パソコンって呼ばないで

2001年4月
(下から読んでね)

 

 

フレッツADSLレビュー [2001/4/29]

 ついに新潟市でフレッツADSL※1のサービスが始まった。実をいうと新潟市はCATVインターネット※2が去年の12月からサービスが始まった。しかし最大192kbpsと意外と遅いのと、初期費用が約5万円と高額なことからパスしたのだ。CATVが期待できないと分かった以上、最後の頼みはADSLしかない。そう私は決めていた。予約申し込み開始日当日、朝一でNTTに予約の申し込みの電話をして、サービス開始日にADSLを導入できた。

 コンピュータの世界で新しいことに挑戦するのは、それなりのデメリットがある。そんなリスクを少々気になったが、もう我慢の限界であった。というのも、私は
28kbpsのアナログ回線をテレホーダイで利用していたからだ。遅いし、インターネットに接続できる時間帯も限られる。かといって、いまさらISDNというのも癪(しゃく)だ。というわけでADSLに全てを賭けたのだ。

 工事は順調に終わった。といっても、スプリッタ※3
ADSLモデムと取り付けるだけの簡単な作業だけであった。工事の人は自前のノートパソコンを使って接続テストを行った。速度は約500Kbps。 ...ADSLにしてはかなり遅い。ADSLは一応、1.5Mbpsが最大速度だ。これじゃ3分の1じゃないか(涙)。かと言って、月額の使用料が3分の1になるわけではない。しかし、背に腹は変えられない。泣く泣くこの速度でOKした。ちなみに速度は地域によってかなり異なるそうだ。私の住んでいる場所がたまたま良くなかったとのことだが、全国的にはどうなのだろうか? あるホームページ※4だと、中央値は890Kbpsとのことだが。

 工事が終わってから、インターネットに接続するまでがけっこう大変だった。私は
WLAR-L11-Lという、無線LANのアクセスポイントの機能を持ったとブロードバンドルーターを所有している。こいつの設定に手間取ったのだ。いざ、設定を行おうとすると、...プロバイダへ接続するためのユーザー名とパスワードを入力するところがない(焦)。これじゃインターネットに接続できるわけがない。マニュアルを調べるがどこにも説明がない。NTTからもらったフレッツ接続ツール※5をインストールしてもつながらない。

 解決方法は
WLAR-L11-LBIOSをバージョンアップだった。最新のBIOSにアップデートすると、PPPoE※6が使用できるようになり、ユーザー名とパスワードも入力できるようになった。先ほど、焦ってインストールしたフレッツ接続ツールをアンインストールし、インターネットエクスプローラーのLANの設定を自動的に検出するにして、やっとインターネットに接続することができた。

 さて、肝心の使い勝手は....もう、最高っす(涙)。今まで、
28Kbpsだったというのもあるかもしれないが、500Kbpsになると速度がぜんぜん違う。15倍以上の速度だもんなぁ。一般的なホームページは一瞬で表示されるし、画像ファイルを表示するのも数秒。MBクラスのファイルをダウンロードするのも数分と、正に天国のような使い心地だ。待つという感覚はほとんどない。恐るべしADSLである。

 あと定額なので24時間、インターネットに接続しっぱなしである。こうなると今までのインターネットと全く違う使い方をしなければならない。とりあえず、メーラーは24時間、起動しっぱなし。新着メッセージの間隔も短くして、メールが届いたらすぐにチェックできるようにする。インターネットエクスプローラの同期もアイドル時間に自動的にチェックして、ホームページの更新をリアルタイムにチェックできるようにする。などなど。まだ、慣れていないから何ができるか未知数だがもっと、もっと、便利な使い方が発見できそうだ。

 このように
ADSLは今までとは違ったインターネットの活用の仕方が期待できる。でも、この速度にだんだん慣れていく自分が怖い(笑)。


 

  ※1 ADSL
 Asymmetric Digital Subscriber Lineの略。エーディーエスエルと読む。
 一般的なアナログ回線を利用した高速なインターネット接続ができるサービス。
 NTTが提供するADSLのサービスをフレッツADSLという。

※2 CATVインターネット
 ケーブルテレビの回線を利用して高速なインターネット接続ができるサービス。
 速度は事業者によってかなり異なる。

※3 スプリッタ
 電話とADSLを分離する機械。

※4 あるホームページ
 ブロードバンドスピードテストです。このサイトではインターネット回線の転送速度を測定することができる。

※5 フレッツ接続ツール
 ブロードバンドルータなどを利用せずに、コンピュータとADSLモデムを直結して接続する際に使用するプログラム。
 Windows用、Macintosh用、Linux用がある。

※6 PPPoE
 PPP over Ethernetの略。フレッツADSLは通信プロトコルはPPPoEを使用している。

 

希望と絶望 [2001/4/27]

 先日、ソニーのホームページで思いがけない発見をした。以前からずっと待ちわびていたVAIO C1 VJ※1Windows2000用ドライバが発表されていたのだ。日付を見ると3月23日となっている。約1ヶ月も気付かなかったのか〜。これはうかつだった※2

 しかし、発表されたのはむちゃくちゃうれしい♪ これはソニーに感謝だな。あぁ、だんだんソニー大好き人間になっていくぅ〜〜〜〜(笑)※3
 さっそく、各モジュールをダウンロード。
BIOS※4と、ドライバが9本、ユーティリティが7本。こりゃけっこう大変なので二日に分けて行った。もっとも二日目はADSLのおかげでむちゃくちゃ楽だったが(謎発言)。

 で、必要なファイルをバックアップ。LAN経由でデスクトップのハードディスクにコピーする。心配だったのでCドライブとDドライブを丸ごとバックアップ※5した。これで準備完了♪

 せっかく
Windows2000にするんだからと、パーティションをひとつにまとめて、クリーンインストール※6することにした。時間はかかったが、順調に作業は進み、無事、完了した。じゃ動作確認。うん、いい調子♪ PCカードもUSBも問題なく動作する。で、モーションアイ※7。あれ? 動かない(汗)。確かにドライバとユーティリティーはインストールしたはずなのに。

 で、ちょっと冷静になって考えて納得。モーションアイは
Smart Captureというアプリケーションソフトにより動作している。つまり、ドライバやユーティリティだけでなく、Smart Captureもインストールする必要があるのだ。

 C1に付属してきたリカバリCDを覗いてみたが、どうも
Smart Captureだけを簡単にインストールできないようだ。C1に関するホームページをあれこれと探してみると、圧縮ファイルからSmart Captureを抽出する方法が載っていたが、私的にどうもイマイチだ。ていうのも、正規の手段以外でインストールすると不安定になるような気がしたからだ。

 ここは面倒でも、C1添付のリカバリCDで出荷状態に戻してから、
Windows2000をアップグレードインストール※8した方がいいな。そう判断し、いったん、Windows2000を消して、WindowsMeを入れ直すことにした。

 おっとっと。
WindowsMeに戻す前に、BIOSも元に戻さなきゃ。ぴっぴっぴっぴっ.....※9。よし、リカバリだっ!

 さらに時間がかかったが、無事、リカバリ終了し、購入時の画面が表示された。懐かしいなぁ。で、ここから、
Windows2000をアップグレードインストール♪

 ここで、私は致命的なミスを犯した。
Windows2000インストーラをCDブートで起動してしまったのだ。本来なら、WindowsMeを立ち上げて、そこからWindows2000インストーラを起動しなければならないだ。CDブートで起動するとデュアルブート※10になってしまうのだ。しかもファイルシステムをNTFSに変更したのでWindowsMeは起動できない。途中で気付いたのだが途中で止めるわけにもいかず、さらに時間をくってしまった。

 やれやれと、インストールが終わったばかりのパーティションを削除してリカバリからやり直すことに。あ、また、
BIOSを戻さなきゃ。ぴっぴっぴっぴっ.....ぴっぴっ....ぴっ.... ん? さっきとリズムがちょっと違うような。ま、終わったからいいか。

 さて、電源を入れてっと。ん? 電源ランプがついている。
BIOSの書き換えをしたら電源は自動的に消えるはずなのになぁ。電源が入っているようには見えないけどなぁ。試しに電源ボタンを押す。電源ランプは消えない。う〜ん。一瞬、迷ったがこのままでは作業が進まない。仕方なくコンセントを抜く。バッテリーも抜く。無事、電源ランプは消えた。

 で、バッテリーとコンセントを差し込んで、電源をオンにする。!? 電源が入らない。あれ?(汗) 数秒、電源ボタンを押しっぱなしにする。...電源が入らない(涙)。 ...やばいっ! マニュアルを調べて、本体をリセットする。やっぱり電源が入らない(号泣)。コンセントとバッテリーを抜いて、10分ほど放置する。でも電源が入らない(超号泣)。

 今度はソニーのサポートのホームページを調べる。障害対策の方法ではない。
BIOSの書き換えに失敗しても保障が利くかをだ。とりあえず、BIOSを書き換え失敗に関する記述がないことを確認。かなりへこんだ状態でその日は就寝。

 次の日の朝、ひょっとしたら電源が入るかなぁって、試してみたが当然ダメ。諦めてC1はヨドバシに入院決定となった(号泣)。これからゴールデンウィークをはさむので修理は1ヶ月かかるかもしれないとのこと(超号泣)。

 皆さんも気をつけてください。 ...はぁ(←溜息)


 

  ※1 VAIO C1 VJ
 今、友人に名前を考えてもらっている。ちなみに友人のPCの名前は流星号だ。

※2
 ちゃんと確認してから書けよ  < 「やっぱりWindows2000だ・よ・ね」

※3
 もちろん、今現在もソニー大好き人間ですよ。ほ、本当です。

※4 BIOS
 バイオス。Basic Input Output Systemの略。
 これを書き換えるにはかなりの覚悟が必要。なぜなら、失敗するとPCが起動しなくなったりするからだ。

※5 丸ごとバックアップ
 仮想記憶を使わないように指示するとエクスプローラから普通にコピーできるのだ。

※6 クリーンインストール
 ハードディスクを全部、空にして、一からインストールすること。
 苦労は多いが動作は安定する。

※7 モーションアイ
 VAIO C1に内蔵されているCCDカメラ。私はデジカメを持っていないので、どうしてもこれが必要なのだ。

※8 アップグレードインストール
 もとの状態を引き継いで、インストールすること。インストール後、不安定になることもある。

※9 
 VAIO C1のBIOSを書き換えているときで出る音です。

※10 デュアルブート
 ひとつのハードディスクに複数のOSが入っている状態。起動時にOSを選ぶことができる。


ゲームと酒の量 [2001/4/12]

 私は普段は毎日、晩酌している。越後屋ホームページのほとんどが酔っ払った状態で作成されているのだ(汗)※1。当然、ゲームをしているときもヨッパ状態でプレイしている。

 いま、ドラクエ※2をやっている最中なのだが※3、ひとつ気付いたことがある。ファイナルファンタジー※4と比べると、明らかに飲酒の量が少ないのだ。ファイナルファンタジーの場合は、寝るころには泥酔に近い状態なのだが、ドラクエの場合は、もうちょっと飲みたいなって感じである。

 その理由はすぐわかった。ドラクエは待ち時間が少ないのだ。そのため、コントローラから手を放せないから、グラスを持つことができない。よって飲酒の量が少なくなるのだ。

 このようにドラクエは比較的、早いテンポでゲームをプレイすることができる。ユーザーを待たせないのだ。これはたいした技術だと言えよう。それに対してファイナルファンタジーは待ち時間が多い。バトルに入るとき、建物から出たとき、ミニゲームを始めるとき、などなどなど。とにかく待たせる。プレイ時間の4分の1は待ち時間なんじゃないかと疑ってしまう。

 だからといって誤解しないでほしい。私はファイナルファンタジーも大好きだ。あの迫力があるグラフィックはゲームを盛り上げている。こちらも相当な技術力だと思う。

 では、今回の文句は誰に向けられるのか? ...
SONYである!!(笑) 今やコンピュータは40倍速のCD-ROMが平気で使われているのにPlayStationは未だに2倍速なのだ。新型のPSoneもである。これじゃ遅いに決まっている。

 では、なぜ、
PlayStationCD-ROMはずっと2倍速のままなのか。この理由も大体、予想がつく。互換性の問題なのだ。各ゲームはCD-ROMが速くなった場合のことを想定して作られていないのだ。だから、タイミングの関係でいろいろ問題が出るのを避けたいのだろう。

 特にゲームのプログラミングは難しく、速けりゃいいかというと、そういうわけにはいかない。あまり速すぎるとゲームにならないからだ。速すぎず、遅すぎず。この微妙なタイミングの調整がなかなか大変なのだ。スピードの調整だけでも大変なのに、将来的に
CD-ROMの速度が上がった場合のことを想定してゲームを作るとなると、ゲーム会社はそれなりに苦労するだろう。

 そう考えると、そこが家庭用ゲーム機とパーソナルコンピュータの大きな違いだと言える。ほとんど進化しない家庭用ゲーム機と、どんどん進化するパーソナルコンピュータ。ソフトウェアメーカーはハードウェアの進化を考慮しなくていいので開発が楽だが、ハードウェアが古くなってくると逆に苦労する家庭用ゲーム機。その逆のパーソナルコンピュータ。どちらがいいのか私にも分からないが、ゲームに関して言えば、家庭用ゲーム機のほうが圧倒的に有利な状況だ。

 でも、
CD-ROMやメモリカードなどの外部記憶装置は、どんどん速度アップしてもバチは当たらないのでないでしょうか? SONYさん? それくらいなら大丈夫でしょ?、ね? ソフトウェアメーカーさん。

 

  ※1 
 ちなみに今は仕事の合間にこの文を書いているので酔っ払っていません(笑)。

※2 ドラクエ
 もちろん、ドラゴンクエストVIIである。PlaysSation用。

※3 やっている最中なのだが
 ちなみにドラクエVIIはCD-ROM2枚組みなのだが、まだ1枚目である。去年の12月に買ったから、4ヶ月以上もプレイしている。このゲーム、終わらせることができるのだろうか(滝汗)。

※4 ファイナルファンタジー
 残念ながら、私はファイナルファンタジーIXをまだプレイしていない。
 この話はファイナルファンタジーVIIIの話である。
 このゲームはいい意味でも、悪い意味でも、PlayStationの性能の限界が見えた作品であるといえる。

やっぱりWindows2000だ・よ・ね [2001/4/2]

 4月1日、ちょっと、いたずらしたくてやってみました♪ 信じた方、ごめんなさい。などと、大はしゃぎしていたら...。ついにやってしまいました。月、4回という公約を破ってしまいました(号泣)。これからは、心を入れ替えてがんばりたいと思います。m(_ _)m

 で、
Windows2000の話題である。私はデスクトップコンピュータにはWindows2000を入れている。以前はリムーバブルフレーム※1を使って、頻繁にWindows2000Windows98を切り換えていたが、ホームページビルダーを購入してからはずっとWindows2000である※2。私はWindows98は捨てることに成功したのだ。※3

 で、快適に使いつづける予定だったのだが、思わぬ障害が発生した。
WOL※4である。予定ではデスクトップは普段は電源を切っておいて、必要なときにVAIOくんからWOLの指示を出してデスクトップの電源を入れる。そして用が済んだらVAIOくんからシャットダウン※5の指示を出す。そういう計画であった。

 ところが、
Windows2000WOLできないのだ。ちょっと不思議な話なのだが、Windows98でシャットダウンするとWOLできるのに、Windows2000でシャットダウンするとWOLできないのだ。どうやらWindows2000のネットワークアダプタのドライバに不具合があるようだ。

 
Windows2000を利用→シャットダウン→ハードディスクをWindows98に交換→Windows98を起動→シャットダウン→ハードディスクをWindows2000に交換。こうすれば、WOLWindows2000が起動できるのだが、(こほん←咳)「こんなめんどくさいこと、やってられっか!!」である。おい、聞いてるか? プラネックスコミュニケーションズ。私は、あんたのとこの製品をずっと信じて購入してきたんだぞ! 何とかしろ! ...である。

 で、しょうがないから、デスクトップコンピュータは24時間、連続稼動となった。
VAIOくんからデスクトップのファイルを参照するのに、わざわざデスクトップの電源を入れるのが面倒だからだ。

 で、気付いたのだが、
Windows2000は何日も連続稼動していてもとても安定しているということ。不具合による再起動はほとんどない。それに対してVAIOくんは朝、電源をつけて、夜、電源を切るまでに何度か不具合を起こして再起動せざるをえないということである。ま、毎日じゃないけど、週、何回かは再起動しなきゃならない状況に陥る。

 そこで結論である。ソニーさん。お願いです。
VAIO C1Windows2000用のドライバを公開して下さい。できればタダで(笑)。私と同じ思いでVAIOを使っている人はたくさんいるはずである。もし、無料でドライバを公開してくれれば、私は熱狂的なVAIO信者になります。え? ほ、本当ですよ。でも、出さなかった日には...。ふっふっふっふっ(←こりゃまるで脅迫だ(笑))

 偶然かもしれないけど、キヤノンさんは私の期待に応えてくれましたよ※6。あ、プラネックスコミュニケーションズさんも、
WOLに対応したドライバ、忘れずにね♪ ふっふっふっふっ....

 

  ※1 リムーバブルフレーム
 ハードディスクを簡単に交換することができるようにするもの。
 ハードディスクを物理的に交換するので精神的に安心。私はデュアルブートは信用できないのだ。

※2 ホームページビルダーを購入してからは...
 話すと長くなるので、「パソコンって呼ばないで」2001年2月の「ふろんと ぺ〜じ えくすぷれすぅ〜」を参照してください。

※3 Windows98を捨てることに成功したのだ
 あと、Windows98を使うとしたら、ゲームのときくらいなんだけど、普段、私はPCでゲームはしないのだ。だから捨てることができたと言えよう。

※4 WOL
 Wake On LANの略。ネットワーク上からPCの電源を入れることができる機能。

※5 シャットダウン
 コンピュータの電源を切るための操作。

※6 キヤノンさんは私の期待に応えてくれましたよ
 これまた、話すと長いので「パソコンって呼ばないで」2001年3月の「復活のBJ F850」を参照してください。

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