パソコンって呼ばないで

2001年2月
(下から読んでね)

 

ハイグラフィック構想 [2001/2/28]

 ペーパーレス化という言葉がある。情報を紙で伝えるのではなく、コンピュータなどを使うことにより、紙のむだ遣いをなくそうという考え方だ。

 前にも書いたことがあるが※1、紙で情報を伝達するより、コンピュータを使ったほうが便利に決まっている。しかしペーパレス化は一向に実現されていないような気がする。

 なぜ、ペーパーレス化が促進しないのか、理由をいろいろ考えてみた。で、至った結論のひとつがディスプレイの解像度※2である。現在のディスプレイの解像度は荒すぎる※3。これでは小さい文字を表現できないのだ。小さい文字を表現できないと一覧性に欠ける。見づらいから結局、紙に印刷してしまうのだ。

 そこで、登場するアイディア、名付けて「ハイグラフィック構想」である。内容は簡単。ディスプレイの解像度を現在の2倍にするのである。ドット数で言うと4倍だな。

 例を挙げよう。右図は一般的な文字のサイズ10.5ポイントの文字を2倍に拡大した図である。この通り、お世辞でもきれいとは言えない。普段、私たちはこんな汚い文字を利用しているのだ。いかに現在のディスプレイの解像度が低いか理解できると思う。

 私が提唱するハイグラフィック構想はこの解像度を2倍にするのである。右図は2倍のサイズである21ポイントの文字だ。どう? きれいでしょ? この美しさを元の10.5ポイントの大きさで表現するのがハイグラフィック構想である。

 この機能はOS、つまり
Windows側で実現していただきたい。まず、一般的に使われている解像度を2倍にする。15インチなら1600×1200に、17インチなら2048×1536に、21インチなら2560×2048だ。

 で、文字やボタン、ウィンドウなどを
Windows側が2倍の解像度で表示するようにするのだ。もちろん、単に2倍にしたのではなく、2倍の解像度に見合った美しさで表示するのだ。

 問題はグラフィック(画像ファイル)かな? そのまま表示すると1/2の大きさになってしまうので、従来のグラフィックは2倍に拡大して表示する。ハイグラフィックに対応した絵はそのまま表示する。そうすれば、より美しい絵や写真を表現することが可能だ。

 以上である。技術的には簡単でしょ? もっとも問題はハードウェアの方か。

 とりあえず、液晶ディスプレイは苦しいだろうな。これほど精密度で高解像度の液晶ディスプレイはそれなりに高価になってしまう。しょうがないので液晶ディスプレイは従来のモードで使用してもらおう。

 CRTディスプレイ※4なら、なんとか可能なんじゃないかな? と、思ってインターネットで調べてみたら、17インチで1600×1200が最高らしい(涙)。ハイグラフィック構想への道は険しい...。

 

  ※1
 「パソコンって呼ばないで」2000年4月「書類の電子化」参照。
 ていうか、ちゃんとリンクしろよ > 私

※2 解像度
 文字や絵は、点の集まりで表現されているが、その点の細かさを解像度という

※3
 ちなみにテレビの解像度はもっと低い。プレステなどで、ゲーム中の文字が異常にでかいのは、そのせいだ。

※4 CRTディスプレイ
 ブラウン管を使ったディスプレイ。重い・でかい・消費電力が高いと、三重苦だが、本体の値段は安い。

ふろんと ぺ〜じ えくすぷれすぅ〜 [2001/2/12]

 私はこのサイトをFrontPage Expressで作成してる。無料なのが一番の理由だ。

 ホームページはメモ帳※1でも作れる。HTML※2を直接入力すればいいのだ。でも、私的には各ページのデザインにはこだわりもあり、直接目で確認しながら作りたいのだ。デザインやレイアウトを作るときに余計な負担を受けたくないのだ。そもそもHTML自体、あまり覚えていないし(笑)。

 で、FrontPage Expressである。多少バグがあるがタダだしい〜か〜。機能は少ないけどタダだからい〜か〜。デザインにこだわっている割にはすぐにレイアウトの表示がおかしくなって、結局、Internet Exploreで確認しているけどい〜か〜。と、だまし、だまし、使っていたが、もう我慢の限界である!

 最大の理由はInternet Explore5.5以降、FrontPage Expressをインストールできなくなったということ。マイクロソフトの方針が変わったのだろう。それとも有料のFront Page※3を意識したのだろうか?

 Internet Explore5.5以前のバージョン※4FrontPage Expressをインストールしておけば、Internet Explore5.5をインストールしてもFrontPage Expressは使えるのだが、いったん、Internet Explore5.5をインストールしてしまうと、どうにもFrontPage Expressをインストールできない。

 Windows9598ならWindowsUpdate※5などで、Internet Explore5.01をいったんインストールして、そのときにFrontPage Expressインストールすればいい。Windows98SEの場合はWindowsUpdateFrontPage Expressが表示されないが、雑誌などについてくるCDを利用すればインストールできる。たぶん、この方法でWindows2000にもFrontPage Expressがインストールできるじゃないかな? 試したわけじゃないけど。

 問題はWindowsMeである。そう、VAIOくんはWindowsMeなのだ。WindowsMeは標準でInternet Explore5.5がインストールされているので、Internet Explore5.01に戻すことができない。いろいろな技を使えば、Internet Explore5.5を削除できるのだろうけど、なんか〜、そこまでして入れて不安定だとシャレにならないので、いまいち実行に移す気がしないのだ。

 仮に、散々、苦労してWindowsMeFrontPage Expressがインストールできたとしても、次のWindowsXP※6も同じ苦労をしなければならないし、下手したらWindowsXPにはインストールできないかもしれない。

 そこまでFrontPage Expressにこだわりはあるのか? ...ないっ!(笑) FrontPage Expressへの数々の不満がここで爆発してしまったのだ。


 ...んで、ホームページ作成ソフトを購入しようと心に決めた。FrontPage Expressを使っていたので、Front Pageにしようかなと一瞬、思ったんだけど、いまいち評判が良くないようだし、Front Pageにしたらマイクロソフトにべったりになりそうなので、ここは定番のホームページビルダーをチョイスした。

 んで、買っちゃった♪ 今、その帰りの電車でこの文章を打っている。あ、ちなみに秀丸くん※7を使用中。電車の中でインストール作業をするほど、私は大胆ではないのだ(笑)。お家に帰ったら、さっそくインストールして、使い方をマスターしなければ....。

 さらば! FrontPage Express!! 長い間、お世話になりました。
 

  ※1 メモ帳
 Windowsに標準でついてくるテキストエディタ。これに満足できない人は秀丸エディタなどを使うことになる。

※2 HTML
 Hyper Text Markup Languageの略。ホームページはHTMLという言語で記述されている。

※3 有料のFront Page
 ややこしい話だが、FrontPage ExpressとFront Pageは別物。前者が無料で後者が有料なのだ。
 同様にOutlook ExpressとOutlookも別物である。

※4 バージョン
 プログラムの新しさを表す。数字が大きいほうが新しい。
 Internet Exploreは4.01 → 5.01 → 5.5と進化している。
 さらに同じバージョンでもSP1とか、SP2とかある。

※5 WindowsUpdate
 インターネット上でWindowsの不具合を直したり、機能を追加したりできる機能。

※6 WindowsXP
 次期、Windowsの名称。開発コード名はWhistler。

※7 秀丸くん
 秀丸エディタのこと。私の周りの一部の人間はこう呼ぶ(笑)。

インテリマウスを越えろ! [2001/2/7]

 コンピュータの歴史を変える大発明だ! という製品、インテリマウスの話を以前書いた。※1私もそんな製品の開発に携われれば本望だなぁと思っちゃったりする。※2このホームページに書くことにより、どこかの開発者の目に留まり開発のきっかけになればいいなぁなんて思っていたりもする。※3

 ということで、最近、思いついたアイディア。開発者の皆さん、これは必見ですぞ。

 思いついたきっかけは冬の寒い日にコンピュータを操作していたときのことである。自分の左手と右手を比べたときに、明らかに右手のほうが冷たいことに気付いた。

 なぜだろうと考えてみた。右手はマウスとキーボードの両方を操作する。そしてマウスは比較的、握るのに近い形で操作する。そう、マウスが冷たいために右手も冷たくなってしまったのだ。

 しかもマウスはずっと握り続けるわけではない。右手はキーボードとマウスを往復するのだ。せっかく温まったマウスが手を離すことによりまた冷たくなる。んで、右手も冷たくなる。これじゃ悪循環だ。

 そこで、登場する私のアイディア。名づけて「湯たんぽマウス」! あ、開発者の皆さん、帰らないでください。
 マウスの中のほとんどが空洞である。その部分を利用して中に液体を入れれるようにする。使い方は簡単。そこにお湯を入れて、ほっかほかマウスの出来上がり! いいでしょ? マウスを握るとほのかに温かいんですよ。当然、防水加工はばっちり。あと、マウス本体とケーブルは着脱式ね。

 お湯を入れる穴はちょっと大きめに作っていただきたい。え? 何故かって? ふふふふふ。湯たんぽマウスは夏は冷水や氷を入れることができるのだ。で、夏はひんやりマウスになるのだ!

 夏はひんやりマウス、冬はほっかほかマウス。1年中便利に使える湯たんぽマウス。お願いします。どこかのメーカー、開発してください。ちなみに私は寿司が好きである。

 

  ※1 インテルマウスの話
 「パソコンって呼ばないで」2000年2月「インテリマウス、これは買え!」参照。

※2
 まぁ無理だけど(爆)。

※3
 もし、そのときは謝礼を忘れないように! ちなみに私は寿司が好きだ。

 

VAIOくん、困ったちゃんである [2001/2/3]

 VAIO C1を購入して約1ヶ月。なかなか便利に使っている。普段から持ち歩いているので、ちょっと時間が空いたときなどに「パソ...」※1の原稿を書くことができるのが最大の利点。列車でC1を広げるとちょっと恥ずかしいけど(笑)。※2
これだけ、効率が上がったのに、ホームページの更新は月末ぎりぎりなのはなぜだろう?(爆)

 さて、褒めるのはこの辺にして、そろそろ文句を書こう♪ 実をいうとVAIOには熱狂的なファンが多い。文句なんて書いて大丈夫かなぁとも思ったが何も考えずにズバズバ書こう! VAIOを愛するがこその苦言なのだ!※3

 まず、最初の文句。ソニーっぽいところ。「あぁ、やっぱりソニーが作ったコンピュータなんだな」って感じがする。ん? 言ってることがよくわからない? う〜ん、何というか、先進的なんだけど、詰めが甘いっていうか、他社を排除する傾向が強いっていうか、ソニーの製品だけで揃えれば、すっごい能力を発揮するけど、他のメーカーの製品を使うとトラブルっていうか、そんな感じ。※4

 たとえばマウスである。私はC1用に小型のマウスを購入した。※5ごくごく一般的なUSBマウスである※6。さっそく接続して使い始めてみると...! ホイールが使えないのだ。何〜っ! ホイールの使えないマウスはマウスにあらず! こんなマウス使えんわい。しょうがない。違うメーカーのマウスを買おうか...。と、あきらめかけた時に、ふとマウスの説明書を見ると「ソニーVAIOシリーズのノートパソコンをお使いの方」という見出しに気がついた。
 説明書によると「
Sony USB Mouse」を削除すると正常に動作するとのこと。さっそく試してみると、何事もなかったかのように普通に使える。
 そもそも「
Sony USB Mouse」って何なんだ? そんなドライバー、必要なのか? ソニー純正のマウスは普通のUSBマウスと違うのか? 違うことにより、ユーザーはどれほどのメリットがあるんだ? ...謎だ。まさか、あの値段が高いソニー製マウスを買わせるための策略か? と、疑ってしまう。
 ちなみにマウスの説明書で、名指しで注意書きがあったのは
VAIOだけだったぞ! つまり他のメーカーのコンピュータは何の問題もなく使えているはずなのだ。その変なブランド意識が強いのもソニーの嫌いなところだ。※7

 他社製品を排除しているといえば、オプションのフロッピーディスクやCD-ROMなど。何なんだよ、VAIO専用って! このオープン化の時代に専用はないでしょ?
 以前、
VAIO専用フロッピーは他のメーカーのコンピュータでも使用できるっていう情報を聞いたことがあるが、もうちょっと何とかならないもんでしょうか、ソニーさん。「当社の製品は一般的なUSBを利用しておりますが、他社製のコンピュータの動作を保障するものではありません。」 これくらいつけてもばちはあたらないでしょ?

 あと、リカバリ※8ね。リカバリするには、ソニー製のCD-ROMか、CD-RWか、DVD-ROMが必要です。...これだけですか〜?
 他のメーカーの
CD-ROMじゃだめなの? どうやらCDブートしてリカバリをするみたいなんだけど、フロッピーから起動してCD-ROM内のプログラムを実行しちゃだめなの? そういう情報って、公開しないの? う〜ん。ソニーに限らず、今はみんなそうなのかなぁ。困ったもんだ。一般的な製品より値段が高くて、他のメーカーのコンピュータの動作保障がないCD-ROMをリカバリのためだけに購入しなければならないのでしょうか? ソニーさぁ〜ん(涙)。

 まだ、文句があるぞ。VAIOは何と! ユーザー登録をしないと保障期間が1年にならないのだ。購入直後は保障期間が3ヶ月で、ユーザー登録すると保障期間が1年に延長するのだ。無条件にユーザー登録を強要しているわけだな。たしかプレステ2発売のときに顧客情報流出騒ぎ※9があったな? ソニーさん。大丈夫なんでしょうねぇ?

 とりあえず、今日の文句はこれで最後。ドット落ち※10である。これはカタログにも書いてあるからしょうがないと言えば、しょうがないのだが。当たりの液晶でありますように...の願いも届かず、常に水色に点灯するドットが1ドットあった(涙)。
 他に難癖をつけて新品交換に持ち込もうとも思ったが(笑)、やっとの思いで耐えた。これから1年間、バリバリ使い込んで、少しでもおかしいところがあれば、液晶パネルごと無償修理に持ち込もうと思っているので、覚悟しておいてください(笑)。

 

  ※1 「パソ...」
 「パソコンって呼ばないで」の略。いつしか、こう略されるようなった(笑)。

※2 ちょっと恥ずかしいけど
 新潟は田舎なので列車では誰もノートなんか使っていないのだ。
 列車の中でノートを使っている人を見かけたら、それはきっと私です。いぢめないでくださいね。

※3 VAIOを愛するがこその苦言なのだ!
 本当ですよ♪ ...愛していると言うのはうそですけど(笑)。

※4 そんな感じ
 どんな感じなんだ? 文も長すぎるぞ。

※5 小型のマウスを購入した
 私の愛用のインテリマウス オプティカルテクノロジーはさすがに売切れだった。

※6 一般的なUSBマウスである
 ホイール付きで玉なし。LOASのオプティカルミニホイールマウス(バイオレット)です。3,480円でした〜。

※7
 ちなみにソニーのサイトでこのホイールが使えない障害に対応した「Sony USB Mouse」の新バージョンが発表されている。
 もちろん、私はインストールしていない(笑)。

※8 リカバリ
 ハードディスクの内容を出荷時の状態に戻すこと。
 パーティションのサイズを変更するときもリカバリしなければならない。

※9 顧客情報流出騒ぎ
 「パソコンって呼ばないで」2000年3月「PlayStation2発売」参照。

※10 ドット落ち
 「パソコンって呼ばないで」2000年5月「それって、詐欺ちゃうか?」参照

 

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