パソコンって呼ばないで

2000年1月
(下から読んでね)

 

追伸...HP [2000/01/30]

 ホームページとは、一番最初に表示されるページのことを指しており、全体のページの中で目次のような役割を持つページを指す意味だった。ちなみにページ全体のことをウェブサイト、あるいは単にサイトと呼んでいた。

 ところが、最近ではサイトのことをホームページというようになった。これもマスコミが悪い。でも時代の流れには逆らえず、しょうがないので私もサイトのことをホームページと呼んでいる。

 しか〜し! 最近のマスコミはホームページの誤用では飽き足らず、ホームページをHPと略すようになったではないか。これは許さんぞ。HPは昔っからヒューレット・パッカードの略と相場が決まってんだい! いいか、よく聞け、「ま、いいか。」も、大概にしろよ、マスコミ諸君。

 ...って、マスコミの人なんて読んでないって、こんなページ。よ〜し、こうなったら、実力行使だ。「HPはヒューレット・パッカードの略。HPはヒューレット・パッカードの略。HPは...」と、延々と続く256MBくらいのメールをマスコミ各社に送りつけてやる!(犯罪だって)。

 でも、このへんちくりんな略し方を一番喜んでいるのは、HPで知名度があがったヒューレット・パッカードだったりして。

 

Yシャツとプロバイダとメール [2000/01/29] [2000/02/12誤字脱字修正]

 Yシャツは何でYシャツというか、知ってます? 形は「Y」というよりは「↑」って感じですよね。私は不思議に思って調べたことがあります。その真相はきっと、こんな感じです。

 〜はるか昔、日本人が外国人と交流をはじめた頃...。

日本人 「(りんごを指差して)わっつ でぃす?」
外国人 「アップル!」 
日本人 「おぉ、りんごは、アップルというのか。なるなる。」 φ(..)

日本人 「じゃ、...、(Yシャツを指差して)わっつ でぃす?」
外国人 「ワイ シャツ!」
日本人 「おぉ、この西洋人が着ている服はワイシャツというのか。そういえば、袖が短い服はティシャツとか言ってたな。何でも西洋文字『T』に似ているからだとか。じゃ、この服は『Y』に似ているから、ワイシャツなんだな。でも、ちょっと『Y』と形が違うような...。ま、いいか。さっそくお代官様にご報告に行かねば...。」

 こうして、お間抜けな日本人が誤った解釈をしたおかげで、Yシャツという名称が日本全国に広まったのだ。きっとそうだ。まちがいない(信用度40%)。そして、その日本人が勘違いした瞬間から、日本人と(英語を話す)外国人との言葉のずれが生じ、子孫に語り継がれて現在に至るのだ。

 日本語には外来語をそのままカタカナで発音し、日本語に組み込んでしまうという、とても便利な特性がある。自分の国にない物や文化をすんなり受け入れることができるのだ。「コンピュータ」は「電算機」、「ディスプレイ」は「表示装置」。こんな感じで訳していたら、きりがないので、その発音をカタカナに直して日本語にしてしまうのだ。

 しかし、そんな便利な特性もたった一握りの人たちの「ま、いいか。」で、台無しになってしまう。ろくろく調べもしない、面倒くさい、たぶん。そんな理由で日本人の国際感覚はどんどんずれてしまうのだ。決して大げさな話ではないぞ。事態はかなり深刻だ。

 「プロバイダー」なんていい例だ。英語圏では「ISP」という。「インターネット サービス プロバイダー」の略だ。プロバイダーはそもそも「供給者」という意味だ。つまり「インターネットのサービスを供給する者(会社)」だ。しかし、日本ではプロバイダーという言葉は一般的ではない。略するなら「プロバイダー」で通じるだろう。きっとそんなところだろう。

 「E-mail」をメールと呼ぶのもそうだ。「メール」は「手紙」という意味。「じゃ、後でメールちょうだい。」は、「じゃ、後で手紙ちょうだい。」なのだ。日本人は外国人と話すときに「メール」は「イーメール」に直さなければならないし、外国人は日本人と話すときに「イーメール」を「メール」に直さなければならない。

 そんな、微妙な違いをお互いにすべて学習しないと完璧なコミュニケーションは取れないのだ。これからどんどん国際化が進む中、実に効率の悪い話である。

 現在、この誤った解釈を日本人に植え付けているのは、ほとんどがマスコミだ。私は別に「プロバイダーというのを止めようキャンペーン」を実施するつもりはない。ここまで一般化したんだからしょうがないかなとも思っている(でも、パソコンは許さん!)。過去はしょうがない。これからのことが大切なのだ。

 マスコミの皆さん、これからは、このような誤った解釈は極力なくすようにして頂きたい。「ま、いいか。」は、日本人全体の国際感覚のずれにつながり、ひいては子孫が外国人とコミュニケーションをとるときに大きな障害となるのだ。日本の未来のために、ぜひともお願いしたい。

 もっともこの文章をマスコミの皆さんが読んでもらえるかが一番の問題だが(笑)。

 

キーボードの要らないコンピュータライフ [2000/01/27]

 ど〜でもいいことだが、私は毎日、晩酌している(きっぱり)。そして酒を飲みながらコンピュータをいじることが多い。そして今もこの文章を打ちながら、飲んでいる♪。自分でいうのも恐ろしいが、このサイトはすべて酔っ払った状態で作成されているのだ。

 ところで、私の目の前にあるディスプレイは机の上にある。机はかなり大きめだが、その上には、PC-9821As、X68000EXPERT(知ってる?)、けっこうでかいスピーカ、山になったCD-ROMがひしめいている。残りのごく限られたスペースに、グラスやおつまみを配置している。

 当然のように、キーボードを置く場所などない。この文章を打ってるときのような場合は、しょうがないからグラスなどをどかしてキーボードを机の上に出す。それ以外は机の下にあるAT互換機の上にキーボードを置いてあるのだ。

 このように私のコンピュータライフはほとんどキーボードを使用しない。マウスとゲームパッドだけで十分なのだ。文字を入力しなければならない場面は「コピー」と「貼り付け」で済ましている。

 たとえば、これからダウンロードするオンラインソフトを格納するためのフォルダを作る場合。Webページ上でオンラインソフトの名前が表示されているところを選んで「コピー」しておく。そしてダウンロードを指示し、ファイルの保存場所を指示するダイアログで「新しいフォルダの作成」、新しいフォルダという名前がつくので、そこで「張り付け」。う〜ん、スマート。

 しかし、こんなにスマートなコンピュータライフを送っていても、どうしてもちょっとしたことでキーボードを使わなければならないときがある。ほんの何文字か入力するのに、いちいちキーボードを出すのはめんどくさい。そこで、ソフトウェアキーボードの出番だ。画面上にキーボードを表示し、マウスでクリックするだけで、文字を入力できる便利なやつだ。

 Windowsにはず〜っとソフトウェアキーボードが装備されていなかった。数あるWindowsへの不満の中のひとつである。Macは初代から標準装備されていたぞ(たしか)。しかし、ようやく標準装備される日がやってきた! Windows2000である。これで、さらに快適なコンピュータライフが送れる。

 

スパム、スパム、スパム、スパム、スパム〜!! [2000/01/24]

 私はニフティの他に、Hotmailのメールアカウントを持っている。無料というところにひかれて申し込んでしまった。ニフティはメールのチェックにも課金されてしまう。気分が悪いので、たまにしかチェックをしないのだ。

 Hotmailは最初は便利に使っていたが、いつの頃か、英語のスパムメール(電子メールのダイレクトメールみたいなもの)が届くようになった。Hotmailのメールアドレスは親しい友人にしか教えていないので、全く身に覚えがない。唯一の心当たりは友人が運営するサイトのBBSで1度だけ発言したことがあるが...。

 もちろん、フィルターはかけている。題名に「SEX」、「ADULT」を含むつくメールは無条件にごみ箱。少し悩んだが「FREE」も指定した。それでも工夫した題名で、スパムメールは毎日届く。

 送信者によるフィルターもかけていたが、全く意味なし。相手のメールアドレスは意味のない文字の羅列なのだ。ひどいときには同じ内容のものが、違う人から2通届くこともある。よく見ると、プロバイダも架空のものもある。

 おもしろいことに、ニフティのメールアカウントにはスパムメールがほとんどないのに対して、Hotmailにはじゃんじゃん届いていることである。ニフティは「○○@nifty.ne.jp」、Hotmailは「○○@hotmail.com」 どうやら、com(アメリカの企業)のアカウントがまずいようだ。英語のスパムメールなのも、うなずける。

 この場を借りて、私にスパムメールをお送り頂いている外国人の方に申し上げたい。

「読んでほしかったら、日本語で書いてきやがれ! このクソ外人が。読めねーじゃんかっ! けっ!」

 以上である。

 

ドリームキャストは死んだ...か? [2000/01/22]

 最初に断っておくが、私はセガは大好きである。マスターシステムの頃から目をつけていたが、実際購入したのはメガドライブが初めてだ。購入の一番の理由がマスターシステムのソフトも動くというところだ(オプションだが)。プレイしてみたいマスターシステムのソフトもあったので、これ1台でどちらも動くのはとても魅力的だった。 ところが、マスターシステムのソフトは購入することはなかった。市場からあっという間に消えてしまったし、もっと魅力的なゲームがいっぱいあったからだ。

 そして、サターンが発売された。メガドライブとの互換性はないのを知って残念と思う反面、しょうがないかな、と思った。もし、自分がサターンを買ったら、メガドライブのソフトはプレイしなくなるだろうなと感じたからだ。サターンは欲しい!欲しい!と思っていたが、結局、購入せず、プレイステーションに走ってしまった(セガさん、すまん!)。

 セガは起死回生をかけて、ドリームキャストを発表した。当然のようにサターンとの互換性はない。ところが、私はサターンの時と違い、非常に残念に思った。「あ、ドリームキャストは死んだな。」と思った。では、ドリームキャストとサターンでは何が違ったか。理由は二つある。

 一つ目。ソフトのラインナップである。サターンは、メガドライブやマスターシステムの時と違い、ナンバーワンのプレイステーションと、いい勝負をしていたと思う。売り場の面積もプレイステーションとそう変わらず。何か、大ヒットするソフトが出れば、逆転の可能性は十分あったと思う。

 実際、ドリームキャストの発表があるぎりぎりまで、サターン買っちゃおうかなって思ってた。逆にいうと、「ドリームキャストの発表・サターンとの互換性なし」で、私のサターンの購入意欲はゼロになった。サターンのゲームを開発中のソフトウェアメーカーも同様の気持ちだったんじゃないかと思う。

 二つ目の理由。ソフトの媒体がROMカセットがCD-ROMになったということ。ROMカセットは製造にコストがかかるが、CD-ROMは安価だ。1枚50円くらいでプレスできるという話を聞いたことがある。著作権さえクリアできれば、サターンの名作ソフトを雑誌の付録で収録なんてこともできるはず。あと、サターンのゲームの続編を発売する際、旧作をおまけでつけてしまうことも可能だ。サターンの名作ソフトを10本セットで2,980円ていうのもおもしろい(本数、値段に深い理由はなし)。アイディアはいくらでもあるはずだ。

 サターンの性能ならクオリティ面でも満足できるということもある。一応,現行のプレイステーションクラスの性能はあるし、ドリームキャストと比べて極端に劣る感じもしない。性能的には満足できるレベルまできているのだ。グラフィックのきれいさや、音のよさはもう十分で、あとはゲームの内容なのだ。

 それに対してプレイステーション2がもうすぐ発売になる。私は絶対購入するつもりでいる(もちろん、初期ロットはパスするが)。ぶっちぎりの性能、DVDの再生など、魅力はたくさんあるが,私の第一の購入理由が現行のプレイステーションとの互換性がある所である。現行のプレイステーションのゲームを安心して購入できるし、ソフトウェアメーカーも安心して開発できるはずだ(かといってプレステ2発売後、ドラクエVIIを出したら許さん!(笑))

 インターネット上で、セガがドリームキャストで動作するサターンエミュレータを開発しているという噂を聞いたことがある。もしそれが本当ならドリームキャストの購入を視野にいれてもいいと思う。がんばれ!セガ。旧機種との互換性は御社のお家芸ではないか。

 

マイクロソフトに花束を [2000/01/18]

 Windowsが不安定のせいか、金持ちへのひがみなのか、マイクロソフトの評判はイマイチ悪い。アンチ・マイクロソフトの人々は、マイクロソフトの過去の悪事を延々と語り、Windowsの設計の悪さを指摘し、挙句の果てはWindowsは捨てて、Linuxにしなさいと勧める。Internet Explorerなどもってのほかだ。

 私はマイクロソフトは嫌いではない。どちらかというと、信頼しているソフトウェアメーカーのひとつだ。少なくともマイクロソフトはユーザーの声を聞き、製品に反映していると思う。そして一番の強みはバージョンアップのときに失敗しないということだ。ほんの少し、お間抜けな失敗をすることがあるが、次のバージョンではちゃんと直していることが多い。

 たとえば、Windows。バージョン1のころは、それはひどくて使い物にならなかったそうだ(実際私は写真でしか見たことないが)。ところが、マイクロソフトは何年もかけて、地道に改良を進め、今に至ったのだ。バージョンアップの際は現実をよく見て、市場に出回っているコンピュータの性能に応じたWindowsを開発してきたのだ。Windows2000もかなり期待できると私は考えている。

 あと、Excel。表計算ソフトの超傑作ソフトだ。DOS版の1-2-3が全盛のころ、初めて見たExcelは凄まじいものだった。Excelを知ってしまった私は1-2-3などは全く使う気になれなかった。Excelのために当時100万近くしたMacintoshを買い、ExcelのためにWindows2.1と、べらぼうに高かったメモリを増設し、必死に環境整備したものだ。Excelは将来、絶対に表計算ソフトのスタンダードになると確信していた。私の考えはまちがっていなかった。運がよかったのだと思っている。

 Linuxは優れたOSだと思うが、Excelが動かない現在、私は使う気になれない。ま、ExcelはLinuxに移植されることはほぼないだろうから、Excelを超えるソフトウェアが登場したら、Linuxにも手を出そうと思う(あ、誤解のないよう、断っておくが、ここでいうLinuxとはクライアントOSとしてのLinuxである)。

 

でかいんだよ、そのパッケージ [2000/01/17]

 無駄にでかい。じゃま。市販のソフトウェアである。メーカーは箱がでかい方が、売れると思っているのだろうか。でかければ、でかいほと、売れると思っているのだろうか。実に愚かで情けない話である。

 たとえば、運搬の関係で商品が壊れるかもしれないから保護のためというのなら話は分かる。マニュアルのページ数の関係で、どうしても厚みが出る。これも仕方ない。しか〜し! 買おうかなと思って持つと異様に軽い。家に帰って開けてみるとCD-ROMと紙切れみたいなマニュアルだけ。こんなのが意外と多い。このむだなパッケージが値段にも上乗せされていると考えると更に腹が立つ。

 プレステなどを見てみろ。そのほとんどがCDジャケットサイズじゃないか。マニュアルだってCDサイズでちゃんとやっていけるじゃないか。逆に下手にでかいパッケージのものなんか、安売りで叩き売られているよ。販売店だって迷惑だと思う。在庫のスペースは限られているんだし。

 一部メーカーはそんな声を反映してか、CDジャケットサイズで販売している。しかし、他のソフトと比べるとやはり目立たない。まさに「悪貨は良貨を駆逐する」である。

 そこで私は提案する。でかいパッケージは初回限定版だけにするというのはどうだろうか。数量限定で。そして、それ以降はCDジャケットサイズにする。これなら文句はないだろう。その分、数十円でもいいから、安くしてくれたら更にうれしい。

 とにかく、ソフトウェアメーカーは、箱の大きさではなく、中身で勝負して頂きたいと思う。

 

パソコンって呼ばないで [2000/01/16]

 パソコン...パーソナルコンピュータの略。うき〜っ! いつからそんな恥ずかしい呼び方が定着したのだろうか。

 昔は個人向けのコンピュータのことをマイコンと呼んでいた。「My Computer」の略だ。当時、マイコンは非常に高価で誰でも気軽に購入できるものでなかった(ま、今もそうなんだけど)。当時、学生の私はマイコンの雑誌のを見て、うぅっ、マイコンすげーぜ!ほしいぜ! と、考えていたものだ。ちなみに、マイコンがほしいけど、持っていない人のことをナイコンと呼んだ。「無いコンピュータ」の略だ(いきなり日本語が出てくるのは謎だが)。

 ところが、数年後、パソコンと呼ぶのが一般的になった。マイコンではマイクロコンピュータとごっちゃになるし、マイコンよりパソコンの方が親しみやすいからであろう。私は初めてパソコンという単語を見てイスからひっくり返りそうになった。「なんじゃそりゃ!かっこわる〜っ。ま、こんなセンスのない用語はすぐ消えるだろうけど...」 が、しかしである。私の予想に反してマイコンはみるみるうちに衰退し、パソコンが市民権を得たではないか。こんな、ふにゃふにゃで、情けなく、恥ずかしい用語が...。ねえ...。どう思います? 何とも感じません? 私だけですか?

 もし、私の気持ちに賛同して頂けるのであれば、もう、パソコンって呼ぶのは止めましょうよ。じゃ、何て呼ぶ? まあ、「マイコン」はマイクロコンピュータとかぶっているのダメ。「パーソナルコンピュータ」では長すぎる。んで、「PC」ってのはどうでしょう。アメリカではそのように呼んでるし。機種名みたいで嫌だというなら、単純に「コンピュータ」ってのはどうでしょう。これなら相手にも100%通じますし。

 と、いうわけで、越後屋はひとりで勝手に「パソコンって呼ぶのやめようキャンペーン」を実施したりする。賛同者は誰もいないが(笑)。

 

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