さらに各本体に組み込まれている通信ソフトでも 画面に表示する機種分類名には統一性がありません。 ますます混乱を招きます。
以下、シャープの電子手帳における分類名称を、 おおざっぱですがわかる範囲でまとめました。
(当初は分類名称辞典でしたが、追加を行っているうちに Zaurus シリーズの汎用辞典になりつつあります。)
PA-7000は初の漢字が使える電子手帳として登場。初代の 7000 には時計機能がなく画面サイズも 96x32dot しかなかった。次に出た 8500 で画面が 96x64dot になり、スケジューラと連動する時計機能も搭載され、以後このスペックが標準となる。通信端子や、透明スイッチを有したICカードスロットなど、拡張性に優れていた。(PA-6000系とL1はICカードスロットが無い)
96x64dotの画面は16dotフォント時4行表示が可能(7000は2行)。対応 IC カードも 2/4行カードという表記が行われる。後の機種では 12dotフォントで 5行表示が可能なものも登場した。メモリはほとんどの機種で 32Kbyte。もっともメモリ搭載量が多い機種は 64Kbyte。通信端子は 4pinケーブルのみ。
あとからICカードによって機能拡張が可能である。そのカードスロットの上が透明で、挿入したカードがそのまま見える構造になっている。透明な部分はタッチパネルのようなスイッチになっておりカード上にボタンの絵を印刷しておけば、本体に挿したときに本体の透明電極を通してカードの表面をそのままボタンとして操作できる。アイデアが秀逸。カードスロットが本体の前面を占有するというデザイン的制約は生じるが、見開きで本体表面はほとんど全部がスイッチであり、操作に使えるというのは今考えてもすごい。
後の DB-Z (PA-9000シリーズ) では、液晶画面にもタッチパネルが搭載されまさに全表面操作パネルとなる。PV-F1 を経て ZAURUS では、全面液晶画面+タッチパネルのみへと進化する。ちなみに PV-F1 では、SC電子手帳用のカードも使えるが、カードスロットが裏側にありカードが見えない。その代わり、本体の液晶画面にカードの絵が表示され、それを操作するという力技がすばらしい。
⇒≪PV-F1≫
その後 MI-C1 ベースの全く異なったハードウエアを持つ MI-P10 も登場した。シリーズ的には igeti だが、機能やスペック的には ICRUISE 仕様に属する。
⇒≪MI-P1≫
⇒≪MI-P2≫
⇒≪MI-P10≫
より詳しく知りたい方は シャープ電子手帳の歴史 もあわせて参照してください。
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