------ ●これがお勧めこだわりの品 (アルファベット順) ◎beav.win ・いわゆる、16進数などで直接ファイルを書き換えできるバイナリエディタの Emacs 版です。キー操作だけでなく、しっかり Emacs 風のウィンドウ分割もできます。 備えておけば何かと役に立つでしょう。 ◎bgterm.win ・メモリ増設が贅沢でなくなってきた現在、bgdrv さえ入れておけばちょっとした作 業でも時間を取られずに「小さな待ち」がなくなります。 ・タイムシェアリングマルチタスクをするのに欠かせません。この上でシェルを走ら せれば、テキストを編集したりパソコン通信でチャットしたりしながら、プログラ ムのコンパイルが出来たりします。これはとても便利な機能ですね。 ・bgdrv を使用して、Ko 用ではないコマンドライン版のソフトをウインドウ上で並 列に動かすことができます。標準入出力のみを使用しているソフトならそのまま動 くでしょう。デバッガ(db.x など)を使用する時には便利です。 ◎chatwinM.win ・KX_Term20 付属の chatwin.win に、マウスが載っている時入力行をハイライトに するという機能を追加したものです。マウスがチャットウインドウに入ってるかど うか分かりやすいので、KX_Term20 と一緒に使ってみると良いと思います。 ◎drive.win ・HDやCDのドライブではなくて、これは車のドライブをイメージしたものです。ホン トのこというと最初ゲームにしようかと思って作ったのです。でもずーっと画面に 出しておくと気持ちがいいので環境ソフトになってしまいました。ここだけの話、 ジョイパッドの左右にちょっとだけ反応します。(できれば10MHzでどうぞ) ◎ELISA10.ZFN/ELISA8.FON (ELISAK10.LZH) ・X68k/Ko-Window で使える8ドット漢字フォント。第二水準漢字までデザインしてあ り、視認性がすこぶるいいので、800x526の画面モードでエディタや command.win をたくさん開くことができます。ディスプレイや視力(!?)など、ユーザーの環境に よって効果の差はありますが、少しでも画面を広く使いたいというひとにはおすす めの品です。また、行間字間があいている10x10dotのフォントの見やすさは万人の 認める所です。この漢字フォントはHP-100LX用に作られた"恵梨沙フォント"のX68K 版です。 ◎gback.win ・Ko-Window のルートの模様を自由に変更できるソフト。グラフィック表示ではない ので、CG を表示させたからといって、ルートが破壊されるといったことはありませ ん。Ko-Window の標準の模様にちょっと飽きたかな〜という人にはぜひお勧めです。 ◎gpic.win ・これは背景型グラフィックビュアです。いわゆる壁紙に最適だと思います。 ◎gview.win ・グラフィックビュアです。これはウィンドウ型のグラフィックビュアです。PIC, PI, MAG, bmpなどを扱うことができ、画像変換も可能です。 ◎henkan.win ・フォーカスしているウィンドウの下に変換用のウィンドゥが出るので、視点変化が なくてとても楽です。 ◎ic.win ・現在画面上にあるアイコンを表示し管理することが出来ます。ちょっとウィンドウ を開きすぎて収拾つかなくなったりウィンドウが迷子(?)になったときに便利かも。 ◎kf.win , spopup.win ・定番です(^^;)。マウス一つで楽々操作できる素敵なものです。これさえあればパ ンピーにKo-Windowをそのまま使わせてもおっけー(^^)。 ◎KoB (KoBASIC) ・高速版 X-BASIC のぺけBASIC が、そのまま Ko-Window に載ってしまった代物。ウィ ンドウプログラミングを BASIC でできるという、開発言語です。 ◎kodvi.win ・Ko-Window 上で TeX によって作られた dvi ファイルをプレビューするソフト。多 少メモリは使いますが fontman を常駐させなくても使えます。普段 TeX を使って いる人には絶対お勧めです。 ◎KoEMACS(COR.版) ・エディタというと、ED.X しか知らないのよね〜という人、KoEMACS には ED 互換 モードというのがあり、-ED オプションを付けるだけで、キーバインドがほぼ ED.X と同じになります。-a3 オプションを付けることで、黒に白文字になり、見てくれ も ED.X っぽくなりますよ。 ・Emacsキーバインドのできるエディタなら何でもいい、ひじょーにアバウトな趣味を しているので(^^;)、昔から愛用しています。今から使うのなら、Tonokawaさん作の MicroEmacsのほうが、良いかもしれませんね。これに、"-m40k"というオプション (メモリを40キロだけ確保) を付け、小さいエディタにして使っています。 ◎koem.win(Tonokawa版) ・最近までは em.win を使っていました。今は koem.win を使っています。両方、 MicroEMACS の Ko-Window 版です。 ・Human68K MicroEmacs (コマンドライン用)の Ko 版です。コマンドライン版のマク ロがほぼそのまま動いてしまうので、今まで μEmacs を使っていた方なら、今ま での環境をそっくりそのまま利用できます。特殊キー(XF1,OPT.1,HOME,CLR とか) もサポートされてます。 ◎KoKISS.win ・Ko-Window 上で着せ替えできるソフト。ここまでジャンルの特異なソフトも珍しい ですが、なんといっても私が KISS データを作るきっかけとなったソフトでもある のです。GS-KISS も対応しているのが素晴らしいです。 ◎KoMCP.win ・MCDRV(CUL.さん)という音源ドライバ用のマルチプレイヤーです。これ一つあれば、 大概のデータはならせちゃったりするので、ひじょーに重宝しています。惜しむら くは、コンバートが余りよくできないので(これはコンバータの側の問題。KoMCP のせいじゃない)、正確な演奏のできない場合があったりしますが、ま、そういう ことをするためのものではないですね(^^;)。ただ、MCDRV独自のデータを作るとき には「曲の途中から再生」とか、「今のところもう一回」とかできるので、それは それは大活躍します。 ◎KoNEKO.win ・ねこが走り回るソフトです。マウスカーソルを追いかけて走っている姿や、寝てい る姿がとてもかわいい。今では、画面のどこかに必ず開いてます。さあ、みんなも ねこに名前をつけてかわいがりましょう。 ◎KoRCPNL.win ・RC System 用のパネル表示ソフトです。基本セットに付属の KF.WIN からファイル 名をドラッグしてきて放り込むだけで演奏してくれます。MIDI ユーザーの方は使っ てみると良いと思います。 ◎Ko-Window 開発セット ・Ko-Window 用のプログラムを組むためのドキュメントとサンプルプログラムとライ ブラリです。ライブラリは基本的な低レベルの関数から、プログラマーの手間を省 く便利な関数までいろいろ入っています。Ko 上のプログラムは他のウインドウシ ステムでは考えられないほどあっさり簡単に書けてしまうので、一度見てみると面 白いですよ。 ◎KX_Term20 ・ターミナルソフトです。何せ、ウィンドウシステム上のターミナルソフトなので、 画面の大きさは(起動時に決定するだけですけど)変えられますし、フォントの指 定も、クリップアンドペーストもできます。それに、一部の人にしかメリットない かもしれませんが、xterm, vt100 などのエスケープシーケンスをサポートしてい るので、ワークステーションなどに直接繋いで、ターミナルとしても使えます。う まく使えば NetHack だって動いちゃいます(でも、電話回線経由でネットハックっ て、相当不毛(^^;) )。いちじきこれをつかって、WS で mule を動かし、その上 ででんでんをしながら IRC をしながら、別のウィンドゥで文章を書くと言うマルチ タスクなことをしていました(^^;)。 ・通信ターミナルなんですが、これはもっぱら KX_Term20 を使っています。実は私、 X68000 をワークステーションに繋いて端末として使っているんですが、これを使 うと数あるウィンドウのひとつとしてWSがあるって感じでとても使い易いです。 WS に screen をインストールしてますから、WS のシェル毎に画面を切り替えて使 うことも出来ます。なにせほぼvt100互換ですし、違和感は無いですね。私のコン ピュータライフはこれ無しでは考えられないという程です。 ・Ko で通信ソフトというと他に見当たらないので、Ko 上で通信する場合は必ず必要 です。Ko 上のアプリなので、当然他のソフトと並列動作します。通信しながらプ ログラムや音楽演奏など自由自在です。 ◎man.win ・オンラインマニュアルセレクターです。普段使う訳でもないのですが、滅多に使わ ないソフトを使うときなど、kf を使っていちいちドキュメントのディレクトリに 映ってクリックして……と言うことをせずに済むので便利です。 ◎map.win ・使用しているメモリマップの表示です。今時、メインメモリ2Mというすごい環境で 作業しているので、こういったものを使ってシステムを見ながらじゃないと何もで きないのでした(^^;)。ま、メモリが少なくても、きちんと考えれば色々とプロセ スは動かせますけど。 ◎pdview.win ・技術評論社の書籍「英和・和英電索辞書GENE55000」(2950円)を手に入れればちょっ とした英和辞書に使えます。英語が苦手な私は常備。でもメディアコンバートと辞 書マージにDOSマシンが必要かなあ。(pdic形式辞書はNiftyでも手に入るらしいぞ) ◎RO-SYSTEM ・ウィンドウシステムをベースに動く本格的な RPG システム。簡単ながらシナリオ も10本ほど公開されていて、とにかく 100% オリジナルのゲームデータばかりそろっ てるってのも特筆すべき点でしょう。シナリオ屋とフィールド絵を描けるスタッフ に恵まれなかったのが唯一心残り。このシステムを活用すればもっともっと凄いゲー ムも作れたはずなのだが。しかし MIDI 対応の BGM の出来と合せて必見。 ◎scrn 0.72 ・DISPLAY の画面モードを多数切り替えて使えるソフト。特に標準 DISPLAY でも使 える 816x552dot の画面モードはちらつきもないし広くて重宝します。 ◎shotZ3 ・世の中の常識を覆すようなしろもの。X68000 10MHz のウィンドウシステム上で快 適に動く本格的なシューティングゲーム。モノクロで小さいウィンドウだけど、そ の代わり描画枚数の多さはかなりのもの。滑らかな動きと同時出現する大量のオブ ジェクトの個数は限界知らず。全く異なる18の面と最後まで丁寧に作り込まれたボ スは、マニアも惚れ込む本物のでき。GS対応の素晴らしいBGMといい、まさにやら なきゃ損の逸品。当然完全オリジナル。 ◎sreportM.win ・スクリーンセーバー機能の切り替えのできるシステムレポート+時間表示です。今 時、メインメモリ2Mというすごい環境で作業しているので、こういったものを使っ てシステムを見ながらじゃないと何もできないのでした(^^;)。ま、メモリが少なく ても、きちんと考えれば色々とプロセスは動かせますけど。 ◎uyo.win ・隠れた名作(?)暇なときふやして画面の角で育てるのがとっても楽しい。 ◎view.win(tview.win) ・文章を読むときや、マニュアルを読むときや、人のソースを読みながらプログラム を書くときや、ログを読みながらレスを書くときや……とにかく、散々使います。 マルチプロセスのマルチウィンドゥであるKo-Windowであるので、相互参照ができる というのがメリットでして、このようなビューワーがあると、すごく便利なのです。 ◎Vim v3.0 x68.7 K1 ・物凄い機能拡張がなされている vi エデイタです。それも Ko-Window に載ってい るのは Vim 3.0。(UNIX の jvim は vim 2.0) ・UNIX に触れた事のある人はエディタと言えばやっぱりこれでしょう。しかも Vim は、かなり多機能になっているので便利です。特筆すべきは、Window 分割機能で しょう。Ko-Window 上でこれをやると...。ユーザ設定にかなり自由度があるので、 自分なりに使いやすくカスタマイズすることができます。 ◎wsh.win ・ウィンドウ上で動作できるスクリプトシェルです。並列動作する一種のインタプリ タ言語ですね。 上記回答に協力していただいた皆様(敬称略) DEN0006 COR. (11) DEN0108 Mid-RIN (1) DEN0111 Agama (1) DEN0112 Verabow (1) DEN0117 Florian (10) DEN0186 みなつ (6) DEN1417 mac. (2) DEN1488 Tonokawa (6) DEN1662 死狼 (2) ------------------------------------------------------------------------------