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CVS HOWTO

Yoshio Shimamura <yoshios@green.ocn.ne.jp>

v1.0, 14 September 2000
この文書は、CVS についての HOWTO です。 この文書の最新版は http://hp.vector.co.jp/authors/VA004572/index.html から入手可能です。

Index

0 概要

1 基本的な使い方


0 概要

CVSは、プログラムのソースコードバージョン管理システムである。ソースコードだけではなく、WWWコンテンツなど様々な文書を複数の人が編集する場合にも役立つ。

CVSの1次配布サイト

1 基本的な使い方

1.1 CVS利用の準備

CVSの利用には、準備が必要です。
$ cd
$ mkdir cvs
$ export CVSROOT=~/cvs
$ cvs init

1.2 CVSに登録

CVSの管理ファイルに登録する。 CVS importコマンドの書式は次のとおり。
cvs import <repository> <vendor-tag> <release-tag>
次の例は、~/devel/c/hogeのファイルをhogeというリポジトリ名で登録している。 vender-tagとrelease-tagは自由に設定できる。
$ cd ~/devel/c/hoge
$ ls
Makefile README.HOGE main.c
$ cvs import hoge ys start

1.3 作業用コピーを取得

リポリトジから、作業用コピーを取得するには、次のようにします。
$ cd ~/work/cvs
$ cvs checkout hoge

1.4 編集結果の反映

編集結果をリポリトジに反映させるには、次のようにします。
$ cvs commit -m 'comment'
commentには、変更部分に関するログメッセージを記述します。省略した場合には、エディタが起動して、ログメッセージを入力することができます。ログメッセージには、作業内容を簡潔に記述するようにします。

1.5 作業用コピーのアップデート

作業中に他の人が、ソースを変更する可能性がある場合には、アップデートを行う必要があります。
$ cvs uupdate
conflictが発生した場合には、CVSは、ソースの中の競合部分に競合情報を付け加えて、利用者に委ねます。
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