この文書は、GNUの公式ドキュメントを訳したものではなく、筆者が初心者を対象として独自に作成したものです。
より詳細な情報が必要な場合には、Infoコマンド等で、The GNU Texinfo.を参照してください。
Texinfoは、GNUの標準的なドキュメントシステムで用いられるファイルです。1つのソースファイルから、オンライン・ドキュメントとプリント・ドキュメントの両方を作成することができます。
Infoファイルを作成するには、makeinfoユーティリティを使うか、Emacsでtexinfo-format-bufferコマンドを実行します。makeinfoユーティリティに--htmlオプションを与えれば、HTML形式のファイルを作成することができます。
プリント・ドキュメントの作成については割愛します。
Texinfoファイルは、プレーンなASCIIテキストファイルです。中身は、テキストとタイプセットを表す@で始まる@-commandsからなります。
一般的には、Texinfoファイルは最低次の6つの部分から構成されます。
Texinfoファイルの拡張子は、慣例により次のものが使用されています。
\input texinfo @c -*-texinfo-*- @c %**start of header @setfilename texi-dist.info @settitle Texinfo Skelton @setchapternewpage odd @c %**end of header @ifinfo This is a skelton of a complete Texinfo file. Copyright @copyright{} 2000 Yoshio Shimamura @end ifinfo @titlepage @sp 10 @comment The title is printed in a large font. @center @titlefont{Sample Title} @c The following two commands start the copyright page. @page @vskip 0pt plus 1filll Copyright @copyright{} 1990 Free Software Foundation, Inc. @end titlepage @node Top, Chapter 1, , (dir) @comment node-name, next, previous, up @menu * Chapter 1:: 第1章 * Index:: 索引 @end menu @node Chapter 1, Index, Top, Top @comment node-name, next, previous, up @chapter 第1章 @cindex Sample index entry 第1章のコンテンツ @node Index, , Chapter 1, Top @unnumbered Index @printindex cp @contents @bye