Mとの出会い

1979年11月、小学6年生だった僕は、友人の友人に「ポップ・ミューヂック」のテープを聞かされ、「なんなんだ!この音楽は?!」ととても衝撃を受けました。 それまでも色々な音楽を聴いてきましたが、Mの「ポップ・ミューヂック」には、それまでの音楽にはない何か麻薬的な要素を含んでいるように思えました。 しかし、その時はその友人には曲名も歌手名も教えてもらえませんでした。

12月の下旬にFM放送で、「ポップ・ミューヂック」ではないけれど、何か雰囲気が似ている曲がかかりました。FMの番組表を見るとそこには「M集」と書いてありました。「Mとは何だ?」という思いがうずまきました。

翌年、ポップ・ミューヂックを聞かされた友人から、「例の曲は、ニッポン放送のポップスベストテンでかかっていたよ」という情報を教えてもらい、次の日曜日に、期待しながらそのポップスベストテンを聞きました。 しかし待てども待てども出てこない。「もしやもう圏外では?」という心配から、その週の11位〜20位の紹介は注意深く聞きました。 すると「13位 ポップ・ミュージック M」という紹介がありました。曲自体はかからなかったので、全く確信は持てないものの、「もしかするとあれはポップ・ミュージックなのかもしれない」と思うようになりました。

その後、デパートのレコード売り場で、まさに「ポップ・ミューヂック M」というシングルを見つけ、店員に頼んでそのレコードをかけてもらいました。 イントロ部は「あれ?違うかな?」と思ったのですが、次の瞬間「これだ!」と思いました。ついにあの曲を見つけたのでした。

それ以来僕はMの大ファンで、今でも時々Mの曲を聞いています。


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