パソコンって呼ばないで

2001年8月
(下から読んでね)

 

仮想と現実 [2001/8/31]

 私は車を運転するのが大好きだ。今はスカイラインR32を乗っている。ちなみに私が乗り継いだ歴代の車は、スカイラインジャパン、86トレノ、シルビアと、いった感じである。他にも運転してみたい車はたくさんあるが、資金面の問題などで不可能に近い。ま、それが現実世界ですな。

 しかし、今の時代はゲームで疑似体験できる。いわゆるレーシングゲームだ。私のお気に入りはグランツーリスモである。このゲームは、100車種、146グレードの車がゲームの中で運転できる。しかも、その車の性能や特性に合わせて、加速やハンドリングの性能が変わってくるのだ。市販されていた車の色も忠実に再現されているし、エンジン音も実車のものをサンプリングしたという芸の細かさである。

 ゲーム中で昔乗っていた車を運転すると、懐かしい思いになる。「あぁ、そういえば、トレノのエンジン音ってこんな感じだったなぁ。」って。ホントにすごいゲームである。

 そんなある日、私は実車で、バイパスを運転中にスピードを出しすぎていることに気付いた。ゲーム中ではレースだし、事故の心配もないので、思いっきりスピードを出す。その癖が実車を運転するときに出てしまったのだ。仮想と現実をごっちゃにしてしまったのである。いや、恐るべしである。

 そんなことを考えながら、私は減速したのだが、スピードメーターの割には妙に遅く感じる。いや、そんなことはない。これはきっと、ゲームに慣れて、スピード感覚が麻痺してしまったのだ。しかし、あまりにも遅く感じる。でも、周りの車の速度に合わせると時速120Kmくらいになる。ここはバイパスとはいえ、一般道である。そんなに速度を出したら、やっぱりヤバイだろう。う〜ん、今日はたまたまスピードを出す人がたくさんいるのかなぁ。う〜ん。でも現実世界でもスピード感覚をも麻痺させるとは、いろんな意味ですごいゲームだ。

 その後...、なんと私の車のスピードメーターが故障していたことが発覚したのだった(笑)。でもまぁ、仮想と現実がごっちゃになるというのは、恐ろしい話である。これからはゲームもどんどんリアルになっていくだろうから、注意しなければならないと感じる越後屋であった。

 ちなみにスピードメーターは修理で交換され、走行距離も0kmに戻ってた。わぁ〜い、新車になった〜と、意味もなく、喜ぶ越後屋であった。
 

 

 

  

スパム、スパム、スパム、スパム、スパム〜!! 2001 [2001/8/19] [2001/8/23 脱字修正]

 どうやら、スパムメールが社会問題になっているらしい。いわゆる携帯電話の迷惑メールだ。私はH”なので、迷惑メールの被害はほとんどない。しかし、私のまわりの友人はiモードのユーザーが多いので、そのうっとうしさはよく耳にする。

 まず、電話番号をそのままメールアドレスにしている人。ひどいと1日に10通以上、来るらしい。iモードはメールの受信の際にも通話料がかかるから、腹が立つ。欲しくもないメールに何でお金を払わなければならないのかと。

 送信者を指定して、メールの受信を拒否することも可能だが、スパムメールにはまったく無意味だ。相手は送信元のメールアドレスを変えることくらいお茶の子さいさいなのだ。

 そもそも、自分のメールアドレスを教えていないのに、なぜスパムメールが届くのか? やり方は単純である。「09000000000@docomo.ne.jp」から「09099999999@docomo.ne.jp」まで、100,000,000通のメールを手当たり次第、送るのだ。ま、実際には使っていない番号もあるので、数はもっと少なくなる。

 そこでNTTドコモはメールアドレスを変更することを勧めている。電話番号@docomo.ne.jpの電話番号の部分を好きな文字列に変更するというものだ。使用できる文字は英数字、_(アンダーバー)、.(ピリオド)、−(ハイフン)で、長さは3文字以上30文字以内である。

 これにより、使用できる文字は65種類となり、すべての組み合わせの数はかなり膨大な数になる。それにより、すべての文字の組み合わせを試すのはけっこうしんどくなる。しかし、完全に無意味な文字列のメールアドレスを設定するのは考えにくい。そこで、辞書を組み合わせた方法が考えられる。

 例えば、suzuki(鈴木)という単語に−aや、_a、01などを組み合わせてメールアドレスを生成してしまうのだ。これなら効率よく、スパムメールを送ることができる。恐るべしである。で、結局、メールアドレスを変更しても、あまり効果がないということになってしまう。

 じゃどうすれば、あのにっくきスパムメールを撃退することができるか? 一番、効果的な方法は受信するユーザーを指定してしまうという方法。指定したユーザー以外のメールは受信拒否にしてしまうのだ。この方法はメールを交換する相手が限られている場合に有効だが、多くの相手とメールを交換している人にとっては、実用性にかけるかもしれない。しかし、確実にスパムメールを撃退できる。

 あとは、先ほどの辞書アタックを想定して、わざとスペルを間違えるという方法。例えば、suzukiなら、suzkiとする。あるいは、su2ukiなどと、別の文字に置き換えてしまう。これで、多少はスパムも減るはずである。

 しかし、これでは、便利なメールが少々不便になってしまう。何より、根本的な解決になっていない。では、スパムメールはなぜ来るのかということを考えてみる。なぜ、スパムメールを送る人が後を絶たないのか? それは、スパムメールを送れば、確実に儲かるからだ。一度、スパムメールを送ると、数百万の収入が得られるという話を聞いたことがある。結局、ニーズがあるからスパムメールが存在するのだ。

 だから、我々ができる最大の防御は基本的なことだが、スパムメールが来ても、無視して削除するということなのだ。スパムメールが来たときに、面白半分で、紹介されたサイトを見たりしたら、相手の思う壺なのである。スパムメールを送っても、全然、儲からない。それどころか大赤字だ。そんな世の中になれば、スパムメールはなくなるはずである。こんな考えは理想すぎますか?

 あ、NTTドコモがメールの受信は無料にするというのが、一番の理想なんだけどね(笑)。
 

 

 

 

カタログからは読み取れない性能 [2001/8/14]

 今回、愛用のH”※1が機種交換可能になったので、feel H”※2に機種変更することにした。私は電化製品を買う前に、カタログをもらい、よく検討してから商品を選ぶようにしている。今回も各社のカタログを集め、検討した結果、PanasonicKX-HS100※3にすることにした。

 この機種にした理由はいくつかある。まず、一度に表示できる文字数が
feel H”の中で一番多いこと。私はメルマガをH”で受信して読んでいるので、表示できる文字数が多いのは助かる。

 二つ目の理由はこの機種は既にモデルチェンジを終えており、旧機種となっているので、価格が安いということ。何と10円だった(笑)。また、新しいモデルである
KX−HS110で変更になった機能は、SoundMarket※4に対応したこと、スケジュール機能が追加になったこと、目覚まし機能が3件まで設定可能になったことの3点のみで、どれも私にとっては必須の機能ではないということがある。

 三つ目の理由は、今まで使っていた機種が同じ
PanasonicKX−PH35S※5なので、操作方法が似ており、すぐに使いこなせると判断したからである。

 で、購入後、
feelsound※6や、壁紙の機能などを試したかったので、情報収集ということで、インターネット上で検索をかけた。すると、いろんなサイトが見つかったのだが、その中でも、興味を引いたのが、使った感想がまとめられているサイト※7だった。そのサイトでは、たくさんの人が各機種について「良いところ」、「悪いところ」のコメントが投稿されているのである。

 さっそく、私の購入した
KX−HS100のコーナーを読んでみると、いろんなことが分かった。実際のユーザーの生の声を聞くことができるので、とてもいい情報源である。つーか、買う前に調べろよ>私(笑)。特に「悪いところ」で目に付いたものとしては「漢字変換が遅い」という意見であった。変換をしてから1秒くらいフリーズするとか、あの遅さは致命的だとか、いろいろ怖い意見が書いてある(汗)。

 このように、カタログからは読み取れない性能というものがある。そんな情報を知ることができるインターネットはすごいと再認識する私であった。...と、ここでまとめが入って、終わりだと思ったでしょ? 実をいうと続きがあるのだ♪

 先ほどのサイトで、漢字変換が遅いという意見が多かったのだが、別にそんなに遅くないという意見も少なからず存在した。さっそく私も自分の機種で試してみたのだが、そんなに遅くない。ていうか、速度としては普通だ。なぜ、そのような食い違いが起こったのだろうか?

 ここからは、私の想像なのだが、同じ機種でも、中身が違うのではないかと睨んでいる。つまり、
Panasonicは漢字変換が遅いという不具合をこっそり直して、同じ機種名で販売し続けていたのではないかと考える。

 「まさか、そんなばかな」と思う方もおられるかもしれないが、実際、コンピュータの世界ではよくある話である。例えば
CPUは製造国、製造時期により、オーバークロックの耐性が大きく異なるし、同じマザーボードでもリビジョンによって、使用できるCPUも異なるし、同じリビジョンでも、BIOSのバージョンが異なることなど、よくあることだ。

 事実、カタログにもこう書いてある。「製品の定格およびデザインは改善等のため予告なく変更する場合があります。」 また某ゲームソフトは「○○(会社名)では、より安全で楽しい商品をお届けするために、常に研究・調査・改良を行っております。お買い上げの時期によって、同一商品の中にも多少の違いがある場合もありますのでご了承ください。」とパッケージに記述されている。

 昔は消費者同士の情報交換がほとんど、できなかったので、こっそりと性能が改善されていても、消費者は気付かなかったが、今はインターネットのおかげで、カタログでは読み取れない性能もある程度は分かるようになっている。メーカーとしてはやりにくい時代になったのかもしれない。

 では、我々消費者はどのようにすれは、はずれを引かずにすむのか? なかなか難しいところだが、今、できることは、新製品は発売直後に購入せず、少し様子を見るようにするしかない。私のように、モデルチェンジが終わった旧製品を選ぶというのもひとつの手だ。

 しかし、本音をいうと、発売後、こっそり直す必要がないくらい、完成度の高い状態になってから、発売に踏み切って欲しいと思うのだが、いかがなものであろうか?
 

 

 

※1 H”
 DDIポケットのPHSのブランド名。

※2 fell H”
 H”の性能をさらに改善したもの。主に映像や音が向上している。

※3 KX-HS100
 こんな感じです。


※4 SoundMarket
 センターから音楽などをダウンロードできるサービス。

※5 KX-PH35S
 こんな感じです。


※6 feelsound
 feel H”に搭載されている、リアルサンプリングPCM音源。けっこう、いい音。

※7
 ここです。
http://kamo.pos.to/dpoke/

  

コンピュータはカーナビの代わりになるのか?(後編) [2001/8/5]

 さてノートパソコンを利用したカーナビの使い心地なのだが、実をいうと私は専用のカーナビを使ったことがない。だから比較することができないのだ。期待していた人、ごめんなさい(汗)。

 まず、位置情報の精度だが、まぁまぁ使える方だと思う。たまに道からずれてしまうことがあるのだが、ほぼ正確な位置を示す。位置情報の誤差のために迷子になったとか、道を間違えたということは、今のところまだない。

 あと便利だと思ったのが目的地の到着予想時間が表示されること。実際よりも遅い時間を表示することが多いのだが、約束の時間に遅れそうになったりするときに、あと、どれくらいで到着できるかが先方に連絡できるので重宝している。

 だから実用性を考えるとそこそこ使えるレベルだと私は思う。だから知らない土地に遠出する時などは欠かせないものとなっている。

 さて、そろそろ不便な所を書こう♪( ̄ー ̄)にやりっ

 まず、接続が大変だということ。専用のカーナビならエンジンをかければすぐに使用できる状態になるのだが、コンピュータの場合はそうは行かない。まず電源を接続し、
GPSとコンピュータを接続して、Windowsを起動後、Navin’Youを起動。と、いった手間がかかる。出発前にちょっともたつくのだ。すぐに出発したいときにいらいらする。面倒だからちょっとした用事には使いたくなくなる。

 あと、すごく不便に感じるところは、詳細地図といっても、郊外になるとかなりいいかげんな地図になることだ。私が追加購入した「中部詳細版」には新潟市が入っているのだが、新潟市全域が入っているわけではないのだ。これはちょっとがっかり。
CD-ROMの容量を見ると、まだかなりの余裕がある。それにもかかわらず、収録されていない地域がたくさんあるということは手抜き以外の何物でもない。

 現在、新しい地図CDが発売されているが、そちらの方はどうなのだろうか? 地域は多少、拡大されているようだけど。パッケージを見ただけでは、どの範囲まで網羅されているかが分かり辛いのも不満が溜まる。つまり自分が住んでいる地域の詳細地図が掲載されているかどうかは、購入してみないと分からないのだ。う〜ん(怒)。

 あと、専用のカーナビはそれなりにタフに作られているが、ノートパソコンはそこまで頑丈じゃない。だから、駐車してエンジンを止めたりするときは、車内温度がむちゃくちゃ高くなるので、ノートパソコンがぶっ壊れてしまう。だから、いちいちノートパソコンを持って歩かなければならないのだ。

 仕事に使うときは当然持っていくから問題はないのだが、遊園地などのレジャーに行くときもノートパソコンを持っていかなければならない。いくら
C1が軽いといっても、やっぱり邪魔なんだよね〜。

 あとね〜(何か文句ばっか)、狭い車内でノートパソコンの置き場所に困ってしまう。助手席が空いているならそこに置いておけるけど、人が乗っているときはその人に持っていてもらわなければならない。でもノートパソコンって結構熱くなるから、膝の上にずっと置いておくと、辛いんだよね〜、熱くて。どこかにスマートに取り付ける場所があればいいんだけどねぇ。

 と、まぁいろいろ文句を書いたが、そこそこ、使えるし、導入も安価にできたし、私はまぁまぁ満足している。今度、ソフトウェアの改良により、どんどん使いやすくなって欲しいものである。そのためには、ソニーの継続的なサポートが必要だ。大金、払ったんだから、ソニーさん、頼みますよぉ〜♪
 

 

 

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