Terminal Services Client

2002/01/19 (最終更新:2005/08/28 15:27)

◎ 2002 でつくはずだったもの

PocketPC 2002 へのアップグレードで期待していた機能は何かというと、 一番はやっぱり「MSN Messenger」です。 普段から PC 上で MSN Messenger を利用しているので、 登録しているメンバーも少なくありません。 そのメンバーの状態がいつでもわかり、 どこからでもメッセージを送ることが出来ます。便利です。

その次に期待していたのが VPN のサポートで、そしてもう一つ PocketPC 2002 の目玉機能ともいえる Terminal Services Client がありました。 ところが日本語版の PocketPC 2002 には、Terminal Services Client がついてきませんでした。

◎ WindowsXP に繋ぐ

WindowsXP Professional にはリモートデスクトップという機能があります。 スタートメニュー、アクセサリの通信の中にある 「リモートデスクトップ接続」がそれで、 1クライアントのログインに制限されるものの離れたところからマシン操作が可能です。

あらかじめ接続するマシンには、マイコンピュータのプロパティで「リモート」 の中の「このコンピュータにユーザーがリモートで接続することを許可する」 にチェックを入れておく必要があります。

Terminal Services Client を使えば、WindowsCE からでも WindowsXP Professional のリモートデスクトップへ接続できるようになります。 Terminal Services Client は Jornada720 にも付属していますので WindowsXP へ接続してそのまま操作することができました。

◎ そして iPAQ にも

Microsoft のページに、 PocketPC 2002 用 Terminal Services Client が公開されました。 これは英語版 iPAQ で PocketPC 2000 から PocketPC 2002 へ アップグレードしたユーザー向けのソフトです。 同時に MSN Messenger も公開されています。 筆者が持っている iPAQ は日本語版ですが、使えるかどうか試してみました。 念のため、インストール前に iPAQ 内の全データをバックアップしておきます。

インストールして、PocketPC 2002 上から起動すると接続するマシン名を聞かれます。 WindowsXP Professional が動いているマシンの名前を入れて Connect ボタンを押すと、 WindowsXP のログイン画面が現れました。

ppcxp01.gif

一見成功に見えたのですが、 なぜか iPAQ から文字を入力することができません。

いろいろ試したところ、ソフトウエアキーボード(SIP)の 「ローマ字/かな」(タイプライター配列キーボード) を選択した場合、 左側の入力モードが「かな」になっていないと文字入力できないようです。 「英数+半角」の状態ではだめです。 しかも「かな」の状態ではアルファベットと数値を入力することができますが、 記号が入りません。

ppcxp02.gif

iPAQ 上から 256色 640x480dot の Windows 画面として見ることができます。 ちょっと文字入力に問題があるものの、iPAQ で WindowsXP を操作することはできました。

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Hiroyuki Ogasawara <ho>