パソコンって呼ばないで

2001年5月
(下から読んでね)

 

 

ベアボーンキットは意外といいかも♪ [2001/5/31]

 義父がコンピュータが欲しいとのことで、私が1台、作ることになった。私はコンピュータを自作機に切り換えてから8年近くになるが、ず〜っとケースは大きい方が便利と信じてきた。理由は拡張性が高いから。だから最初はミドルタワー※1、現在はフルタワー※2のケースを使っている。

 しかし今回、ちょっと気になるものがあった。
MicroATX/flexATXケースである。このケースは拡張性はほとんどない。5インチベイがひとつと、3.5インチベイが2つ。CD/DVDとフロッピーディスク、ハードディスクをそれぞれ格納すると残りのスペースはゼロ。次は増設するスペースがないので、交換しかない。

 だが、コンピュータの性能ががんがん上がっている状況なので、現在必要なものを今購入し、将来必要なものはそのとき考える。と、いうのも「あり」かな? って、考えるようになってきた。

 例えばハードディスク。今回30GBのものを購入した。このハードディスクの容量に不満を感じずにどれくらい使いつづけることができるだろうか? 過去の経験上、恐らく1年以上はもつ。その頃には2倍以上の容量を持ち、より高速にアクセスできるハードディスクが安価で購入できるだろう。新しいハードディスクを購入したとき、従来使っていたハードディスクを使うメリットはあるのだろうか? まぁメリットはないとは言わないが、そのために、常日頃からあんな馬鹿でかいケースを使って不便な思いをするのと、どっちがメリットが高いかだ。

 と、いうことで拡張性ゼロだけど、小さくて取り回しが楽な
MicroATX/FlexATXをチョイスすることにした。拡張性ゼロと書いたが、ノートパソコンより、はるかに拡張性は高い。ロープロファイル※3とはいえ、PCIスロットやAGPポートを装備しているし、CPUだってアップグレードできる。その気になれば、マザーボードも交換してしまうことができるのだ。極端な言い方をすると劣っているのは5インチベイ、3.5インチベイの数だけなのだ。

 で、今回、購入したのは
AOpen※4のベアボーンキット、BS2800※5。ケース、マザーボード、DVD、FDがセットになっており、あとはCPU、メモリ、ハードディスクを追加で購入すれば、コンピュータの出来上がりだ。

 組み立ては、むちゃくちゃ簡単。ケーブルは全て接続済みなので、ハードディスクを取り付けて、メモリを挿して、CPUを装着すればできあがり。あっという間に完成した。

 動作確認をすると、...速い。むちゃくちゃ速い。OSは
WindowsMeを選んだのだが、起動時間がむちゃくちゃ速いのだ。しかも音が静か。騒音はほとんど聞こえない。あ、DVD-ROMを使うとむちゃくちゃうるさいが(笑)。
 あと、ハードディスクのアクセス速度。速いのなんの。デフラグをしたら、あっという間に終わるのだ。
UltraATA/100の威力を実感した。う〜ん。それに比べて、私のコンピュータは...(超号泣)。

 

  ※1 ミドルタワー
 フルタワーとミニタワーの中間くらいのサイズ。机の上や下に設置する。5インチベイは3〜4つが多い。

※2 フルタワー
 ケースの中で最も大きいサイズ。机の下に設置する。5インチベイや3.5インチベイを豊富に備えている。

※3 ロープロファイル
 省スペース用のケースに対応した背の低い拡張カード。

※4 AOpen
 http://www.aopen.co.jp/を参照。このサイト、むちゃくちゃ遅いです。

※5 BS2800
 ここを参照。

 

1+1は2じゃない [2001/5/26]

 家庭用ゲーム機のメディアがROMカセット※1から、CD-ROM※2に移行してから、ゲームのボリュームはCD-ROM何枚組みかで判断するようになった。例えば、ファイナルファンタジーVIIは3枚組み、VIIIIXは4枚組みとシリーズを重ねるごとにボリュームアップしてきた。

 だから、
CD-ROM1枚組みだと、何となく寂しい。2枚組みの方が2倍楽しめるような気がする。しかし実際はそうではない。

 よく、こんな会話を耳にする。1枚目は長いが、2枚目は短い。3枚目はもっと短い。それはゲームに慣れてきたおかげで短く感じるのではない。事実、短いのだ。

 なぜ、そのようなことが起こるのか? それは1枚目の2枚目の共通して使われる部分が多いからだ。例えば、キャラクターの移動や戦闘シーン、レベルアップなどのプログラム部分、これは1枚目も2枚目も変わらないので、同じものが入っている。あと、キャラクターやモンスターのCG。1枚目と2枚目に共通して登場するキャラクターは、同じものを入れなければならない。町などの地形データもだ。

 しかし、無理に2枚目に入れなくてもいいんじゃないかというのも、多いのが事実だ。例えば、ゲーム起動時のオープニングムービー※3。そんなの1枚目で散々、見せられたものなので、2枚目に入ったら、誰もが即行、スキップするはず。
 そんなのは2枚目以降はカットして、即、メモリカードのロードデータを選択する画面にして欲しいものである。そんな無駄なデータを入れて、水増しされているようなゲームだと何となく、気分が悪い。

 あと、どうぜ、同じものを入れるんだったら、違うものに変更して欲しいというのもある。例えば、ファイナルファンタジーシリーズの召喚獣。プレイしたことがある人は分かると思うが、召喚獣を召喚すると、かなり長いムービーが再生される。シヴァ※4やイフリート※5など、前半に手に入れた召喚獣は後半でも利用するので、その分のムービーデータが2枚目以降にも入れる必要があるのだが、全く、同じムービーを入れるのはどうかと思う。

 どうせ入れるなら、2枚目は違うムービーにすると、もっと楽しめると思うのだが。1枚目の終わりごろに召喚獣がパワーアップするなんていうイベントを発生させて、2枚目以降はパワーアップした召喚獣のムービーが流れるなんていう、演出をしてくれたら、なおグッド♪

 昔は
ROMカセットだったので容量も限られていたので、同じモンスターでも色だけ変えて、違うモンスターとする※6などと、いろいろ工夫していたのだが、容量が増えたとたん、何となく手抜きのゲームが増えたような気がする。残念な話である。

 

  ※1 ROMカセット
 初代ファミリーコンピュータやスーパーファミコン、Nintendo64などで採用されている。容量の単価は高いが、読み取りが高速

※2 CD-ROM
 PlayStationなどに採用されている。容量の単価は安いが、読み取りが遅いのが欠点。

※3 ムービー
 いわゆる動画像データ。容量はむちゃくちゃ食う。

※4 シヴァ
 氷を自在に操る精霊という設定。色っぽい♪

※5 イフリート
 炎をまとった魔神という設定。マッチョです。

※6 
 DQとかで有名なワザですね。CD-ROMになっても相変わらずやってますが(笑)。


 

第2次 VAIO C1VJ Windows2000導入 [2001/5/22]

 ようやく、BIOSの書き換えに失敗して修理に出していた※1VAIO C1VJが直ってきた。修理内容を見ると「MBX-45 J/UC ASSY」不良のため交換となっている。どうやらマザーボードを交換したらしい※2。保障期間中だったので修理代は無料だったのが唯一の救い。あと、うれしかったのが、スティックのキャップが新しいものに交換されていた。スティックのキャップは消耗品でありながら、本体に2個しか付いてこないので、C1ユーザーには貴重なのだ。

 ハードディスクが出荷時の状態に戻っていたので、CドライブとDドライブに分けられている。まず、これをひとつにまとめよう。リカバリCDから起動して、パーティションをひとつにする指示をする。

 よし、リカバリ完了。今回は前回の失敗を活かして、アップグレードインストールを行う。その前にいらないアプリケーションを削除しておこう。どうせ使わないものは予め消しておいた方がいい。
Windows2000インストール中の問題発生も減るはずだ。

 よし、じゃ、さっそく、
Windows2000アップグレードインストールを...。あ、しまった。肝心のBIOSの書き換えを忘れていた。ぴっぴっぴっぴっぴっ...※3。 前回の苦い経験を思い出す。またBIOS書き換え失敗したら、けっこう笑えるなぁ※4。少なくとも「パソ...」のネタになる。
 ぴっぴっぴっぴっぴっ...。くぉ〜〜〜ん※5。あ、どうやら終わったようだ。うん、異常はない。成功だ。よしっ! 最大の難関を突破できたぞっ!

 で、
WindowsMeを起動して、Windows2000 CDをセットする。アップグレードインストールすることを指示して、NTFSに変換することを指示して、後は順調に作業はすすむ。Windows2000インストール完了♪
 それから
VAIO C1VJ独自のドライバをインストール。モーションアイ、使えるかなぁ。ぴっ! おっ! 動いた〜〜〜♪ うぅうっ、よかった〜〜♪

 その後、各種ドライバやアプリケーションソフトをインストールして、約3日でインストール作業完了♪ めでたし、めでたし♪

 で、使用感の方は、やっぱり
Windows2000だ・よ・ね。リソース不足に悩まずに済むし、WindowsMeより全然安定している。苦労した甲斐があったぜっ!

 あと、
WindowsMeより、スタンバイからの復帰が速いような気がする。てっきり遅くなるかなと思っていたが、ちょっと意外な副産物だ。だが、Jog Dial Utilityをインストールしてあると、スタンバイからの復帰が遅くなるようだ。どうせ、使っていないしということで、Jog Dial Utilityはアンインストールした。

 でも、一番、うれしかったのが、例の「くも※6」が
Windows2000でもプレイできることだったりして(笑)。

 

  ※1 
 くわしくは、パソコンって呼ばないで2001年4月の「希望と絶望を」をご覧下さい。

※2 
 「MBX-45...」のMBはマザーボードの略じゃないかという根拠から、そう考えました。

※3 
 前回も書きましたが、BIOSを書き換えている音です。

※4 
 ホントは全然、笑えないっす(涙)。

※5 
 電源の切れる音です。BIOSの書き換えをすると、自動的に電源が切れるんです。

※6 くも
 スパイダーソリティアのことです。WindowsMeから標準装備されました。ソリティアやフリーセルよりも、難しいので、けっこうハマリます。


 

左利きの人に愛の手を [2001/5/18]

 マイクロソフトのマウスと言えば、あのなすび型のマウスが有名であった。しかしWheel Mouse Opticalから左右対称の形になった※1。このことは私にとって非常に残念なことである。

 なすび型のマウスは明らかに右利きの人に合わせて作られている。右手で持った方がフィットするからだ。パッケージには「左利きの方でも操作感は変わりありません。」って、書いてあるけど、絶対うそだろう。だって、左のボタンの方が大きいし※2、そもそもお尻が左にくびれているあの形は、やっぱり左手では操作しにくい。

 そんな理由から、マイクロソフトも左利きの人のためにも左右対称にした方が使いやすいと判断したのだろう。しかし、それは間違った判断であると私は思う。じゃどうすべきだったのか? 右利き用と、左利き用の2種類のなすび型のマウスを発売すべきだったのではないかと考える。

 そもそも、人間の手は右手と左手では形が違う。だから道具もその形に合わせるべきだったのではないのか? 例えば野球で使うグローブである。ちゃっと右利き用と左利き用があるじゃないか※3。左利きの人が右利き用のグローブを使って、最高の守備ができるか? できっこない。道具のせいでエラー続出だろう。同じことがマウスにも言えるのではないのか?

 このような理由で困っている左利きの人は多いんじゃないのかな? ついでに言わせて頂くと、マウスの大きさも3種類に分けていただきたい。S、M、Lのようにね。
 コスト的に大変だというメーカー側の言い分も分かる。しかし、コンピュータを操作する上で、非常に重要な位置にあるマウスだからこそ、多少無理してでも実現して欲しいのである。

 え? あ、私は右利きです(笑)。(← 想像でモノを書いているヤツ)


 

  ※1 
 くわしくは、パソコンって呼ばないで2000年10月の「執念のなすび」を参照してください。

※2 左のボタンの方が大きいし
 と、いうことは頻繁に使う「クリック」がしやすいということ
   ↓
 と、いうことは、左のボタンは人差し指で操作するということ
   ↓
 と、いうことは右利きの人を前提に設計しているということ。

※3 
 左右どちらにも使えるグローブも存在するらしいが、使いにくいのに変わりはない。

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