インターネットは便利です。 自分は家の中にいます。 一歩も外には移動しません。 なのに回線をつなぐだけで、 世界中へもしくは見知らぬ仮想世界で、 さまざまなものを見たり聞いたり買ったりできます。
ちょっとだけ面倒なのは、個人IDだのユーザー登録だの、 何をやるにも呪文のような合い言葉「パスワード」が必要になることです。 忘れてはいけない大切な言葉。
インターネット上の自分の存在は、秘密の言葉で守られています。
大切な自分のヒミツ。 重要な番号列。 人にはうかつにいえないからこそ、忘れたくない言葉があります。 忘れないようにメモした紙を、いつも持っていたいけど、 うっかり落としたりしたら・・大変です!
そんな大切なコトを Zaurus に入れて運べるのは 「シークレット機能」があるからです。 Zaurus の大切なことも秘密の言葉で守ります。
MI Zaurus 、PI ZAURUS 、PA電子手帳 、メモ機能付き電卓、などなど。 SHARP の電子情報機器のほとんどが 「シークレット機能」を持っています。
MI Zaurus が本体に保存するデータは 2種類あります。 秘密のものとそうでないもの。
1. 通常のデータ
2. シークレットデータ(秘密のデータ)
はじめにやっておくことは、シークレット機能の設定です。 インデックスから「シークレットアイコン」を選択して パスワードを登録します。
これで、秘密の「シークレットデータ」はそのままじゃ見ることができなくなります。
(1) シークレット設定状態(鍵をかけた状態)
(2) シークレット解除状態(鍵を外したドアを開けた状態)
電源 ON やリセットの後、自分でシークレットを設定(ON)にした(鍵をかけた) 場合は、画面には「通常のデータ」しか表示されず「シークレットデータ」 は見ることができません。
インデックスから「シークレットアイコン」を選択して、 シークレット機能を一時解除(OFF)すると、通常のデータもシークレットデータも 全部見えるようになります。
ほとんどの機能は、1データ単位で シークレットデータかそうでないか、切り替えることができます。
例えば受信メールを1件表示させているとき、右上の方に 外れた錠マーク がついています。 このアイコンをタッチすると、シークレットデータの ON/OFF が切り替わります。
鍵をかけたデータはもちろん、秘密のデータ「シークレットデータ」です。
レポート&自由帳、スケジュール、アドレス帳、フォトメモリーなどなど、 ほとんどの機能が 1データ単位でシークレット設定できます。
紙の手帳と違って、Zaurus の場合、シークレットデータにしておけば、 落としてしまったり他人が手にしても、中身を見られる心配は大幅に減ります。
もちろん、偶然パスワードが合ってしまうこともあるので、 見られる可能性は必ずしもゼロじゃありません。 だけど精密機械は落としたショックで壊れてくれるかもしれません!?
ただし一つだけ重要なことがあります。
Zaurus は秘密をしまう金庫じゃなくて 比較的安全に秘密を「運ぶことができる道具」です。
パスワードをかけた電子データは、他人に見られる可能性は少ないけれど、 操作ミスや不慮の事故でデータが消えてしまう可能性は高いのです。
バックアップはくれぐれも多重に、 Zaurus だけで秘密をしまおうとしないようにしてください。
この設定はどうするんだろう? 画面表示を切り替えたい、他にできる操作はないの?
操作に困った場合、設定方法がわからないとき、 いろんな機能が「操作メニュー」に隠れている場合があります。 [操作メニュー] キーを複数回タッチしてみてください。 メニュー内容が切り替わることがあるので、 操作で疑問に思ったら、[操作メニュー] で他にできることが無いか 試してみてください。
ペンでなぞって範囲を指定して、 操作メニューから「複写」や「切取」を選びます。 なぞって色が変わったところが「複写」や「切取」される範囲です。
操作メニューで「張込」を選ぶと、 「複写」や「切取」したところがペン入力の代わりに流れ込みます。
アドレス帳からスケジュールへ文字列をコピーしたり、 編集中に行の順番を入れ替えたり、 覚えておくと便利です。
ペンでなぞって範囲を指定して、 別の機能を呼び出すことができます。
数式をなぞっておいてから電卓をを呼び出すと、 その結果を計算してくれます。 計算結果が出たら、答えの数値の表示窓をタッチして(ちょっと色が変わる) [複写]ボタンをタッチ。 元の編集画面に戻ってから「張込」できます。
単語や文字列をなぞってから辞典を呼び出して、辞書検索できます。
単語をなぞってから他の本体機能に切り替えると、 たいていの場合単語検索扱いになります。
買ったばかりの新品なのに、「パソコンデータ」をのぞくと なにやらデータが入ってることがあります。
ここに出てくるデータは、本体メモリに入っているファイルのうち 「システムで予約されていないもの」です。 MI Zaurus は一見 表面にでてこないものの、 パソコンと同じように内部的にはファイルという概念があります。
パソコンデータに現れるファイルは、その多くが MORE ソフト用のデータです。 例えば「乗り換え案内」が標準で入っている Zaurus の場合、 JRDRなんとか というデータが必要です。 これらのデータを消してしまうと乗り換え案内が動かなくなってしまいます。
他にも、フォトメモリーから PC送出 で変換した JPEG や GIF の画像ファイル (オープニングに設定した画像データも同様)や、 インターネットからダウンロードしたファイルもここに表示されます。
紙の手帳を思い出すとき、日付順のページ構成を思い出します。 PDA の基本中の基本はやっぱりスケジュール管理です。
だけど、今この文章を書いている誰かのように、 あんまり頻繁にスケジューラを使わない人もいます。 別に暇で仕事をしてない訳じゃありません。
ただし朝早く起きるときだけは別です。 Zaurus のスケジュールはアラーム機能が付いてるので、 起きる時間に目覚まし用のダミースケジュールを書き込みます。 右上の「ベル」のアイコンをタッチして ON にしておくと、 予定時間にアラームがなります。
スケジュール機能を使うと 10分置きなど、 数に制限無くいっぱい書き込んでおくことができます。 1コしか鳴らさないなら、時計機能で設定するデイリーアラームの方が簡単です。
ちなみに Zaurus のスケジュールアラーム音は変更できます。 スケジュール画面で [操作メニュー] を表示させ、 「設定」または「操作」の中から「スケジュール/休日設定」を選びます。
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