ZAURUS でアセンブラプログラミングをするには?
最低限必要なこと
- ZauSH セットをダウンロードしてinstallしておく
ZauSH 付属ドキュメントに、
ZAURUS のメモリマップと使用できる領域、
コマンドの作り方、
コマンド名の付け方、
シェルからの引き数の受け取り方などの説明があります。
- ZauASM をダウンロードする
ZauASM に、永久保存版豪華スペシャルマニュアルとして、
ZAURUS の CPU 命令セット一覧とテクニック解説つきの説明、
さらには BIOS (FCS: FileControlSystem) の説明が全部入っています。
注意!アセンブラプログラミングでは、
SHARP から出ている ZAURUS 開発キットは一切必要ありません
ZAURUS上で開発する場合
- ZauASMをインストールする
- ZauEDをインストールする
- ZauEDでソースプログラムを書く
- ZauASMでアセンブルする
- そのまま実行できる
パソコンでクロス開発する場合
- それぞれのパソコン用のクロスアセンブラと Addin 転送ソフトを入手する
(X68K/UNIXなら scasm と Zaddin など)
- 上記ドキュメントの説明に従ってプログラムを書く
- アセンブルして実行バイナリを得る
- ZAURUS に転送すれば ZauSH 上から実行できる
手に入れておきたい参考資料
- 「PC-E500*PC-1480U活用研究」工学社
ZAURUS の CPU アセンブラの入門書として、
また記載されている FCS/IOCS はほとんど ZAURUS でもそのまま使えます。
(システムコールのエントリアドレスのみ異なる)
工学社の活用研究シリーズは、
PC-E5xx〜 とかいろいろバリエーションがありますが、
中身はほとんど一緒です。どれを買っても同じ。
既にどれかを持ってるなら他のは買う必要ありません。
もちろん、この本が手に入らなくても、
ZauASM/ZauSH 付属ドキュメントだけでも何とかなります。
- その他 ZAURUS 独自の機能の使い方は?
参考資料はありません。
ユーザーが自力で解析したデータがすべてです。
この辺の解析情報は、私が書いたドキュメント類や
加古英児氏のページが参考になるはずです。
一番重要なことは?
- 必ず実行前に ZAURUS 本体のバックアップを取る
ZAURUS本体だけで開発するのであれば、
バックアップ用にフラッシュメモリカードがおすすめです。
できることならパソコンによるクロス開発をおすすめします。
最初に ZAURUS 本体の全バックアップを取った後クロス開発をすれば、
ZAURUS がいくら暴走して吹っ飛んでもパソコン上にはソースが残ってるし、
途中でやめてもバックアップを全部リストアするだけで済みます。
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小笠原博之 oga@dgw.yz.yamagata-u.ac.jp