ザウルス便利オンラインマニュアル
1998/06/17 (最終更新:2005/08/28 15:27)
ザウルスは、小さく軽量、気軽に持ち歩けるのに中身は多機能!
それゆえマニュアルも分厚いけれど、
これを持ち歩いてたら本末転倒。
そんなわけで、オンラインにマニュアルがあればいつでも参照できて
便利かなと簡単に作ってみました。
内容はまだ全然無いですが。
ちなみにマニュアルのべた打ち込みではなく、
筆者による解説文です。
Index
- ◆通信用手順作成用スクリプト
通信用手順作成用スクリプト
パソコン通信の自動ログインや、Nifty のオリジナルメニュー用マクロ、
もしくはインターネット接続時のチャットスクリプトを記述するときに使います。
このスクリプトコマンドは PI/MI ザウルス共通です。
●行フォーマット
行フォーマットは次の2種類です
コマンド名 : [ 引数 [ , 引数 ・・ ] ] |
'コメント |
コマンド名は アルファベット1文字です。大文字小文字の区別はありません。
コマンド名や : , などの記号は必ず半角で書かなければなりません。
コメント行は無視されるので、適当な文字列を書いておくことができます。
●引数
引数には次の3種類があります。
秒数 | 0〜255 の値です。 |
文字列 | '〜文字列〜'、必ず ' で囲む |
ラベル | ラベルに ' " , : ; の文字は使えません |
文字列は、必ず ' で囲まなければなりません。
「'」はタイプライターキーボードでは [機能]+[7] でも入力することができます。
文字列には、次の特殊文字を含ませることができます。
改行コードの書き方はC言語と同じです。
- \n : 改行 CR LF, 0x0d 0x0a, CTRL+M CTRL+J (\Nも同じ)
- \r : CR, 0x0d, CTRL+M (\R,\m,\Mも同じ)
- \\ : 文字「\」
- \I : 設定されている ID
- \P : 設定されている パスワード
- \000: 10進数3桁で直接送信するコードを記述します。
●コマンド
- :ラベル
-
ラベルを定義します。
制御文の飛び先です。
コマンド名はなく、行が : から始まる点に注意。
- L:ラベル
-
ラベルに飛びます。goto のことです。
- S:文字列
-
文字列を送信します。最後に改行はつきません。
改行を含めるときは \n を明示的に指定しなければなりません。
- W:秒数
-
秒数だけとまります。時間待ちです。
- R:秒数,文字列
-
文字列 が送られてくるのを待ちます。
秒数 だけ待っても文字列がこなかったら次に進みます。
- R:秒数,文字列,ラベル
-
文字列 が送られてくるのを待ちます。
秒数 だけ待っても文字列がこなかったらラベルに飛びます。
- J:秒数,文字列,ラベル
-
文字列 が送られてくるのを 秒数 だけ待ちます。
もし送られてきたら、文字列 に対応する ラベル に飛びます。
送られてこなかったら次の行に進みます。
文字列とラベルの組み合わせは
「;」で区切って複数書くことができます。
on goto もしくは switch case 相当です。
- P:秒数,文字列
-
画面にメッセージを表示します。
秒数 だけ 文字列 を表示するので、
エラーメッセージの表示に使えます。
- O:
-
即座に回線を切り、強制脱出します。
エラーが発生した場合の終了処理に使います。
- E:
-
手順スクリプトを終了します。
通信画面に戻ります。
プログラムの最後では特に指定しなくても大丈夫です。
Nifty の場合のみ、E:1 を使うとトップメニューに戻ります。
E:0 は E: と同じです。
●例
R:20,'login:',ERR
S:'3148\n'
R:20,'Password:',ERR
S:'????\n'
E:
:ERR
P:3,'通信エラー'
O:
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Hiroyuki Ogasawara <ho>